本校は、平成16年4月1日に、釧路市立弥生中学校と釧路市立東中学校が統合して、新生「釧路市立幣舞中学校」として開校した学校です。
両校は釧路市内でも最も古い、各々57年の歴史と伝統をもった中学校でしたが、近年の全国的な傾向でもある「少子化」の波には勝てず、地域の理解と協力を得て、統合に至りました。
その伝統は、昭和22年に釧路市初の新制中学校として南中学校(旧弥生中学校)が現在の本校の所在地に、
東中学校が現在の教育大学釧路校のある城山の地で共にスタートしたところから始まります。
昭和26年には東中学校は学芸大学釧路分校(現教育大学釧路校)代用附属中学校となった時代もありました。
昭和28年に、当時の南中学校の校舎の一部を間借りする形で、東中学校が現在地に移転しました。
その後南中学校が弥生町に移転し、校名を「弥生中学校」に変更しました。
平成16年4月からその両校が統合することになり、「縁」の不可思議さには感慨深いものがあります。
本校は、南に太平洋、北に阿寒岳を望む釧路市の東南の高台に位置します。
周辺には鶴ケ岱、春採の二つの公園があり、眼下に眺めることのできる春採湖には天然記念物のヒブナも生息する、自然環境に恵まれた地域です。
校区には住宅地が多く、また、小・中・高・大の各学校や図書館、博物館、埋蔵文化センター、生涯学習センターなどがある
釧路市の文教地区であり、教育環境にも恵まれています。
釧路市が輩出した建築家の毛綱毅曠氏の設計による斬新な校舎のもと、充実した中学校生活を目指し、
生徒・教師ともに努力を重ね、高い成果をあげています。