【ジョブカフェ~なぜ仕事をするのか?~】

 3日(木)にジョブカフェが行われました。「グループホーム『かがやき』」の今井氏、「ダンススタジオ『ECSTATIC!!』」の長谷川氏、「ノーザンレストラン『ポーカー』」の中村氏がそれぞれの仕事におけるやりがいや苦労などをオンラインで語ってくれました。3氏とも様々な背景や状況の変化を乗り越えて現在の仕事を頑張っていることを伝えてくれました。本校では全校生徒が3氏の話にメモを取りながら熱心に聞き入っていました。3学年の生徒からは「昨年度もこのジョブカフェに参加しましたが、違う職種の方から仕事のやりがい等について話を聞けることは貴重な機会です。自分はもしかすると、あと3年すると社会に出ているかもしれないので、3氏の話はとても参考になりました」と話していました。2学年の生徒からは「現在、自分たちは仕事が地域のためにどのように役立っているのかについて勉強していますが、3氏の話を聞いて、真面目に努力していくことが知らず知らずのうちに地域の役に立つことが分かりました」、1学年の生徒からは「昨年度、小学校でもいろいろな職業の人たちが学校に来て、仕事の面白さなどを教えてくれましたが、テーマを明確にして話を聞くと、働くことがとても大切なことだと分かりました」などの声が聞かれました。24日(木)、25日(金)には、職場探究学習が予定されています。ジョブカフェの学びの成果を生かして、充実した2日間にしてもらいたいと思います。

 

【1学年遠足~unity~】

 1日(火)に1学年の遠足が行われました。朝から霧雨が舞う天気で実施が心配されましたが、出発の時間が近付くにつれ青空が覗き、絶好の遠足日和になりました。体育館で出発式が行われ、プログラム委員長の松崎光希君が今回の遠足のスローガンである「unity」に基づいて、全員で楽しく学び協力し合おうとメッセージを送りました。その後、生活代表委員長の川嶋凛咲さん、学習代表委員長の五十嵐唯蒔君、保健美化代表委員長の大下優心君、しおりレク代表委員会副代表委員長の伊藤來輝君が、それぞれの代表委員会における留意点等を伝えてくれました。最後に学年主任の田村教諭から学びの多い遠足にするために大切にしたいことについてお話がありました。今年度の遠足は、釧路市立博物館において展示を見学した後、千代浦マリンパークに行って昼食(焼肉)を堪能するという楽しみが満載の一方で過酷な内容になっています。全員が最後まで歩き切り、スローガンを達成してほしいと思います。

 

【研究授業~教育実習生、授業づくりの成果~】

 26日(木)4時間目に2学年1組において、春藤教諭の研究授業(数学)が行われました。春藤教諭は実習の2週目から中村教諭の指導の下、授業を担当しています。当初は、発問しても生徒からの反応が薄かったり、進行が早過ぎてチャイムがなる前に授業を終えてしまったり、逆に時間が足りなかったりと苦労の連続でした。しかし、授業や学級活動を通して生徒たちのことを知る努力をし、毎日、放課後、1階の会議室(教育実習生の部屋)にこもり、中村教諭と当日の授業を反省し、見付かった課題を解決するための方策を考え翌日の授業の準備を繰り返してきました。先週ぐらいから、生徒との信頼関係も築かれ、生きた対話が成り立つようになり、授業が充実していきました。学習内容について生徒が理解するためにはどうしたらよいのか、毎日、試行錯誤の連続でした。そして迎えた本日の研究授業、生徒たちとの信頼関係が築かれているので、生徒たちは安心して授業に参加していました。春藤教諭が提示する教材も生徒たちが自然に思考する工夫が見られ、生徒たちの学習意欲が高まっていく様子が分かりました。予定していた時間内に、予定していた指導事項がまとめられ、生徒たちのノートや発言から、確実に学習内容が身に付いた様子が見て取れました。教育実習の成果が全て発揮された見事な授業でした。本日で研究授業は終わりますが、これまでの学びの上に、大学での学びを積み重ねて、授業で勝負できる教師になってほしいと思います。まずは研究授業、お疲れ様でした。

 

【離任式~教育実習終了~】

 27日(金)に臨時の全校朝会が行われました。その中で、教育実習生として本校で学んでいた春藤優至さんの離任式が行われました。春藤さんは挨拶の中で、教育実習の約1か月を振り返り、様々な活動(授業づくり、学級づくり、行事への関わり方など)における成果と課題を語ってくれました。特に授業においては、なかなか自分が思い描く授業にならず悩んでいたときに、生徒たちから「先生、頑張ってください」と声を掛けてもらったことで勇気をもらったと述べていました。そして、最後に、近い将来、教師になるという決意を力強く宣言してくれました。今、教師を志す若者が少なくなっています。そして、全国各地の学校で教師が足りなくて困っています。一人の若者が教育実習を通して、教師を志すことを決意してくれたこと、とても嬉しく思いました。そして、その決意の後ろには、そのきっかけを創ってくれた生徒たちの姿があったのだと思います。春藤さんのこれからの頑張りを応援するとともに、教育実習生の春藤さんが安心して学ぶことができた環境を創ってくれた生徒の皆さんに感謝したいと思います。

 

【後期生徒会役員認証式~後期の学校づくり、お願いします~】

 30日(月)に全校朝会が行われました。その中で、後期生徒会役員の認証式が行われました。後期生徒会役員は、会長に高橋優斗君(2-1)、副会長に松本琉生君(2-2)、松崎光希君(1-2)、役員に神長絆那さん(2-1)、福士結凪さん(1-2)です。24日(火)に行われた演説会で本校をどのような学校にしたいのか、そのために生徒会役員として何をするのかを全校生徒に対して全力で訴えました。そして、全員が信任されました。ステージ上で一人一人に認証状を手渡しましたが、全員が目で学校づくりのリーダーとしての思いを伝えてくれました。前期生徒会は3学年の生徒が中心となって、自走する生徒会として松茂町との交流会を自分たちで企画し運営してくれたり、各専門委員会と連携・協働して学習習慣の確立に向けた取組を推進したりしてくれました。是非、その姿を参考にして、生徒たちの先頭に立ち、本校を更によい学校にしていってほしいと思います。5人のリーダーシップに期待しています。

 

【学校経営指導訪問~更なる学校経営の充実を~】

 30日(月)に、小川一法義務教育指導監(釧路教育局)と本川指導参事(釧路市教育委員会)が学校経営指導訪問のために来校されました。本訪問は教育行政の視点から学校経営の状況を見極め、更なる学校経営の充実を図るために、年間2回(1回はオンライン)実施されます。最初に、5時間目の全学級の授業を参観していただきました。各学級で普段とおりの生徒と教師で創り上げる授業が行われていました。小川義務教育指導監、本川指導参事からは、生徒たちが前向きに学習に取り組む姿は秀逸であること、教員は生徒のためによい授業を提供しようと各種の工夫が見られ素晴らしいこと等の評価をいただきました。本校として最も大事にしている日常授業について評価をいただいたことは、校長としてとてもありがたく思いました。その後、授業改善、人材育成、働き方改革、コミュニティ・スクールについて協議を行いました。人材育成については、「本校は人材の宝庫なので、管内教育を牽引するリーダーを育ててほしい」、「管理職として学校をマネジメントできる人材が多くいることから、管内の学校改革に尽力する教員を輩出してほしい」との要請を受けました。一方で、働き方改革については、多くの教員が長時間勤務を余儀なくされている実態があることから、働き方改革の背景や趣旨を改めて全体共有するとともに、校長として具体の対策を講じることを指摘していただきました。今後の学校経営の改善に向けて、貴重な指導助言をいただきました。明日から10月に入り、後期が始まります。学校改善を加速させる貴重な時間となりました。

 

【北中音楽祭~Be one 最高の仲間たちと共に~】

 13日(金)に本校体育館において北中音楽祭(KMF)が開催されました。9時30分に開場となりましたが、開祭式が始まる頃には140席用意した保護者席はほぼ埋まり、ギャラリーにも50名を超える保護者や地域の皆さんの姿を確認することができました。平日にもかかわらず、これだけ多くの皆さんに御来校いただいたこと、心から感謝を申し上げたいと思います。生徒会書記局の開祭宣言で予定通り音楽祭が始まりました。開祭式で生徒会長の岩渕佳鈴さんは「学年を超えた絆」についてメッセージを届けました。まさにこれまで全校が目指してきたゴールについての内容で、この後の素晴らしい合唱の布石になるメッセージでした。縦割り合唱B(1-22-13-2)の「この地球のどこかで」に始まり、縦割り合唱A(1-12-23-1)の「With You Smile」、特別支援学級の手話合唱の「愛は勝つ」、学年合唱(1学年)の「明日へ」、学年合唱(2学年)の「輝くために」と続き、最後は学年合唱(3学年)の「Heart & Heart」が締めくくってくれました。どの合唱も学年の、学年を超えた「絆」が実感できる内容でした。特に、最後の3学年の合唱は、まさに「圧巻」でした。保護者席を見てみると、涙を流しながら生徒たちの合唱に聞き入っている保護者の方が複数名いらっしゃいました。「認め合う」という高い目標を掲げ、それを達成した生徒たちは本当に立派でした。そして、本校の新しい歴史を創り上げてくれました。たくさんの感動を届けてくれた生徒たちに感謝です。

 

【リハーサル~音楽祭に向けて~】

 12日(木)に音楽祭に向けてのリハーサルが行われました。体育館のステージに演台が組まれ、フロアには保護者用の椅子が並べられています。最初に、縦割り合唱のリハーサルのため、3年2組、2年1組、1年2組の生徒が体育館に入ってきましたが、一様に緊張していたように思います。3年2組の下津君の指示で全員がステージに上がりました。指揮者の青木さんの指揮に合わせて、近藤さんのピアノ伴奏が始まると同時に、緊張感は取れ、一気に本気モードの合唱が始まりました。続いて、3年1組、2年2組、1年1組のリハーサルが始まりました。指揮者の福岡君、ピアノ伴奏の岩渕さんリーダーシップの下、こちらも見事な合唱を披露しました。続いて、3学年、2学年、1学年の順番で学年合唱のリハーサルが行われました。どの学年も完成度がとても高いと感じました。練習が始まって約3週間、生徒たちはどうすれば気持ちを合わせて歌うことができるかを模索してきました。合唱のスキルではなく、心を合わせることに心を砕いていました。まさに今回の音楽祭のねらいをどうすれば実現できるのかを追究していました。リハーサルの生徒たちの姿から、明日の本番が楽しみになりました。保護者、地域の皆さん、明日の音楽祭、是非、お楽しみにしてください。

 

【全校朝会~表彰、MSP】

 9月2日(月)に全校朝会が行われました。最初に表彰が行われました。陸上競技部の山根愛結さんは通信陸上競技会において110mhで、同じく松崎光希君は釧路地区新人陸上競技会において100mhで、それぞれ優秀な成績を収めました。吹奏楽部は釧路地区吹奏楽コンクールにおいて、金賞と奨励賞を受賞しました。部を代表して春名惟千子さんと海藤結衣さんが賞状を受け取りました。続いて、生徒会書記局の渡部菜花さんから「MSP」について連絡がありました。「MSP」とは、Make Smile Project のことで、音楽祭の取組を通して、学級の仲間のよさを見付けて、認め合おうというものです。もともと3年1組で取り組んでいましたが、それを全校に拡大して取り組んでみようということです。先週から音楽祭の取組が本格化しています。学年、縦割りでの練習が進んでいますが、ちょっと練習を覗いただけでも、たくさんの「よいところ」が発見できます。生徒たちならもっと多くのよいところを発見できると思います。頑張っている仲間を見付け、認める、このことが広がっていけば、本校は今以上に生徒たちにとって居心地のよい場所になると思います。企画してくれた生徒会書記局に感謝するとともに、生徒たちが仲間のどんなよいところを見付け、認め合うことで、学校がどのように変容していくか楽しみです。

 

【釧路市子どもミーティング~つくろう新しい釧路市を~】

 8月31日(土)に釧路市生涯学習センターにおいて、「釧路市子どもミーティング」が行われました。今年度のテーマは、「釧路市の未来について~つくろうあたらしい釧路市を~」であり、市内の中学校と高等学校(北陽高等学校)の代表生徒が4つのグループに分かれて、釧路市役所、釧路市PTA連合会、釧路市連合町内会の方々と未来の釧路市について協議を行いました。本校からは生徒会長の岩渕佳鈴さんが参加し、他校のリーダーと意見を交わしました。本校では総合的な学習の時間において、「君たちは地域のためにどう生きるかプロジェクト」を行っているので、まさにタイムリーなテーマでした。各グループからは、釧路市の特産品を集めた贈答品をつくってはどうか、北大通の空き店舗を若手経営者に格安で貸し出してはどうか、古い建物を再利用して街に人が集まる場所をつくれないか、釧路市の名所をめぐる交通網を整備してはどうかなど、中学生、高校生らしいユニークな意見がたくさん出されました。一つでもよいので、実現してもらえたらと思いますし、数年後に、中学生、高校生が自ら実現してもよいですよね。最後に会場に詰め掛けた保護者や教職員など、全員で「くしろ子ども宣言」を宣誓して終了しました。

 

【中央図書館職員巡回派遣事業~充実した図書室づくり~】

 8月28日(水)の放課後に、「中央図書館職員巡回派遣事業」が本校の図書室で行われました。これは、中央図書館の職員の方が市内の全ての中学校を巡回し、充実した図書室の環境づくりについて、教員や生徒にアドバイスをしていただく事業です。本校には、平木和代氏と石川富美子氏に来校いただき貴重なアドバイスをいただきました。当日は図書専門員会の生徒たちも参加し、平木氏から全校生徒にとって来室したくなる図書室の構成等について講義を受けた後、実際に自分が推薦する図書を紹介する「ポップづくり」に挑戦しました。平木氏と石川氏が生徒たちの間を回って、「字の太さを○○すると見やすくなるよ」、「端的に本のよさを紹介するためには○○が有効だよ」など、適宜アドバイスをしてくれました。生徒たちはアドバイスを聞いて、オリジナルのポップを完成させていました。学校の図書室は情報発信の基地としてなど、生徒たちの充実した学校生活を演出するため大切な役割があります。本事業を通して確実に本校の図書室が全校生徒にとって更に使いやすく、魅力的な場所になったと思います。なお、本事業の様子を釧路市教育委員会の教育委員の皆さんが視察に訪れました。山口委員から、図書室のレイアウトや生徒が読書を好きになる工夫など、たくさんのことを評価していただきました。

 

【教育実習生着任式~学ぶ姿に期待~】

 26日(月)、2学期始業式に引き続き、教育実習生の着任式が行われました。北海道教育大学釧路校3年生の春藤優至(しゅんどう・ゆうし)さんが28日(水)から9月27日(金)までの約1か月、教員になるための実践的な実習を行います。所属学級は2学年1組(学級担任:高坂義隆教諭)、教科指導は中村繁人教諭(数学)が担当します。春藤さんは、昨年度までフィールドとして本校での実習を経験していて、学校の雰囲気や生徒たちの様子は大方理解されているので、アドバンテージがある中での実習開始になります。しかし、今回は、教科担任として、自分で授業を行ったり、学級担任として音楽祭の準備に携わったりするなど、実習内容がより実践的になります。長い期間になりますが、高坂教諭、中村教諭をはじめ、全ての教員から多くのことを学んでほしいと思います。そして、春藤さんが学ぶ姿は、生徒たちにとって学ぶモデルになると考えています。頑張ってほしいと思います。教員不足は全国的な課題です。そんな時代に教員を目指す春藤さんは、本道教育の充実に向けて貴重な存在です。学校としても全面的に応援していきたいと思います。

 

【2学期始業式~自ら進んで取り組む~】

 26日(月)に2学期始業式が行われました。当日、登校時は雨模様だったので、少し心配でしたが、多くの生徒が元気な表情で体育館に集まったので一安心でした。夏季休業期間中、宮崎県で大規模な地震が発生したり、豪雨により東北地方で甚大な被害が報告されたりと、何かと命に関わる出来事が多かったですが、本校については、そのような案件の報告はありませんでした。生徒たちが自分たちの安全をしっかり考えて行動してくれたのだと思います。また、保護者や地域の皆さんが見守ってくれたおかげであると認識しています。夏季休業期間中もたくさんの生徒たちが活躍してくれました。ボランティア部が地域の方々と連協・協働して学校周辺の環境整備をしてくれたり、元木君(水泳部)、山根さん(陸上競技部)、内田君、門脇君、湯原君(卓球部)が全道大会において管内を代表して試合に臨み素晴らしい成績を収めてくれたり、吹奏楽部が地区コンクールにおいて金賞を獲得、さらに奨励賞に選出されたりしました。総合的な学習の時間における「ハローワーク」においては、緊張しながらも各企業の面接に臨み、立派な受け答えが評判になりました。先週の金曜日には、生徒会書記局が企画・運営した「俺達ズッ友☆釧松交流会!!!」が行われ、40名を超える生徒たちが参加し、松茂町の中学生を温かく迎え入れてくれました。2学期はたくさんの学校行事があります。そして、3学年生徒にとっては進路決定の大事な時期を迎えます。各種活動に生徒たちは、1学期同様、自ら進んで取り組んでいきます。そんな生徒たちを、学校としてしっかり応援していきます。2学期もよろしくお願いします。

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【俺達ズッ友☆釧松交流会!!!~松茂中生、来校~】

 23日(金)に徳島県松茂町から松茂中学校の生徒38名が来校し、本校生徒と互いの校歌披露やご当地クイズなどを通して交流しました。本交流の実施に当たっては、生徒会書記局が企画・運営の全てを担当してくれました。書記局の生徒たちは、5月から本格的に動き出しました。毎日の昼休みを活用して、交流のねらいや、ねらいを達成するための取組は何をするのか、交流会の名称をどうするか、どのように参加生徒を集めるかなどについて綿密に打合せを重ねていきました。そして、6月の職員会議で交流会の実施要項を提案し、先生方からの多くの質問にも的確に回答していました。夏季休業期間中も再三、学校に集合し、必要なグッズを作成したり、会場設営のシミュレーションをしたり、リハーサルをしたりするなど頑張っていました。書記局の呼び掛けに50名ほどの生徒が賛同し、当日は8時に学校に集合し、全員で会場準備などに当たっていました。9時過ぎに松茂中学校の生徒が到着すると、多少の緊張はあったものの温かく迎え入れ、体育館に誘導しました。最初に生徒会長の岩渕佳鈴さんが、交流会の名称の由来を加えながら歓迎の挨拶をしました。その後、互いの校歌を披露し合ったり、ご当地クイズに回答し合ったりしながら、交流を楽しみました。引率で来校された松茂町教育委員会の谷本富美代次長から「本町の生徒たちを温かく迎え入れてくれた北中学校の生徒の皆さんに感謝します。ありがとうございました」という言葉をいただきました。夏季休業期間中にもかかわらず、交流会に参加してくれた生徒の皆さん、そして、最後まで相手意識をもってねらいの達成を目指して頑張った生徒会書記局の皆さん、本当に立派な姿勢でした。皆さんは本校の誇りです。

 

【1学期終業式~脚下照顧~】

 26日(金)に1学期終業式が行われました。77日間のいつもよりも少し長い1学期でした。終業式の中で、「脚下照顧」の話をしました。これは「自分の足元を見よ」という意味ですが、よく「自分のこれまでの行いを振り返ってみる」ときにも使われます。終業式の後に各学級に戻り学活が行われ、その中で通知表が配付されます。通知表に示された評価・評定から自分の1学期を振り返ってほしいと思いました。各教科とも3つの観点(①知識・技能、②思考・判断・表現、③主体的に学習に取り組む態度)で評価が行われ、その評価を踏まえて5段階で評定が算出されます。自分が想定した評価・評定と教師が付けた評価・評定のギャップを大事にしてほしいと思いました。「○○先生はどうして私に~の評価をしたのか」、このことを考えることが1学期を振り返ること、つまり、「脚下照顧」になると考えました。最後に、30日間の夏季休業において、1・2学年のお生徒には、1つでもいい、小さくてもよいので目標をもって夏季休業を過ごしてほしいこと。3学年の生徒には3人称ではなく1人称を大切にしてほしいと伝えました。つまり、自分のためにたくさんの時間を使ってほしいということです。全員が有意義な時間を過ごし、8月26日(月)に元気な姿で学校に戻ってきてほしいと思っています。保護者、地域の皆さんにおいては、夏季休業期間中、生徒たちを見守っていただければと思います。よろしくお願いいたします。また、1学期の本校の教育活動に御理解・御協力いただいたことに心から感謝を申し上げます。

 

【全校朝会~中体連結果報告会~】

 22日(月)に1学期最後の全校朝会が行われました。この日は、中体連釧路地区大会に出場した部活動の主将が、自身の部の戦績を報告してくれました。陸上競技部の山根結愛さんは部全体の大会での状況とともに、週末から函館市で行われる全道大会に臨む決意を述べました。卓球部の湯原瑛太君は大会を総括するとともに、8月初旬に稚内市で行われる全道大会に臨む決意を述べました。バレーボール部の近藤桜羽さん、男子バスケットボール部の重森郁人君、女子バスケットボール部の森脇綾香さんは、自身の部の戦績とともに、これまで支えてくれた保護者や教職員、仲間たちに感謝の言葉を伝えていました。その後、水泳部の元木大賀君が札幌市で行われる全道大会に臨む決意を表明しました。そして、吹奏楽部の春名惟千子さんが週末に市内で行われる管内吹奏楽コンクールに臨む決意を述べました。

中体連釧路地区大会を終えて、全校生徒に戦績を報告している主将たちの表情からは「全力を出し切った」という思いが伝わってきました。日常の厳しい練習や真剣勝負で臨んだ大会から多くのことを学んでくれたのだと思います。今後の学校生活はもとより、人生にも生かしてほしいと思います。元木君、吹奏楽部の皆さんの健闘をお祈りしています。

 

【パネルディスカッション~未来の地域づくりを考える~】

 20日(土)に、総合的な学習の時間「君たちは地域のためにどう生きるかプロジェクト」の一環としてパネルディスカッションが行われました。本校代表の5名の生徒(五十嵐唯蒔君(1学年)、松本琉生君(2学年)、髙橋優斗君(2学年)、山根愛結さん(3学年)、高橋陸人君(3学年))と、市内の企業経営者の3名の皆さん(五明龍哉氏(株式会社『五明』)、八幡好洋氏(株式会社『プライムネス』)、舟木夕紀氏(有限会社『舟木米穀店』))が仕事を通した地域づくりについてディスカッションを展開しました。生徒たちから「この職業に就くまで」、「現在の仕事と地域との関わり」、「自身の事業とこれから」の内容について質問が繰り返され、五明氏、八幡氏、舟木氏は、それぞれの立場で生徒たちの質問に向き合ってくれました。そして、仕事と地域との関わりについては、将来の地域の創り手となる生徒と現在進行形で地域づくりに取り組んでいる皆さんの間で、熱い議論が展開されました。釧路という地域が大きな可能性を秘めていること、自分の住む地域に誇りをもつこと、様々なことに挑戦して視野を広げること、外から自分が生まれ育った地域を見つめてみることなど、多くの貴重な考え方に触れることができたと思います。3氏はパネルディスカッション後、各教室を訪問してくれてパネリスト以外の生徒たちの質問にも丁寧に答えてくれました。将来、地域のために何ができるのか、生徒たちにとって、そのための課題をつかむきっかけとなる機会となりました。


 

【思春期講座~「性」について考える~】

 18日(木)に2学年生徒を対象に「思春期講座」が行われました。釧路市役所健康推進課保健師の青木氏を講師として、「自分で決めよう『性』と『生』」をテーマに講話や演習が行われました。最初に、「思春期」についての説明がありました。4つの性(体の性、心の性、好きになる性、表現する性)やLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニング)など、不断、耳にしている言葉ですが、その詳細については知らない生徒も多く、真剣な表情で説明に聞き入っていました。続いて、女子と男子の体の特徴について、スライドに基づいて説明が行われました。リアルな内容も多くありましたが、ここでも集中して話を聞く姿が見られました。思春期の心の変化については、自分の中に、子どもの自分と大人の自分が存在していること、そして、このことが大人に近付いている証拠であると解説され、大いに納得している生徒が多くいました。次の演習では、胎児人形を実際に活用して、母親の体の中で、どのように赤ちゃんが育つのかを学びました。生命がどれほど尊いものであるかを実感した生徒が多くいたようでした。相手を好きになる気持ちは、相手を思いやることであること、また、性について考えることは、自分の生き方を考えることなど、2学年の生徒たちにとって貴重な学びとなりました。

 

【マナー講座~マナーはなぜ大切か~】

 17日(水)の3・4時間目の総合的な学習の時間において「マナー講座」が行われました。本講座も今年度から本校が取り組んでいる「君たちは地域のためにどう生きるかプロジェクト」の一環として行われました。講師は昨年度に引き続きキャリアコンサルタントの山本さおり氏です。今回は職場探究学習の前に実施される面接に全員が合格することを目指して本講座が企画されました。山本氏からマナーは思いやりであること、社会などの集団生活において望ましい礼儀作法(マナー)が人間関係の潤滑油になるというメッセージから講座は始まりました。そして、第一印象が大切であることを「メラビアンの法則」に基づいて教えていただきました。人は他者と出会ったとき、約10秒で、その人を判断するそうです。判断の基準は、見た目が55%、声・話し方が38%、話の内容が7%ということでした。その後、コミュニケーションの基本について、実技を含めて教えていただきました。「かしこまりました」「ありがとうございました」「申し訳ございません」の3つの場面における挨拶の仕方を練習しました。最初は、声が小さかったり、会釈の角度が足りなかったりするなど、課題が見られましたが、生徒たちは練習を繰り返す中で、とてもきれいに挨拶できるようになりました。最後に、電話の重要性について教えていただきました。この日から、各企業等に面接日程の調整のために電話連絡をすることになっており、生徒たちはより集中して説明を聞いていました。講座の最後に、山本氏から職場探究学習をただの学習で終わらせないようにというメッセージをいただきました。生徒たちには、本講座の成果を生かして面接、職場探究学習に臨んでほしいと思います。


 

【全校朝会~表彰・連絡~】

 17日(水)に今学期最後の全校朝会が行われました。今回は全校生徒との朝の挨拶の後、中体連釧路地区大会等の表彰を行いました。陸上競技部の山根愛結さんは中体連大会、通信陸上大会女子110mハードルにおいて、それぞれ第3位、第2位になりました。全道大会の標準記録を突破したため、今月下旬に函館市で行われる全道大会に出場します。卓球部は中体連大会において団体戦第3位に輝きました。また、個人戦で門脇春翔君、内田汐音君、湯原瑛太君が上位に入り、稚内市で行われる全道大会に出場します。男子バスケットボール部は中体連大会において激戦を勝ち抜き第3位に輝きました。次に、学習専門委員会主催の「5 DAYS TASK」の表彰が行われました。これは5日間の家庭学習の提出率を全学級で競い合った取組です。第1位は2学年2組、第2位は第3学年1組、第3位は第2学年1組となり、2学年の頑張りが目立っていました。最後に連絡があり、学習専門委員長の菅原蒼太君から7月から9月の2か月間に渡って行われる「run run テスト夏祭り」(ミニテスト方式で、教科ごとの平均点を競い合う)について情報提供がありました。そして、生徒会長の岩渕佳鈴さんから北中音楽祭のテーマの募集についてのお知らせがありました。とても盛りだくさんでしたが、表彰を受ける仲間をみんなで讃え合う、生徒会からの話をしっかり聞く、そんな素晴らしい姿がたくさん見られた1学期最後の全校朝会でした。


 

【体育祭~全員が勝者~】

 12日(金)に本校グランドにおいて、体育祭が行われました。多少の蒸し暑さはありましたが、気温が20度を少し超えるぐらい、曇りという絶好の体育祭日和になりました。体育専門委員長の平川雄大君と副委員長の熊田真結さんの力強い選手宣誓で体育祭がスタートしました。最初の種目が学級対抗長縄跳びでした。限られた練習時間の中で、各学級とも熱心に練習に取り組んできました。何回縄に引っかかっても諦めずに全員で声を出し頑張っていました。北中リレーでは、二人三脚、三人四脚など、難易度が上がっていきましたが、互いに肩を組み、一生懸命に気持ちを合わせてバトンをつないでいました。障害物リレーでは、順調に上位につけていた生徒がジャンケンに負けて引き返すところで、大きな歓声と悲鳴が錯綜していました。学級対抗綱引きでは、ここでも全員が心を合わせて綱を引っ張り合っていました。最後の学級対抗全員リレーは、どんなに差がついても誰も諦めず、最後まで駆け抜ける仲間に声援を送っていました。今年度の体育祭のねらいの一つは、学級の団結力の育成でした。全員が最後まで、そのねらいを達成しようと頑張っていました。学級対抗なので、勝敗はつきます。しかし、ねらいの達成という観点から言えば、今年度の体育祭では、敗者は一人もいなく、全ての生徒が勝者でした。最後まで頑張った生徒たちに拍手です。当日は平日にもかかわらず、多くの保護者、地域の皆様に御来校いただきました。本当にありがとうございました。閉会式の挨拶でもお伝えしましたが、本校はまだまだ成長していきます。今後とも、保護者、地域の皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。

 

【AIRDO航空教室~体験を通して~】

 10日(水)の総合的な学習の時間において、「AIRDO航空教室」が本校の体育館で行われました。当日は株式会社AIRDO北海道室から6名の職員の皆さんが来校されました。AIRDOの業務内容全般の説明の後、整備士の方から飛行機の仕組みについて解説がありました。そして、実際に飛行機が飛ぶ仕組みについて模型を活用して生徒たちに見せてくれました。生徒たちから「おー!」という歓声が上がり、食い入るようにその状況を見つめていました。その後、キャビンアテンダントとパイロットの仕事の内容について、本当のキャビンアテンダント、パイロットの方から説明があり、アナウンス体験に移りました。3学年の武田悠斗君がパイロットに、髙橋優名さんがキャビンアテンダントに扮し、アドバイスを受けながら見事にアナウンス原稿を読み切りました。最後に、パイロット、キャビンアテンダント、整備士のユニホームが多くの生徒たちに貸し出され、当該の職になり切っていました。「航空会社は乗客を目的地まで運ぶだけではなく、このことを通して、人を幸せにする仕事をしていることが分かりました」という生徒の言葉が印象的でした。本教室は「君たちは地域のためにどう生きるかプロジェクト」の一環として実施されました。仕事がどのように地域に役立っているのか、多くの体験を通して学べたことはとても意義があったと思います。生徒たちのために、本校に御来校いただいたAIRDO北海道室の皆様に改めて感謝を申し上げます。

 

【体育祭全体練習~役割の確認】

 9日(火)の3・4時間目に、体育祭に向けた全体練習が行われました。今年度の体育祭は、「学級の団結力」を育むことが重視されていることから、昨年度まで実施していた100m走等の競技がなくなり、学級対抗長縄跳び、北中リレー、障害物リレー、学級対抗綱引き、学級対抗全員リレーというように、団体競技が中心になりました。当日は、各競技の担当教員が当該競技の流れを説明し、役員に当たっている生徒たちが自分たちの動きを確認しました。北中リレーや学級対抗綱引きは今年度から取り入れられたので、流れの確認に戸惑う姿も見られました。また、障害物リレーは昨年度も実施しましたが、準備する用具が多かったり、配置場所が複数個所に設定されたりしていたことから、ここでも確認に時間を要したようでした。しかし、生徒たち、教職員の姿から準備を万全にして体育祭に臨みたいという思いが伝わってきました。多少の修正はありましたが、ほぼ計画とおりで行うことが確認でき、全員が安心して体育祭本番を迎えられそうです。全体練習終了後、30分程度の時間がありましたので、学級練習に割り振られました。各学級とも長縄跳びやリレーのバトン練習を繰り返していました。

 

【総合的な学習の時間~自分のやりたいコトを見つけるために~】

 4日(木)の総合的な学習の時間において、合同会社ユーズセレクト代表の浦瀬剛氏が「自分のやりたいコトを見つけるために」と題して講演を行いました。本講演会は本校が今年度推進している総合的な学習の時間「君たちは地域のためにどう生きるかプロジェクト」の一環として行われました。浦瀬氏は様々な規模や業種の会社に勤務された経験があり、その会社ごとで、自分に求められる力を察知し、その力を身に付けることに奔走した経験を語ってくれました。また、仕事のやりがいについて、現在、焼き肉店を経営している中で学び取ったことを語ってくれました。焼肉を提供することでお客さんに喜んでもらえるという内容は、どの業種にも通じる考え方で、これから仕事に就く生徒たちにとって、インパクトのあるメッセージになっていました。焼肉店の仕事と生徒たちの日常の学習を比較し、日常の授業での学びが将来の仕事に全てつながることに気付かせてくれました。地域のために何ができるか、生徒たちにとって、とても難しいテーマですが、浦瀬氏が伝えてくれた「よその人たちに釧路のよいところを伝えることだけでも地域貢献につながる」というメッセージに、ヒントがあるのではないでしょうか。お忙しい中、本校のために、貴重な講演をしていただいた浦瀬氏に心から感謝を申し上げます。

 

【校内授業研究会~自立した学習者になる~】

 3日(水)に、本校において校内授業研究会が行われました。本研究会は、小中連携協議会を兼ねており、中学校区の中央小学校と青葉小学校の全教職員が本校で公開された6つの授業を参観し、参観した授業ごとの分科会において、授業改善について協議を行いました。当日は、技術(田村教諭)、数学(辻川教諭)、社会(高柳教諭)、国語(原田教諭)、音楽(伊藤教諭)、美術(髙橋教諭)の6つの授業が公開されました。どの教室でも普段通りの生徒が思考すること、友達同士で思考した内容を広げ深めることを重視した授業が展開されていました。初めて中学校の授業を参観した小学校の初任段階の教員は、「とても新鮮でした。中学校の授業は敷居が高い感じがしましたが、小学校も中学校も授業を通して目指す子どもの姿が一緒だということが分かりました」との感想を語ってくれました。本研究会には、釧路教育局から齋主任指導主事、近藤指導主事、釧路市教育委員会から佐藤指導主事が指導助言に来ていただきました。全体会において、公開した授業や本校の研究について高く評価していただくとともに、今後の授業改善の方向性(本校が目指す資質・能力を生徒が獲得するためにはどうすればよいか)を示していただきました。本校の授業改善を加速させる貴重な指導助言をいただきました。新年度が始まって3か月での授業研究会の開催は、あまり例はないと思います。研究主任の中村教諭のリーダシップの下、全員で授業改善に取り組んでいこうとする本校の教職員の姿勢は誇りです。

 

【高校説明会~進学先を踏まえて~】

 1日(月)の5、6時間目に、高校説明会が行われました。今年度は会場を体育館と多目的教室の2箇所とし、生徒は自分が進学を希望する高校等の説明を、より集中して聞けるようにしました。各高校等から校長をはじめ進路指導部長に来校していただき、配付資料やパワーポイントを活用するなどして、より詳細な説明をしていただきました。2学年と3学年の生徒たちが対象でしたが、2学年の生徒の中にも一生懸命にメモを取りながら説明を聞いている生徒が多くいました。3学年の生徒たちは、年内に自分の進学先を決定しなければなりません。このことから、より真剣に説明に聞き入っていました。説明を聞いた後、「自分が進学を希望する高校の特色がよく分かって、これまで以上に○○高校に進学したいと思うようになりました」という声が聞こえる一方で、「正直、迷っています。どの高校の説明もその高校の魅力が前面に出ていたので、説明を聞いた全ての高校に進学したいと思いました。いただいた資料をもう一度、読み返してみて進学先を整理したいと思います」という声も聞こえました。33名の保護者の皆さんにも参加していただき、説明を聞いていただきました。今後、生徒たちは自分で中学校卒業後の進路を決定していきます。必ず迷うこともあると思います。そんなときは、是非、保護者の皆さんのお力添えをお願いします。本日の説明会が、生徒にとって進学先決定のきっかけになってくれたらと思います。御協力いただいた各高校等の校長をはじめ皆様に感謝を申し上げます。

 

【コミュニティー・スクール協議会~熟議開始~】

 27日(金)に、第2回コミュニティー・スクール協議会が行われました。今回はまず授業を参観しました。定期テスト終了直後ということで、テスト返却の場面が多かったですが、生徒と教員の良好な関係が見えたり、生徒が自分の結果を素直に受け止め、今後に生かしていこうという姿勢が見えたりするなど、日常的にどんな授業が行われているのかがよく分かる授業参観でした。その後、初めての熟議が行われました。「学習に困り感をもっている生徒をどのように支援するのか」というテーマに基づいて、熟議が行われ、各委員の皆さんから、「調理実習など、専門的な技量が必要な授業において、地域の人を派遣できないか」、「生徒と地域住民が結び付くような企画ができないか」など、たくさんのアイディアを出していただきました。出していただいたアイディアのいくつかが実現できるように、引き続き、委員の皆さんのお力添えをいただけたらと思います。今回の熟議を通して、本格的な学校運営協議会として取組が始まりました。地域と共にある学校の実現を目指して、今後も各委員はもとより、地域の皆さんのお力添えをお願いします。


 

【放課後練習~体育祭に向けて~】

 26日(水)の放課後、体育祭に向けての練習が始まりました。今年度の体育祭は学級としての力の向上を目指していることから、学級単位の種目が多くなっています。1530分を過ぎると、全学級が一斉にグランドに集まりました。そして、学級ごとに練習を始めました。長縄跳びを練習する学級、二人三脚を練習する学級など、それぞれの学級が自分たちで決めた種目の練習に取り組んでいました。2・3学年はグランドに出るとすぐに学級ごとの輪ができ打合せ、そして、すぐに練習が始まりました。過去の経験を生かしたり、体育祭のねらいを一人一人が理解していたりなど、さすがに素早い動きでした。1学年は初めての体育祭ということもあり、まだ要領がつかめず、なかなか動けませんでしたが、2・3学年の動きを見ながら、少しずつ練習を始めることができていました。まだ最初の練習なので、今後、今回の反省を生かして、学級の全員が気持ちを合わせて練習に取り組めるようになってくると思います。体育祭は12日(金)です。限られた練習の機会を少しでも有効に活用できるように、当日の練習のねらいをはっきりさせ、何に取り組むのかを全員で共有して練習に取り組めたらいいですね。熱中症や怪我などに注意しながら、学級の力を高めていってほしいと思います。

 

【人権教室~ジェンダー問題って何?~】

 26日(水)6時間目に、体育館で全校生徒を対象に「人権教室」が行われました。講師として釧路市総合政策部市民協働推進課男女平等参画主幹の田村里美氏をお招きして、「ジェンダー問題って何?」と題して「男女平等参画社会」について講話をしていただきました。SDGsの5番目に「ジェンダー平等を実現しよう」が位置付けられていること、ジェンダーとは、世の中の男性と女性の社会的・文化的な役割の違いによって形成された性別であること、ジェンダー平等とは、性別に関わらず、平等に責任や権利や機会を分かち合い、あらゆる物事を一緒に決めていくことなど、ジェンダーについての基本的な内容から、ジェンダーにおける日本の課題やアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気付くことの大切さを伝えてくれました。生徒たちは田村氏が作成した資料を片手に、気付いたことを一生懸命にメモしていました。特に内閣府男女共同参画局がまとめた「無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)」事例集に取り上げられた事例(男性は仕事をして家計を支えるべきだ、家事・育児は女性がするべきだ等)について関心をもった生徒も多かったようです。最後に生徒会長の岩渕佳鈴さんが「日常生活の中でアンコンシャス・バイアスをなくしていくことの大切さを実感しました」等の感想を伝えました。ジェンダー問題について学ぶ貴重な機会となりました。

 

【全校朝会~探究の旅へ~】

 24日(月)に全校朝会が行われました。今回は2か月ぶりに校長講話が行われました。校長講話は10分間弱という時間の中で行われるので、毎回、どんな話をするのか迷いますが、今回は今年度から始まった総合的な学習の時間「君たちは地域のためにどう生きるかプロジェクト」の話にしました。最初に、中学生が社会人になる2040年代の様子について触れました。先の見通せない時代や超スマート社会と呼ばれていて、人工知能と共存していくことが想定されていること、多くの仕事が人工知能に取って代わられることなどを話しました。次に、そんな時代を生き抜くために、北中学校の全校生徒で学びを基盤としたプロジェクトに取り組んでいくこと、そのプロジェクトを通して、未来社会を生き抜くために必要となるスケジュールを管理する力や地域の一員としての役割を果たす力などを獲得すること、そして、プロジェクトのゴールは、仕事が地域づくりにどのように貢献しているかを実感し、自分が将来の地域のために何ができるのかを探究することであることを確認しました。ここまでの話で、不安そうな表情をしている生徒も何人かいましたが、このプロジェクトに協力してもらえる市内の企業等一覧を見ると、期待感に溢れる表情になっていきました。市内には地域のことを考えて活動している企業や人たちがたくさんいます。そんな人たちと協働して学びを進めてほしいと思います。探究の旅が始まっています。

 

【全校朝会~表彰~】

 17日(月)に全校朝会が行われました。最初に、昨年度から継続されている生徒会企画「みんなで校歌を歌おうプロジェクト」が行われました。本日は校歌の3番を全校生徒で歌いました。しかし、いつもと比べると明らかに迫力がありませんでした。いつもリードしてくれる3学年が修学旅行明け最初の登校で、まだ疲労が残っていたのでしょうか。全然元気がありませんでした。続いて、表彰が行われました。最初に、5月25日に行われた釧路新聞社杯釧根陸上競技大会において、山根愛結さんと松崎光希君が見事な成績を収めました。山根さんは100mと110hで優秀な成績を収めました。特に、110hにおいて全道大会出場の標準記録を突破する成績でした。松崎君も100hで、全道大会出場に匹敵する成績でした。22日から始まる中体連大会が楽しみです。続いて、ボランティア部にコンタクトのアイシティから感謝状が贈られました。ボランティア部はコンタクトレンズの空ケースを回収する活動を行っていて、今回、全校生徒からの協力もあって、空ケース8,920個を回収し、重量が8.92㎏を記録しました。このことが高く評価され感謝状が贈られました。部長の町田凛さんが堂々と感謝状の授与に臨みました。表彰者には全校生徒から温かい拍手が送られました。清々しい光景でした。

 

【修学旅行~解団式~】

 17日(月)の1時間目に体育館で、修学旅行の解団式が行われました。先週の木曜日(13日)に全員が無事に学校に到着することができました。しかし、生徒の中には初めての学年での2泊3日の旅行という非日常的な生活から疲労の様子が見て取れる者もいました。3日間の休暇を経て、どれぐらい疲労が回復したのか、果たして本日から日常の学校戻ることができるかなど、多少の心配はありましたが、ほぼ全員が元気な様子で登校し、解団式に臨むことができました。実行委員長や各委員会の委員長から修学旅行を終えてのメッセージが発表されましたが、全員がこれからの学校生活に修学旅行の成果をいかに結び付けるかという観点で話をしてくれました。旅行中の各ミーティングにおいても、修学旅行のねらいやスローガンの達成状況が確認されていました。そして、修学旅行の取組を一過性の成果だけで終わらせるのではなく、どうしたら今後に生かせるのか、そんな発言がリーダーだけではなく全員から聞かれました。2泊3日の中で、いろいろな失敗もありました。その度に自分たちの行動を省察し、今後、どうすればよいのかを考える姿、ねらいが達成できたとき、みんなで喜び合う姿、そんな姿がたくさん見られた修学旅行でした。今後の3学年の生徒たちの活躍が楽しみになる、そんな解団式でした。

 

【修学旅行~結団式~】

 10日(月)の5時間目に体育館で修学旅行の結団式が行われました。明日から修学旅行が始まるということで、どことなく落ち着きがない様子が窺えました。そんな中、山根結愛さんの司会で結団式が始まりました。実行委員長として青木ねねさんが挨拶を行いました。修学旅行のスローガンについて、改めてその意味や学年として込めた気持ちを語り始めました。そこから一気に雰囲気が変わり、スクールリーダーとして修学旅行にどう臨めばよいのかを真剣に考える表情が多く見られるようになりました。各委員会(生活、学習、衛生)からの連絡も端的で分かりやすい説明でした。その後、委員会ごとに出発前、最後の打合せを行い、最後に各研修場所における集合隊形の整列の練習が行われました。最後まで修学旅行のねらいやスローガンを意識して、それを実現させるためには自分たちは何をすればよいのか考えて行動する姿は、さすがスクールリーダーでした。結団式で、学びの度に向かう気持ちが一気に高まったようです。

 

【松茂町交流会~生徒会書記局提案~】

 8月23日(金)に徳島県松茂町の中学生が本校を訪問し、本校生徒と交流することになりました。これは釧路市が松茂町と友好都市協定を締結したことにより行われます。松茂町の中学生に「北中学校を訪問してよかった」と実感してもらうためにはどうすればよいのか、検討を繰り返した結果、生徒会書記局にこの交流会の企画・運営を委ねることにしました。5月の最終週の昼休み、書記局の5名は毎日、応接室に集合し、企画を検討しました。「当日は夏休みだから全校生徒参加にはならないからボランティアを募ろう」、「北中の校歌を披露して歓迎の気持ちを伝えよう」、「初めて会う中学生と親しくなるためにアイスブレイクをやってみよう」、「互いの地域を知るためにクイズを出し合おう」など、連日、話し合いが続きました。渡部菜花さんが協議した内容を実施要項としてまとめてくれました。そして迎えた7日(金)の職員会議で、書記局の生徒たちが本交流会を提案しました。ねらいや内容を明確に説明した後、教員から多くの質問が出されました。それらの質問にも丁寧に回答し、最後は全ての教員が書記局の提案に賛同するとともに、協力を申し出てくれました。生徒が職員会議で提案するということはほとんど聞いたことがありません。新しい道を切り拓いた書記局の生徒の行動力は立派なものであると思います。本校が「生徒が主語の学校」に一歩近付いたのではないでしょうか。これから具体の取組を進めていくことになります。全校生徒を巻き込みながら、教員の協力をうまく得ながら本取組を進めてほしいと思います。書記局の皆さん、頑張ってください。

 

【中体連壮行会】

 6日(木)に中体連壮行会が生徒会の主催で行われました。ボランティア部の生徒が各部活動のプラカードをもち、5つの部活動(陸上競技部、卓球部、女子バスケットボール部、男子バスケットボール部、バレーボール部)の選手たちが堂々と体育館に入場しました。全員での校歌斉唱の後、生徒会長の岩渕佳鈴さんが挨拶しました。「冷涼な気候の釧路ですが、熱い中体連にしましょう」という全ての選手に勇気を与える内容でした。次に各部活動のキャプテンが決意表明を行いました。「これまでの練習を信じて戦ってきます」、「お世話になった家族、先生方の思いを胸に悔いのない戦いをしてきます」、「努力を続けてきた自分と、ともに厳しい練習を続けてきた仲間を信じて戦い抜いてきます」など、中学生にとって最大の大会に臨む決意を力強く語ってくれました。22日(土)の陸上競技と卓球を皮切りに中体連大会が始まります。特に、3学年の生徒にとっては、中学校生活最後の大会となります。大会当日まで、体調管理を徹底して、ベストの状態で臨んでほしいと思います。中体連大会に仲間を送り出す生徒たちも、各部活動の決意表明を真剣に聞いていました。全校体制で選手たちの健闘を祈っています。是非、悔いのない戦いをしてきてください。

 

【教育委員視察~キャリアシンポジウム~】

 5日(水)に行われたキャリアシンポジウムの様子を釧路市教育委員会の教育委員お皆さん(山口委員、大山委員、小出委員、籾山委員)が視察されました。全学級の取組の様子を御覧になっていただき、その後、応接室で感想を窺いました。全ての教育委員の皆さんから生徒たちが熱心に働くことについて協議している姿が素晴らしいとの感想をいただきました。また、各学級担任が本シンポジウムのねらいを理解して生徒に有効な働き掛けをしていたと評価していただきました。最後に、本校が総合的な学習の時間「君たちは地域のためにどう生きるかプロジェクト」を立ち上げ、その一環として本シンポジウムに全学年で取り組んでいることを説明しました。また、総合的な学習の時間の現在地について、お伝えしました。学校と企業が連携して職場探究学習に取り組もうとしていること、地域の人材などの教育的資源を有効に活用し教育活動の充実を図ろうとしていることなどについて評価していただくとともに、総合的な学習の時間の取組が本校の特色の一つになり、ブランド化につなげてほしいとの激励の言葉をいただきました。また、今後の取組の中で、地域との連携の仕方や、学びの成果の発信の工夫などについてアドバイスをいただきました。本校にとって貴重な機会となりました。今後も本校にお立ち寄りいただき、様々な視点から御指導、御助言をいただければと考えています。

 

【キャリアシンポジウム~なぜ働くのか~】

 5日(水)に市教委が主催する「キャリアシンポジウム」が行われました。これは釧路市教育委員会の岡部義孝教育長が釧路青年会議所の理事長と「働くことの意義」や「仕事が地域創生にどう結び付くのか」などをテーマに対談します。今年度は小向秀明氏と対談しました。その様子が市内の中学校に遠隔システムで配信されました。本シンポジウムは1学年の生徒が対象ですが、本校においては今年度から始まった総合的な学習の時間「君たちは地域のためにどう生きるかプロジェクト」の一環として位置付けているので、全学年の生徒が対談の様子を視聴しました。1学年は、「働くことの意義を知ること」、2学年は昨年度のシンポジウムと比較し、「働くことについての理解を深化させること」、3学年は「仕事と地域の関係を探ること」をテーマにし、内海教諭が各学年のねらいを達成するために開発したワークシートに基づいて学びを進めました。対談を視聴し終えて生徒たちは、それぞれのテーマごとに協議を行い、自分の考えをシートにまとめました。「働くことに対して漠然としたイメージしかありませんでしたが、今は明確な理由をもつことができました」、「仕事を真剣にすることで、自分の人生が豊かになることが分かりました」、「仕事が地域をよくするために役立っていることが分かりました」、「仕事を通して地域のために何ができるのかを考えるきっかけになりました」など、充実した学びの軌跡を確認することができました。生徒たちの姿から、一つの取組はねらいを工夫することで、生徒にとってより秀逸な内容になることが分かりました。

 

【外国語教育巡回指導訪問~外国語の授業改善加速~】

 4日(火)に今年度最初の外国語教育巡回指導訪問が実施されました。市教委の平木外国語教育アドバイザーが市内の中学校区を訪問し、授業参観と協議を通して外国語の授業改善を図っていきます。本訪問が開始されて4年目になりますが、目に見えて小・中学校の外国語の授業の質が向上するとともに、児童生徒の外国語の授業に対する意欲も向上しています。当日は午前中に青葉小学校において加藤教諭が5学年の授業を公開しました。そして、午後からは本校で内海教諭が3学年の授業を公開しました。英語で俳句をつくることをゴールにした単元で、本時は日本の俳句と英語の俳句を比較して、共通点や相違点を理解し、英語での俳句づくりのきっかけをつかむことをねらって授業が進んでいきました。最初のスモールトークで生徒たちは放課後に何を行ったかをテーマにしてやり取りを続けました。「10往復のやり取りを続けよう」や「90秒の間やり取りを続けよう」など、ねらいが明確で生徒たちはペアになって挑戦していました。簡略化した表現ではなく正確な英文を使いながらやり取りを続ける3学年の生徒はさすがでした。授業後、平木アドバイザー、吉岡指導主事を交えて、中学校区の中央小学校、青葉小学校の教員等と本時の授業を振り返りました。小学校の指導との接点が見付かり、小・中学校を通した指導の在り方等が確認でき、とても有意義な時間となりました。初めて参加した中野教諭は「小学校の授業がとても刺激になり、生徒が英語を使う時間をもっと増やしたい」と感想を述べていました。小・中学校における外国語の授業ですが、確実に改善が加速しています。

 

【コミュニティ・スクール協議会~辛口の友人~】

 31日(金)に今年度最初の「コミュニティ・スクール協議会」が行われました。本校は2年間の調査・研究の期間を経て、今年度から本格的にコミュニティ・スクールが導入されることになりました。このことから、今回は「そもそもコミュニティ・スクールとは何か」ということを全委員で共有することとしました。釧路市教育委員会から本川教育指導参事、寺嶋指導主事、広田主事に来ていただき、資料に基づき丁寧に説明していただきました。自分たちが学校経営に参画すること、学校が目指す目標の実現に向かって何をすべきか、学校課題の解決に向け、何が考えられるかを検討することなどが、委員としての役割であることが確認できました。その後、今年度の学校経営方針について、グランドデザインに基づいて説明し、全委員の皆さんに承認していただきました。第2回目は6月下旬を予定しており、そのときにコミュニティ・スクールの大事な機能の一つである「熟議」に取り組みたいと考えています。委員の皆さんには、学校づくりを共に担う「辛口の友人」になっていただきたいこと、「学校の応援団」として本校教育の充実のためにお力添えいただきたいことをお知らせして最初の協議会を終えました。本校が「地域と共にある学校」になっていくために、御理解・御協力をよろしくお願いしたいと考えています。なお、会長に池田優氏、副会長に平木和代氏が選出されました。


 

【避難訓練~自分の命は自分で守る~】

 31日(金)に避難訓練が行われました。今回は火災を想定した訓練でした。6時間目終了3分前に、家庭科室から出火したとのアナウンスが流れました。それから3分49秒で全校生徒がグランドに集合し、全員の無事が確認できました。訓練中の生徒は、煙を吸わないように口にハンカチを当てたり、無駄な私語をせず非常階段を降りたりするなど、真剣に取り組んでいました。学校管理下で災害が起こったら、教職員は全力で生徒たちを守ります。しかし、想定外のことが起こるのが災害です。自分の命は自分で守るという意識を生徒自身がもつことが大切です。そして、災害時、自分がどのような行動をすべきなのか、とっさに判断しなくてはなりません。このことは、普段の授業に深く関連しています。先日、1学年の数学の授業において、生徒たちは本時の学習課題の解決に向けて思考していました。そして、自分の考えがまとまったと判断し、更に自分の考えを深めようと、友達との交流を始めました。この一連の行動を見てみると、「思考・判断・表現」というキーワードが連想できます。これこそ、学力を確かなものにするために必要とされる過程です。普段から、このような思考⇒行動を実践していることで、災害時においてもとっさの判断、行動ができるものと考えます。自分の命を守る観点からも、日常の授業を大切にしたいと思います。

 

【宿泊研修~解団式~】

 31日(金)に宿泊研修の解団式が行われました。各委員会の反省の後、実行委員長の砂田隼一朗君が本研修の総括を行いました。準備期間の取組から当日の様子まで、成果と課題を丁寧に語ってくれました。特に、本研修をこれからの学校生活につなげていこうという意識は立派だと感じました。宿泊研修という学校行事を特別視することなく、学校生活の延長線上にあるという捉え方は、近い将来、本校のリーダーになっていくために必要だと感じます。これからの2学年の生徒たちの学校生活が楽しみです。そして、2学年の生徒たちは本研修を通して「マネジメント」を実感したと思います。結団式でも触れましたが、宿泊研修の目的を常に意識し、この活動が何のために行うのか、何を目指しているのかを考えていました。帰校後、準備から本研修最終日までの取組を省察し、今後、学年として何を目指し、何をしていくのかを考えていました。まさに「マネジメント」です。マネジメントは私たち大人にとっても必要な資質・能力ですが、これからの予測不能な時代を生きていく生徒たちにとっても必要です。学校生活のあらゆる場面においてマネジメントを発揮してくれたらと思います。

 

【宿泊研修~出発式~】

 28日(火)、心配された天候も雨は降らず、無事に宿泊研修当日を迎えられました。いつもより少し早い時間帯から大きいかばんをもって2学年の生徒たちが登校してきました。若干、寝不足気味の表情をしていた生徒もいましたが、全員が元気に時間通り体育館に集合しました。谷口京祐君の小気味よい司会で定刻通り出発式が始まりました。団長の小原教頭が充実した2日間にしてほしいというメッセージを伝えた後、本研修に同行していただく工藤写真館職員の方の紹介があり、生活委員会、衛生委員会からそれぞれ松本琉生君、髙本悠空さんが本日の活動における留意事項を伝えました。最後に、松田教諭から健康管理に関する簡単な話がありました。とてもシンプルでよい出発式でした。「やることは全てやっていますから大丈夫ですよ」、そんなメッセージが全体から伝わってきました。頼もしいと思いました。8時55分にバスに乗り込み、定刻の9時に空き時間の教職員に見送られ出発しました。研修中はいろいろな課題が出てくると思いますが、これまで取り組んできたこと、協力して頑張ってきた友達のこと、そして、目的の実現を目指して努力してきた自分を信じて乗り切ってほしいと思います。2日間の研修を終え、成長して戻ってくる2学年の姿が楽しみです。


 

【宿泊研修~結団式~】

 27日(月)の5時間目に、宿泊研修の結団式が体育館で行われました。司会の門脇さんの言葉で式が始まりましたが、ほどよい緊張感をもちながら生徒たちは整列し、会の進行に集中しているようでした。冒頭で校長から挨拶を行いました。宿泊研修の取組が始まる前から教室の掲示板に拡大された本研修の目的が掲示されました。このことを取り上げて挨拶しました。物事に取り組むとき、活動することに気持ちが寄っていってしまいますが、常に「この活動は何のためか」という目的を意識することで、当該の取組は充実していきます。準備期間中にこのことを実践してきた2学年の宿泊研修は必ず成功するとお話ししました。話をしている最中も、全員が顔を上げて聞いていました。充実した宿泊研修になることを祈りながら話を終えました。続いて団長である小原教頭、実行委員長である砂田隼一朗君から本研修に臨むそれぞれの立場における決意が語られました。ここでも、目的と手段を中心とした内容が披露されました。最後に、各委員会から本研修における留意事項が伝えられ全体で共有しました。天候が少し心配ですが、全員で世界に一つだけの宿泊研修を創り上げてほしいと思います。


 

【全校朝会~頑張れ!佐藤大河くん~】

 27日(月)に全校朝会が行われました。今回は6月1日(土)にコーチャンフォー釧路文化ホールで開催予定の「少年の主張釧路市大会」に、本校の代表として出場する2学年の佐藤大河君の主張を全校生徒で聞き、拍手で佐藤君を送り出すという壮行会という形で行われました。佐藤君は昨年度末の本校での予選に学級代表として参加し、見事に優勝に輝きました。今回の主張の題名は「『吃音』を知ってもらいたい」です。主張の中で、佐藤君は吃音でこれまでに困ったことを紹介するとともに、自分の言葉が出るまで待ってくれた友達のよさや、現在は吃音が自分の個性の一つになっていることなどを、実に堂々とした姿勢で伝えてくれました。佐藤君が発表しているとき、全員が聞き入っていました。そして、発表が終わると体育館中に拍手の音が響いていました。当日まで時間は限られていますが、最後まで練習を続け、最高の発表をしてくれることを楽しみにしています。当日は1330分開会です。その後、代表委員会から挨拶運動が開始されること、体育専門委員会から昼休みの体育館が開始されること、学習専門委員会から家庭学習ノートの提出率向上を目指し「5DAYS TASK」が開始されることが伝えられました。

 

【総合的な学習の時間~企業が地域に存在する理由~】

 22日(水)に、タカオ工業株式会社代表取締役の池田優氏を講師にお招きし、講話が行われました。池田氏は、本校の学校運営協議会の会長でもあり、また、毎年、春に本校のグランド整地作業の指揮を執ってくださっています。池田氏による講話は、先週から始まった総合的な学習の時間の一環で行われました。講話の中で、挨拶や返事、礼儀など当たり前のことが生きていく上で重要であること、他者に質問することや分からないことを分からないと言える力を身に付けたいこと、小さなことでも毎日継続して取り組むことが大事であること、信用と人とのつながりが財産であること、日常生活でも学校生活でも目標をもつことが大切であること、企業は地域にお世話になっていて、地域のために企業があること、釧路で働きたいという思いを持ち続けてほしいことなどを、心を込めて語っていただきました。生徒たちは終始、メモを取りながら、頷きながら池田氏の講話に聞き入っていました。本講話から生徒たちは総合的な学習の時間における課題を見付けることになります。池田氏の講話から、「自分は将来の釧路市のために何ができるのか」につながる課題のヒントをつかんでくれたのではないかと思います。講話の後、校長室で休憩されている池田氏のもとを7名の3学年の生徒が訪ねてきました。「講話の内容が勉強になりました」、「心が動きました」などを伝えてくれました。生徒たちにとって貴重な学びの場になったようです。

 

【フィールド研究~教育大生実習開始~】

 17日(金)から今年度のフィールド研究が始まりました。この研究は、北海道教育大学釧路校が主催していて、2学年の学生を釧路市内の小・中学校に5日間にわたって派遣し、授業観察等を通して、教職について学ばせるプログラムです。そして、派遣された学生は次年度、3学年で行われる本格的な教育実習に備えることになります。本校には2名の学生が派遣されました。池本夢菜さんと川瀬大生さんです。2人は昨年度も本校で1学年時の実習を行っており、本校に戻っての研究となります。初日から各教室に赴き、熱心に授業を参観していました。本校の教員の指導を通して気付いたことをメモしたり、生徒たちがどのように学習に臨んでいるか観察したりして頑張っていました。1日のプログラムが終わると当日の成果をレポートで報告してくれますが、昨年度の2人のレポートを見てみると、大学の講義等で身に付けた授業法や児童生徒理解の知識に基づいて授業や生徒を観察していることが分かります。また、「自分が教師だったらこんなことに挑戦してみたい」という視点をもって本校での実習に臨んでいることが分かりました。今年度は更に成長した2人のレポートを見ることができると思います。本校の教員の実践に触れて、教師になるという思いを更に強くしてくれたらと思います。

 

【前期生徒総会~自分たちで北中をよりよく~】

 17日(金)の6時間目に、体育館で「前期生徒総会」が行われました。ステージ中央に演台が置かれ、左側に生徒会書記局をはじめ各専門委員長等、右側に進行役の場所が配置され、全校生徒に向かい合う形で行われました。コロナ禍においては、遠隔システムを活用して行っていました。そして、昨年度、一度だけ体育館のフロアを活用して行いましたが、今回、従来の形に戻りました。形を変えることも大きな改革だと思います。これに踏み切った生徒会の皆さんの勇気と決断にまずは拍手ですね。開会の挨拶で生徒会長の岩渕佳鈴さんが、生徒会活動は生徒一人一人にとって大切であること、生徒会活動に自覚をもって参加することの意義を伝えてくれました。生徒会書記局から順番に、前期の取組のねらいと内容が全校生徒に伝えられ、複数の質問や意見が出されました。学校として目指すゴールを切り絵で創り生徒玄関に掲示するなど、これまでにない画期的な取組も発表されました。全ての取組が大切です。全校生徒が気持ちを合わせて各種の取組を進めて、北中学校をよりよくデザインしていってほしいと思います。


 

【学校教育指導訪問(1次訪問)~学校改善のきっかけに~】

 17日(金)に今年度最初の「学校教育指導訪問(1次訪問)」が実施されました。釧路教育局から齋指導主事と近藤指導主事、釧路市教育委員会から齊藤学校教育部長、森学校教育部次長、齋藤総括指導主事、佐藤指導主事、寺嶋指導主事が来校され、全教員の授業を参観するとともに、学校経営について協議を行いました。授業については、生徒たちの真面目に真剣に授業に臨む姿勢、教員の個に応じた指導や教材の工夫などについて評価していただきました。その一方で、生徒が主体的に課題の解決に当たるための課題開発や、1単位時間が終わったときの生徒の姿の明確化などの課題を指摘いただきました。これらについては、授業改善の重要なポイントであり、それを改めて指摘していただいたことで、授業改善の方向性が明確になりました。学校経営については、特別支援学級における授業改善や、総合的な学習の時間の改善などについて評価していただきました。課題として、グランドデザイン(学校経営方針)の共有について指摘していただきました。学校として目指すゴールを教員も生徒も共有することで、ベクトルを合わせた取組が行われ、それが学校の総合的な力につながっていくという内容は、とても重要であり、今後、改めて学校全体で共有したいと考えます。本校の授業改善、今後の学校経営にとって、とても貴重な機会となりました。

 

【探究の旅へ~総合的な学習の時間、開始~】

 16日(木)の1時間目と5時間目に、それぞれ1学年、2学年を対象にして総合的な学習の時間の1時間目が行われました(3学年は14日(火)に終わりました)。本校では今年度から総合的な学習の時間を抜本的に改善しました。全校生徒が「職場体験を通して、当該の仕事が地域のためにどのように役立っているのか探索し、そのことを踏まえて自分は将来の地域(釧路市)のために何ができるのか」を探究することをゴールとして、50単位時間をかけて探究の学びを展開していきます。その50時間分の1時間が16日に行われました。総合的な学習の時間のプロジェクトリーダーである内海教諭が各学年に、今年度の総合的な学習の時間の概要を説明しました。生徒たちが社会人として活躍するSociety 5.0 の社会や、そのころの釧路市がどのような状況になっているのかなどを想像しました。先の見通しが見えない時代を生きていくことに「楽しみだ!」と感じた生徒は少数で、多くの生徒たちが不安そうな表情をしていました。その不安を打破するためにも、探究的な学びは重要だと考えます。来週から、まずは自分の探究課題を見付ける授業(講話)が始まります。全員が探究の旅を楽しんで、未来社会を生き抜く力を身に付けてほしいと思います。

 

【環境整備~島谷さん、渡部さんに感謝~】

 体育館を入って正面の窓にカーテンが敷かれています。しかし、カーテンレールが曲がりうまくカーテンが引けない状況が続いていました。カーテンレールを見てみると、いかにも貧弱な素材で、応急的に設置されたもののようでした。このレールを用務員の島谷さんと渡部さんが修繕してくれました。頑丈なレールを選定し、多少、ボールが当たったくらいではびくともしない形で設置し直してくれました。このカーテンの前で練習しているバレーボール部の生徒から、「これで思いっきりボールを打てます」という喜びの声が聞こえてきました。また、生徒玄関や職員駐車場の周辺に鋪装面が陥没している箇所が数か所あり、生徒がつまずいたり、教職員の車が傷付いたりすることが心配されていましたが、こちらも島谷さんと渡部さんが迅速に対応してくれました。安価で性能のよい特殊素材をホームセンターで見付けてくれて、それを活用し陥没箇所を全て修繕してくれました。今後、雨が降ることも多くなることから、陥没した穴にはまって怪我等するのではという心配もなくなりました。学校内で不備な箇所があれば、何事にも優先して取り組んでくれる島谷さんと渡部さんに心から感謝したいと思います。

 

【全校朝会~生徒総会に向けて~】

 13日(月)に5月になって最初の全校朝会が行われました。いつも通り生徒会長の岩渕佳鈴さんの爽やかな「おはようございます」の挨拶から始まりました。続いて、全校生徒で校歌の2番を歌いました。昨年度から引き続き行われている「北中校歌をみんなで歌おうプロジェクト」の一環です。登校して間もないこともあり、声量の面では課題があったかもしれませんが、全校生徒の校歌に向き合おうとする姿勢はしっかり伝わってきました。今後も継続していくプロジェクトなので、修正しながらゴールを目指してほしいと思います。続いて、5月の連休に行われら春季陸上競技大会の表彰が行われました。3学年の山根愛結さんが110mハードルで見事に3位に入賞しました。記録も自己ベストを更新したようです。中体連に向けて確実に力が付いていることが実感できました。陸上競技部をはじめ、全ての部活動の活躍が楽しみです。最後に、生徒会長の岩渕さんから週末に行われる生徒総会に向けて全校生徒に呼び掛けがありました。「生徒総会は全校生徒のものなので、たくさんの意見を出してほしい」という内容でした。北中学校の主役は自分たちであることを改めて気付かせてくれたと思います。今回も短時間でしたが充実した内容の全校朝会となりました。

 

【校内教育支援センター開設~ちょっと利用してみませんか~】

 本校の3階(ちょうど職員室の上)にコンピュータ室があります。数十年前、全ての学校に設置をされ、1学級分(40台程度)の最新式のコンピュータが導入されました。当時は日常生活でパソコンを活用することが一般的ではなく、学校として自慢の施設になっていました。時代の流れとともに世間一般にICTが広く活用されるようになると、コンピュータ室のパソコンが時代遅れの代物となり、最近では学校にとって課題の一つになっています。本校も同様の状態でしたが、春季休業期間等を活用し、教職員総出で不要になったパソコンを整理したり、机・椅子のレイアウトを調整したりするなどして、この度、「校内教育支援センター」としてリニューアルしました。本センターは、学校生活等に困り感を抱えて、なかなか学校に登校できない生徒が、少しの時間でも登校し、落ち着いた時間を過ごせるために設置されました。個別に学習できるブースや複数人で活動するために長机、自由に使えるパソコンなどが整備されています。以前は暗幕に近い黒いカーテンで外からの日の光が遮断されていましたが、日の光を通す最新のカーテンを用意し明るい雰囲気を感じさせる工夫もされています。「ちょっと学校に行ってみようかな」、そのように思っている生徒に是非活用してもらえたらと思っています。現在は具体的な名称はありませんが、親しみやすい名前を付けたいですね。本センターについて、何かありましたら、学校まで連絡(℡23-3291)してください。


 

【全校朝会~認証状授与、表彰、感謝状贈呈~】

 30日(火)に全校朝会が行われました。いつも通り会長の岩渕佳鈴さんについて全校生徒の挨拶がありました。「3連休明けでどうかな」と思っていましたが、いつもと同じような挨拶が返ってきました。続いて、各専門員会の委員長の認証式が行われました。各専門員長である伊藤怜央那さん、菊池優翔さん、近藤優里さん、齋藤陽真さん、菅原蒼太さん、杉本明菜さん、森脇綾香さん、平川雄大さん、別井優月さんに認証状を手渡しました。全ての委員長から「北中のために頑張りますから」という決意が伝わってきました。専門委員長はオール3学年です。書記局とも連携して決意を形にしてくれることを楽しみにしています。続いて、27日(土)と28日(日)に行われた「釧路地区中学校春季バスケットボール大会の表彰を行いました。男子バスケットボール部が4位に入賞しました。目標としていた成績ではなかったですが、最後まで諦めずにボールを追う姿は健在だったようです。そして、最後に、22日に本校のグランドの整地作業を行っていただいたタカオ工業株式会社代表取締役・池田優氏に岩渕生徒会長から感謝状が贈られました。本校のために力を貸してくれる地域の人たちに感謝の気持ちを伝えたい、そんな思いから生徒会役員が企画してくれました。感謝状を手にした池田氏に全校生徒から感謝の気持ちを込めた拍手が送られました。

 

【岡部教育長学校訪問~感謝~】

 23日(火)に、釧路市教育委員会の岡部義孝教育長が本校を訪問しました。全学級の授業を参観していただき、授業についてはもとより授業を通して学校経営についても貴重な御助言をいただきました。授業については、教師と生徒の信頼関係ができていること、思考する場面が位置付けられていること、互いが認め合いながら協議を進めていること、目標や課題が明確に提示されていて生徒が見通しをもって授業に参画していること、タブレットが効果的に活用されていることなどを評価していただきました。そして、授業参観の総括として「全ての授業が心地よかった」という言葉をいただきました。本校の教職員は真摯に授業改善に取り組んでいるので、その姿を岡部教育長に認めていただいたことは本当にありがたく思いました。学校経営についても、校長としての戦略を、相手意識をもって分かりやすい言葉を使って伝えることの大切さを御指導していただきました。2時間ほどの訪問でしたが、本校にとって貴重な時間となりました。岡部教育長からいただいた御指導を確実に学校経営に生かして各種の教育活動の充実を図っていきたいと考えます。

 

【全校朝会~目指すゴールの共有~】

 22日(月)に全校朝会が行われました。最初に生徒会長の岩渕さんの挨拶に続いて全員が「おはようございます」の挨拶がありました。今年度の初めての全校朝会ということもあり、なかなかすっきりした挨拶が難しかった人のいたようですが、挨拶の思いを伝えよう、そんな気持ちは伝わってきました。次に、昨年度から継続している「北中校歌を歌おうプロジェクト」が行われました。全員で1番だけ歌いました。1学年が校歌を覚えるためにはもう少し時間が必要なようでしたが、2・3学年が引っ張ってくれた姿が素晴らしかったです。最後に私から、今年度の本校の「目指す生徒の姿(重点教育目標)」について話しました。チームとグループの違い、チームになるために目標の共有が必要なこと、今年度の目指す生徒の姿は3学年の生徒が考えてくれたことなどをお話ししました。学校が目指すゴールを生徒が考える学校は釧路管内では北中学校だけだと思います。学校の主役である生徒が考えたゴールに向けて、全員がベクトルを合わせて各種の取組を進めたいと思います。そして、来年の3月に、全員が「目標を達成することができた」という実感をもってくれたらと思います。全員が目指す目標を共有しました。北中学校におけるマネジメントが始まります。

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【グランド整備~地域の皆さんに感謝~】

 22日(月)の午前中、タカオ工業株式会社、東道路株式会社の皆さんが本校のグランドの整備を行ってくれました。大型の重機を巧みに操り、時間をかけて丁寧に行ってくれました。昨年の冬からグランドは使っていなく、また、入学式の日の大雨で、グランドに駐車していた車が何台も動けなくなり、グランドを傷付けてしまって、地面がかなり波打っていました。そんなところも全て整地してくれて、見違えるほどきれいなグランドになりました。タカオ工業株式会社、東道路株式会社の皆さんは、毎年この時期になると本校のグランドを整備してくれます。全てボランティアです。地域の皆さんが学校のためにどれだけ協力してくれているのか、整地作業を見ながら感じたところでした。休み時間に廊下の窓から作業を見ている生徒がかなりいました。その中の一人の生徒が放課後、学級担任に「これから体育や部活動などでグランドを使うとき、今日、作業をしてくれた人たちに感謝しながら頑張ります」と伝えたそうです。その通りだと思います。地域の皆さんは北中学校のことを大切に思ってくれていてたくさん力を貸してくれています。私たちも地域に対して何ができるのかをしっかり考え実行していかなければなりませんね。

 

【修学旅行・宿泊研修説明会~今後の実施を見据えて~】

 PTA総会に続いて、3学年については修学旅行説明会が、2学年においては宿泊研修説明会がそれぞれ行われました。どちらの説明会も学年主任(辻川教諭、松田教諭)から説明させていただきましたが、保護者の皆さんには旅行費における学校の考え方・工夫について御理解いただきました。今年度に入る前から新聞などで「2024年度問題」として、運送業界等の働き方改革についての報道が繰り返しなされていました。旅行関係については、バス運転手の皆さんの確保が大きな課題であり、そして、一日の運転業務に携わる時間も明確に示されたことから、以前と比べると費用面について値上がりが、日程面については様々な制限がかかってくることになります。そのような説明もさせていただき保護者の皆さんには御理解いただいたものと考えております。22日(月)の週から、2・3学年において旅行的行事の準備が始まります。修学旅行、宿泊研修のねらいの達成はもとよりですが、生徒にとってよりよい学びとなるよう職員一同努めていきます。今後、旅費の納入等がありますが、引き続き保護者の皆さんのお力添えをお願いします。そして、今後の旅行的行事も持ち方についても保護者の皆さんのお考えを聞かせていただくこともあるかと思います。こちらもよろしくお願いします。

 

【PTA総会~PTA活動を考える~】

 20日(土)の土曜活動の授業参観の後、体育館においてPTA総会が開催されました。100名を超える保護者の皆さんに参加していただきました。冒頭の校長挨拶の中で、本校のPTA組織の現状について説明しました。現段階でPTA会長をはじめとした役員が決まっていないことをお伝えしました。特に今年度は体育文化振興会費等のことで保護者の皆さんのお知恵をお借りしたり、具体の活動の実施によるPTA組織の活性化を図ったりすることなどが予定されています。また、学校は年間を通して多くの課題を抱え、その解決に向けて保護者の皆さんと連携・協働する場面が必ずありますので、そのときに誰に相談すればよいのか決まっていないと、教育活動の推進に支障をきたすことも想定されます。22日(月)以降も引き続きPTA役員については公募をしますので、保護者の皆さんからの御連絡を待ちたいと考えているところです。当日の総会においては、前年度の活動内容や決算報告、今年度の活動予定や予算について審議していただき、全ての内容について承認していただきました。今年度は本校のPTA組織の在り方を保護者の皆さんと考えていく年度と位置付けております。保護者の皆さんのお力添えをよろしくお願いします。

 

【授業参観~日常授業の公開~】

 20日(土)は今年度最初の土曜活動日でした。本校では土曜活動日には授業を公開しており、今回は学級担任の授業を参観していただきました。8時40分から授業が始まりましたが、各教室には保護者の皆さんの姿はちらほらでした。それが9時を過ぎると、各教室ともかなりの人数の保護者の皆さんの姿が見られました。特に、1学年については「小学校と中学校の授業の違い」や「専門的な内容の学習に我が子はどのように対応しているのか」など関心が高く、保護者の皆さんであふれていました。一昔前の授業参観は何か特別な感じが多かったように思います。教師は着飾り、いつもは使わない教材を用意するなどの光景が見られましたが、本校では「普段の授業を参観してもらおう」を大切にしているので、保護者の皆さんの前で展開された授業はいつも通りの普段着の授業でした。参観されていかがでしたでしょうか。参観を終えて職員室に戻ってきた教師の一人が、「とても緊張しました。でも、保護者の方が私の説明に頷いてくれたりして安心しました」と言っていました。保護者の皆さんによる授業参観は、教師の成長の場でもあります。あと3回、土曜活動が予定されています。次回からもたくさんの保護者の皆さんの御来校をお待ちしております。


 

【部活動発会式~必ず成長する~】

 19日(金)の放課後、「部活動発会式」が体育館で行われました。1学年の生徒たちは入学してから5日間の部活動見学を有効に活用し、自分が入りたい部活動を吟味していました。そして、当日、正式に部活動に加入しました。各部活動ごとに整列した様子は壮観でした。2・3学年の生徒に1学年の生徒が加わって、更に全ての部活動から「頑張りたい」、そんな様子が見て取れました。今年度の部活動のスタートに当たり、5つの言葉を大切にしてほしいと伝えました。1つ目は「当事者意識」で、部活動で頑張りたいと自分が決断したことから部活動について常に自分事として捉えること。2つ目は「相手意識」で、後輩、先輩、友達、家族など、部活動を通して出会うひとたちのことを常に考えること、3つ目は「自律」で、自分の行動に責任をもつこと、4つ目は「尊重」で、相手を常に敬うこと、そして最後に「創造」で、部活動を通して新しいものを創り上げること、是非、これらの言葉を意識して部活動に取り組んでほしいと思います。今年度も部活動における生徒たちの活躍を楽しみにしています。保護者の皆さん、生徒たちが部活動に取り組めるのは、保護者の皆さんがいてこそだと思います。大会やコンクール、練習試合なども場面で生徒たちは様々な表情を見せてくれます。是非、会場で応援してください。また、普段の練習を見学されることも大歓迎です。

 

【来校者用駐車場の設置~安心して御来校ください~】

 本校には日常的に様々な人たちが訪れます。各種の業者の皆さんは短時間で用事が済むのでよいのですが、中にはある程度の時間をとってお話ししていかれる方もけっこういらっしゃいます。その方々から「車を玄関前に停めたけど大丈夫ですか?」、「どこに駐車していいか分かればありがたいのだけど」などの声をけっこういただいていました。そこで用務員の島谷さんに「来校者用駐車場を設置したいので看板をつくってもらえないか」依頼したところ、素晴らしい看板とともに、駐車場を設置してくれました。A3版の用紙をうまくラミネートして枠におさめ見やすく工夫してくれるとともに、強風が吹いても倒れないようしっかり看板を地面に固定してくれました。16日(火)に看板が設置されてから多くの方々に利用していただいていますが、先日、教育委員会の方が来校された折に、「来校者用駐車場をつくってくれたんですね。安心して駐車することができました」、「来校者の声をすぐに形にしていただきありがとうございます」、「迷いなく車を止めることができるのでストレスなく北中に来ることができます」などの声をいただきました。校門を入って右側に2台分の駐車場を設置していましたので、保護者の皆さん、地域の皆さんにも是非利用してください。

 

【部活動見学~部活動の魅力を知ろう~】

 10日(水)から部活動見学が始まりました。放課後になると、各部活動に1学年の生徒が練習を見学していたり、実際に簡単な練習に参加したり姿が見られます。部活動は中学校から始まるので、多くの1学年の生徒にとって初めての体験なので、どのように見学したらよいのか戸惑う様子も見られましたが、そんなときは2・3学年の生徒が優しく声を掛けて1学年の生徒の緊張感をほぐしてくれます。部活動見学2日目からは、実に楽しそうに見学したり参加したりしている生徒が増えました。いろいろな部活動を見学している生徒がいる一方で、小学生の時から入る部活動を決めている生徒もいます。後者の生徒は早く本格的な練習がしたいという表情で簡単な練習に参加しています。18日(木)まで見学期間があるので、ゆっくり考えてどの部活動に入るのか決めてほしいですね。部活動は学級とは違った面がたくさんあります。当該の競技等の技術が向上するだけではなく、同じ目標に向かっていくことの大切さや、チームとして絆を深めていくことの喜びなどを実感でき、それが人としての成長につながっていきます。入りたい部活動が見付かるといいですね。

 

【交通安全指導~命を守る~】

 11日(木)から交通安全指導が始まりました。北中学校前の交差点など3箇所に7時45分から8時20分まで教員がローテーションを組んで生徒の登校の様子を見守っています。いつもはいない教員が立っていて、「おはよう」など声を掛けてくるので、最初生徒は戸惑っていたようでしたが、次第に慣れてきて教員の挨拶に笑顔で応える生徒がたくさんいます。生徒の登校を見守っている教員からは「しっかり交通ルールを守って登校していますよ」という声がたくさん聞かれます。北中学校の周辺の道路は交通量が多いことから常に交通事故と隣り合わせと言ってもよいかもしれません。ちょっとした油断で事故は起こります。こちらが注意していても事故に遭うこともあります。登下校中の自分の命は自分で守るということをいつも心に置いておいてほしいと思います。交通安全指導は16日(火)まで続きます。最後に「遅刻ギリギリで周りを見ないで走っている生徒が何人かいます」という声も聞かれます。朝、余裕をもって登校できるようにしたいですね。次年度も交通安全指導は継続すると思います。保護者や地域の皆さんで、もし協力してもらえる方がいれば、学校に連絡してください。よろしくお願いします。

 

【生徒会入会式~中学校の仕組み~】

 10日(水)の2時間目に生徒会入会式が行われました。1学年の生徒が学級担任の誘導で体育館に入場してくると、2・3学年の生徒たちから大きな拍手が送られました。2・3学年の生徒と対面する形だったので、多少緊張した表情の生徒も多かったと思います。しかし、部活動のユニホーム姿の2・3学年の生徒の姿を見ると、部活動紹介への期待が一気に高まったように感じました。最初に生徒会書記局が中心となり生徒会組織の仕組みや役割を説明しました。各専門委員会の説明も丁寧で分かりやすかったと思います。1学年の生徒一人一人が「生徒会に入会したんだな」という実感が湧いたと思います。次に部活動紹介が行われました。各部活動とも部員獲得競争の真っただ中にあるので、とても趣向を凝らした紹介が多くありました。実際の練習の一部分を見せる部活動が多かったですが、2・3学年の生徒もさすがに緊張していたらしく、いつものプレーができずに「しまった!」という表情も見えました。でも、失敗しても「精一杯自分たちの思いを伝えよう」という姿勢は十分に1学年の生徒に伝わったと思います。どの部活動にもたくさんの1学年の生徒が入るといいですね。生徒会、部活動など、中学校の文化を一つずつ理解していきながら北中生になっていきますね。

 

【集会指導~きちんと整列する理由~】

 10日(水)の1時間目に「集会指導」が行われました。全校生徒が体育館に集合し松田教諭の指導の下、全校朝会等においてどのように整列するかを共通理解しました。2・3学年の生徒にとっては毎年の恒例行事になっているので、スムーズに動き、整列ができていました。しかし、1学年の生徒にとっては、初めてのことなので、最初はどこに合わせて整列したらよいのか戸惑う姿も見られましたが、先輩たちの姿を見て、すぐにできるようになりました。昨年度、本校に着任して、この状況を見ながら、「中学校にはこのような指導が必要なのか」と最初は感じていました。しかし、毎回の全校朝会のときの生徒の様子(講話を聞いたり、表彰を受ける仲間を見守ったりなど)は全てこの集会指導に起因していることが分かりました。ステージに上がった人のことをしっかり見る、そして、顔を上げてしっかり聞く、そんな姿が1年を通して見られました。そんな姿に見つめられて話をすること、とても快適でした。生徒たちが「相手意識」を大事にしていることがよく分かりました。松田教諭の指導の言葉の中にもそのことがたくさん入っていました。ただ「並べ!」、「きちんとしよう!」ではありません。なんでそうすることが大切なのか、そのことをしっかり伝えれば生徒たちは確実にそのことを実行してくれます。今年度も全校朝会等で生徒たちに向き合う時間が今から楽しみです。

 

【第75回入学式~自分探しの旅~】

 9日(火)に第75回北中学校入学式が行われました。当日はあいにくの雨で肌寒い天候でしたが、58名の1学年生徒が本校に入学しました。10時に式が始まりましたが、体育館への入場時は多少緊張している表情が見られましたが、「新入生呼名」の場面になると、学級担任が名前を呼びあげる度に、凛として起立する姿が多くなっていました。続く式辞や祝辞の場面では、壇上の人たちをしっかり見つめて話を聞いていました。その姿から「すぐに北中生になれるな」ということを実感しました。式辞の中で「自分のことを改めて知ってみよう」という「自分探しの旅」の話をしました。自分はどんな人間なのか、何ができるのか、何が好きなのかなど、各種の取組を通して、自分のことを見つめてほしいこと、課題に取り組むにしても、多くの個性が集まって協働した方が必ず望ましい答えが導き出せる、そんな話でした。「在校生歓迎の言葉」は生徒会長の岩渕佳鈴さんが述べました。全校で温かく1学年の生徒を迎え入れようとする気持ちがたくさん伝わってきました。「新入生誓いの言葉」は五十嵐唯蒔君が述べました。中学校生活において常に前を向いていこうとする決意を堂々と述べていました。1学年の58名が加わり、全校生徒は188名になりました。一人一人が自分の色を大切にして、そして、互いにその色を認め合って、自分探しの旅に出てほしいと思います。

 

【入学式準備~先輩として~】

 始業式の後、学級活動を経て、2・3学年の生徒たちが翌日の入学式の会場設営、教室装飾が行われました。3学年の生徒たちは体育館に集合し、テキパキとした動きで紅白幕を貼ったり、椅子を並べたりしてくれました。卒業式の会場設営を経験していることもあり、とてもスピード感があり、更に丁寧な作業ぶりは見事でした。その姿から、スクールリーダーとして自覚を感じました。2学年の生徒たちは1学年の教室をきれいに装飾してくれました。「入学おめでとう」のカードを掲示板に貼ってくれたり、色とりどりの花をつくって壁を飾ってくれたりして、教室が一気に歓迎ムードになりました。先輩になって何をすべきか、先輩としてどんな姿を見せるべきなのか、そんなことを自覚して取り組んでくれたのだと思います。1学年の後輩のために気持ちを込めて準備する2・3学年の生徒たちの姿から、今年度北中学校がますます変容していくのではないか、そんな期待感を抱いたところです。

 

【1学期始業式~「見通し」と「基本」~】

 着任式に続いて1学期始業式が行われました。校歌斉唱から始まりましたが、卒業式や修了式と比べると若干元気がなく「大丈夫かな?」と少し心配になりましたが、校長式辞のときの姿は、昨年度同様、しっかり話を聞こうとする姿勢は健在でした。その姿を見ていると先ほどの心配も杞憂だったかと思い直しました。さて、式辞では、先を見通すことと基本を身に付けることの大切さについてお話ししました。私が教員に採用された当時に購入し、現在も現役で活躍してくれている「穴あけパンチ」を例にしてそんな話をしました。詳細は別添の講話要旨を御覧ください。最後に、全学年・学級の学級担任や副担任、部活動の担当者を発表しました。2学年は新しい学級編成の発表は事前にありましたが、学級担任の発表はこのときが初めてだったので、一層集中して聞いているように感じました。令和6年度の北中学校が本格的に始動しました。生徒たちには1年後の自分の姿を想定しながら、基本的なことを繰り返して基本を身に付ける、そんな学校生活を送ってもらえたらと思います。そして、そんな生徒たちを教職員全員で支えていきたいと思います。


060408 1学期始業式講話要旨.pdf

 

【着任式~よろしくお願いします~】

 10日前に7名の教職員の皆さんが北中を去りました。とても寂しい思いをしていましたが、1週間前に5名の教職員の皆さんに加わっていただき、先週、共に仕事をする中で、寂しさは次第に薄れ、新しいスタッフで北中学校をもっとよい学校にしていこう、そんな前向き感が職員室、更には校舎中に感じられます。そして、8日(月)に着任式が行われ、新しく本校に着任した教職員の皆さんを生徒たちに紹介しました。小原憲教頭は釧路町立別保中学校から転入されました。実家が北中校区であり、教員時代に北中にも勤務していたそうです。田村純教諭は釧路市立景雲中学校から転入されました。本校には景雲中学校出身が多く、気心が知れた者同士で力を発揮してくれることを期待しています。中野花梨教諭は3月に大学を卒業したばかりですが、気持ちのよい挨拶ができる今後の活躍が楽しみです。髙橋乃枝瑠教諭は東京都新宿区立西戸山中学校から転入されました。海外への留学経験もありとても広い視野をもっていて本校の教育活動の充実に尽力してくれると思います。用務員の渡部道博さんは釧路市立新陽小学校から転入されました。とても丁寧に仕事をしていただき、さらに校舎の環境がよくなりそうです。5名の皆さんの加入で北中学校が変容していく、そんな確信を感じる着任式でした。

 

【教室設営~学級担任の思い】

 先月の最終週、用務員の島谷さんが各階の教室と、教室前の廊下のワックスがけを行ってくれました。おかげで床はピカピカに輝いています。その作業が終わるとすぐに、前年度の学級担任が最後の教室清掃をして、今年度の学級担任に教室をバトンタッチします。新しい学級担任は、机と椅子をきっちり並べたり、新学期を迎えるに当たり必要な掲示物を生徒の立場になって見やすい場所に貼ったりして教室を創っていきます。そんな作業に1週間を費やします。「生徒がこの教室に入ってきたときに、『今年も頑張ろう』と感じられるかな」、「安心して過ごせる環境にするためには何が必要かな」、そんなことを考えながら、試行錯誤して教室設営を行っていきます。8日(月)の朝、各教室を回ってみました。整然と並ぶ机と椅子、生徒目線で貼られた掲示物、ゴミ一つ落ちていない床など、入った瞬間に清々しい思いになります。そして、教室の所々に学級担任の生徒に対する温かい思いを感じることができます。生徒たちが教室に入った瞬間、どんなことを感じるのか楽しみです。生徒たちを迎え入れる万全の体制をつくってくれた教職員の皆さんに校長として感謝です。

 

【お世話になりました~離任式~】

 22日(金)、修了式に引き続き離任式が行われました。今回は6名の皆さんが転出・退職されることになりました。堀員彰教頭は弟子屈町立弟子屈中学校に、南川琴音教諭は浜中町立散布中学校に、畠山雅春教諭は北海道教育大学附属釧路義務教育学校後期課程に、瓜田美鈴教諭は釧路市立鳥取西中学校に、泉史夫教諭は釧路市立青陵中学校にそれぞれ転出されます。鈴木義次教諭と用務員の大森幸男さんが退職されます。期間の長短はありますが全員の方が本校教育の充実のために尽くしてくれました。とても寂しいですが、学校には必ず異動があり仕方ないところです。新任地での皆さんの活躍を祈念したいですね。一人一人から生徒たちにお別れの挨拶があった後、生徒会役員から花束が贈られ、全校生徒と全教職員で体育館から退場する姿を見送りました。皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

【自問自答~修了式】

 22日(金)に令和5年度「修了式」が行われました。全校生徒による校歌斉唱から始まりました。1・2学年だけの校歌でしたが、卒業式同様、体育館に歴史ある本校の校歌が響き渡りました。校歌斉唱に続き、1学年代表の高橋優斗君と2学年代表の森脇綾香さんに修了証書を手渡しました。二人とも学年代表らしく、立派な姿勢で受け取っていました。最後に私から式辞として、「自問自答することの大切さ」についてお話ししました。その中で、人間の脳には検索エンジンとしての役割があり、ネガティブな質問をするとネガティブな解答しか返ってこないこと。このことで、悪循環のループに陥ってしまうこと。一方で、ポジティブな質問をするとポジティブな解答が返ってきて、危機的状況から脱することができたり、自身の成長につながったりするという内容でした。23日(土)から春季休業が始まり、学習や部活動等に取り組むと思います。そのときに、「どうして自分はこの問題が解けないだろう」と自問するのではなく、「どうしたらこの問題が解けるだろう」と自問することが大事であり、そうすることで具体的な方法が自答の形で見付かると思います。春季休業期間はとても短いですが、1年後、自分はどうなっていたいのか、具体の目標を立て、そのためには何をすればよいのかを自問自答して考えてほしいと思います。4月8日(月)に1年後の明確な目標をもった皆さんに再会できることを楽しみにしています。

 

【よろしくお願いします~生徒会役員認証式~】

 22日(金)に令和6年度前期生徒会役員の認証式が行われました。先日の生徒会役員選挙において、立候補した全員が信任され、当選を果たしました。令和6年度前期生徒会役員は、会長に岩渕佳鈴さん、副会長に高橋陸人君、大野奏羽君、役員に渡部菜花さん、高橋優斗君に決まりました。前期の生徒会役員は新年度の学校の立ち上げにも関わります。1学年を迎える会はもとより、1学年の生徒に北中学校の内容を知らせるという重要な役割があります。そして、体育祭などの大きな学校行事もあり、そこにも関わることになります。更には、2学期早々に、徳島県松茂町の中学生が来校し、本校の生徒と交流する機会の企画や運営にも積極的に関わってもらえたらと考えています。忙しい合間を縫って、公約で掲げた「北中校歌を歌おうプロジェクト」等の実施もあります。大変な状況の中での業務となりますが、皆さんなら全校生徒を巻き込んで新しい北中の歴史を創れるはずですので頑張ってほしいと思います。教職員一同、皆さんを応援してます。

 

【主張・心意気~前期生徒会役員選挙~】

 19日(火)に前期生徒会役員選挙が行われました。会長1名、副会長2名、役員2名の定員に対して、5名が立候補したため信任投票となります。投票に先立ち、5名の候補者が自身の主張や心意気を全校生徒に向けて熱く伝えました。会長に立候補した岩渕佳鈴さんは、本校の課題を見付け、その解決を図る過程で次年度の重点教育目標の実現を図りたいと訴えました。特に「北中校歌を歌おうプロジェクト」の継続を強調しました。副会長に立候補した大野奏羽君は、いじめの根絶を訴えました。そのために、全校生徒が温かい気持ちで交流できる場をつくりたいと伝えました。同じく副会長に立候補した高橋陸人君は、本校の課題を一つ一つ解決して、本校に恩返しをしたいと訴えました。役員に立候補した渡部菜花さんは、全校生徒が元気になる企画を立ち上げたいと訴えました。同じく役員に立候補した高橋優斗君はこれまでの学級委員長の経験を生かして学校をまとめていきたいと訴えました。立候補者全員が北中学校を今以上によい学校にしたいという思いがたくさん伝わってきました。是非、信任されて新しい北中のリーダーとして、本校をリードしていってほしいと思います。

 

【旅立ちの時~第74回卒業証書授与式~】

 15日(金)に第74回卒業証書授与式が行われました。保護者の皆さんはもとより、PTA会長、中学校区の小学校長、学校運営協議会の皆さんにも御参列いただき、また、式歌も卒業生、在校生ともに歌うことができ、久しぶりに何の制限もない中で卒業式を行うことができました。国歌・校歌斉唱から始まりましたが、「校歌を歌おうプロジェクト」の成果もあり、素晴らしい斉唱になりました。卒業証書授与の場面では、一人一人が整然とした姿勢で証書を受け取っていました。返事や挨拶などの礼法も、さすが3学年という姿でした。送辞、答辞を述べた中村天希君、黒田夢美さん、ともに生徒代表として実に立派な姿勢でした。黒田さんが保護者に対してお礼を述べたとき、保護者席ではハンカチで目頭を押さえる方が続出していました。在校生式歌「あなたに会えて」は卒業生に対して感謝する思いがたくさん詰まっていることが分かりました。卒業生式歌「友~旅立ちの時」は後輩たちに「北中を頼む」というメッセージが伝わってきました。卒業式をよく1年間の教育活動の集大成と言うことがあります。今回の卒業式はまさにその通りでした。改めて、卒業生の皆さん、そして、保護者の皆さん、卒業おめでとうございました。

 

【「つながり」を大切に~同窓会入会式~】

 13日(水)に「同窓会入会式」が行われました。生徒たちにとっては「同窓会」と言っても実感はないようで、体育館に入場してくるときは一様に緊張しているように見えました。しかし、校歌を斉唱した後は、いつもの3学年の表情に戻りました。最初に、本校同窓会長の工藤彦夫氏から祝辞がありました。本校の同窓生が全国に2万3千人以上もいること、そして、自らの道を切り拓いていくことの大切さを伝えてくれました。自身の仕事の関係で勉強している中国語でこのことを伝えてくれました。続いて、各学級の幹事が任命されました。1組は武田瑠晄亜君、2組は加藤宗君が任命され、加藤君が力強く入会宣言を行いました。最後に私から「あいさつ」をしました。これまで仕事をする中で、厳しい状況のとき、いつも同窓会に助けてもらったことを話しました。本校を卒業すると3学年の生徒はそれぞれの道を進んでいきます。大学に入学したり、社会人として働いたりすると、更にそれぞれの道に進むことになります。そんな中での「つながり」をこれからも大切にしてくれたらと思います。

 

【卒業式当日に向けて~卒業式総練習~】

 14日(木)に卒業式総練習が行われました。7日(木)から卒業式の練習や準備が始まって5日余り、コロナ禍前の卒業式を行うにはいささか準備期間が短いのではないかと心配もありましたが、入場から退場まで、ほぼ完ぺきな内容でした。卒業生入場(退場も)の場面では、在校生が最後の一人が着席するまで(退場するまで)、会場に響き渡る拍手を送っていました。国歌・校歌斉唱の場面では、しっかり声を出していました。卒業証書授与の場面では3学年の生徒の証書を受け取る姿勢が立派でした。しっかり顔を上げ、礼がとてもきれいでした。送辞の中村天希君、答辞の黒田夢美さんの所作も素晴らしかったです。さすがに生徒代表という風格さえ感じました。圧巻は式歌でした。在校生の「あなたに会えて」は3学年の先輩に向けて気持ちを込めて歌っている様子が伝わってきました。卒業生の「友~旅立ちの時」は「北中をよろしく頼む」というメッセージが伝わってきました。在校生と思いと卒業生の思いが交錯して、全員で卒業式を創り上げようとする姿勢は見事でした。本日の総練習が一つのゴールだったと思います。そして、全員がそのゴールに到達したと実感できました。明日は卒業式当日です。3学年は感極まって式歌を歌えないかもしれません。それでもいいと思います。全員で過ごす最後の時間を全員でかみしめられたらいいですね。

 

【しっかり復習しよう~1学年放課後学習会~】

 3月に入ると、1・2学年とも教科書の内容の学習がほぼ終わりになります。4月からの学習に思いを馳せる生徒もたくさんいますが、一方で、「今年度の学習内容がちゃんと身に付いているか」と不安に感じる生徒も多くいると思います。そんな不安を解消する取組が1学年の生徒を対象に、7日(木)から始まっています。それは「1学年放課後学習会」です。本校の学習支援員の畠山祥代さんが企画してくれました。4月12日(金)に新2学年は文教テストを控えています。このテストの範囲が、1学年の学習内容であるため、本学習会では、文教テストに向けた学習を通して、今年度の学習内容を復習することをねらいにしています。そして、教師側が「これをやりなさい」と言ってプリントを用意するというスタイルではなく、生徒は自分の課題を分析し、その課題の克服に向けて、生徒は自分で学習計画を立て、それに基づいて自主的に学習を進めていくというスタイルです。まさに今の生徒たちに求められている学習スタイルです。19日(火)まで放課後の1時間を活用して本学習会は行われますが、是非、多くの生徒が参加して、今年度の学習の復習をしっかりして次年度の学習に向かってくれたらと思います。

 

【命について考える~いのちの授業~】

 8日(金)の3・4時間目の1学年の保健体育の授業において、「いのちの授業」が行われました。釧路市立病院から3名の助産師(矢崎さん、五十嵐さん、山添さん)の皆さんが講師になり、出産に基づいて、「命」について考える授業を行っていただきました。「皆さんがこの世の中に生まれてくるのは、太平洋で1円玉を探し出すぐらい大変なことなんだよ」、「みんなの体は60兆個の細胞からできているんだよ」、「赤ちゃんの心臓の音はみんなの心臓の音の2倍の速さなんだよ」など、現在、ここで生きていることがどれだけ尊いことであるかということを伝えてくれました。矢崎さんが妊婦を、五十嵐さんが助産師を演じ、実際の出産の場面を再現してくれました(出産に立ち会う夫役を演じた畠山教諭の演技も見事でした)。赤ちゃんを取り上げる場面では、生徒たちは真剣な表情で見つめていました。産道を通って赤ちゃんが生まれてくる場面は、全員が体験しました。布で手作りした産道を通り抜けようとする生徒たちは、赤ちゃんになりきって一生懸命に産道を抜け出そうとしていました。最後に、「命」についての動画を視聴しました。赤ちゃんの誕生から成長していく過程を追っていく内容でした。赤ちゃんの誕生を喜ぶ家族の姿、子育てに奮闘する親の姿、反抗期になり親の言うことを全く聞かなくなる姿、そんな我が子をいつでも信じ愛している姿など、自分の命がどれだけ大切で、どれだけ多くの人たちが自分の命を大切にしてくれているか、とても感動的な内容でした。生徒たちがこれからの人生で大事な岐路に立ったとき、本時を思い出してくれたらと思います。

 

【最後の舞台へ~卒業式に向けた練習~】

 5日(火)、6日(水)に公立高等学校の入学者選抜試験が実施され、7日(木)から3学年の生徒がいつも通り登校しています。教科の授業は全て終了しているので、当日からの授業は「卒業式の練習」になります。早速、2時間目の授業から練習が始まりました。入場や退場の仕方、座席の位置の確認から始まりましたが、戸惑っている生徒が多くいたように思いました。その理由は、昨年度までコロナ禍であったため、卒業式は当該学年だけの参加、保護者の参列の人数も制限され、国歌・校歌の斉唱はCDを活用するなど、感染防止が徹底されていました。つまり、中学校の卒業式のイメージがない中での練習のスタートになったわけです。今年度は感染症防止に対する制限も特になく、コロナ禍前の状況に戻る形になります。式次第を見てみても、項目が増えていました。それに従って、練習する内容も増えます。残された時間は少ないですが、これまで北中学校を創ってくれた3学年の生徒たちであれば、きっと素晴らしい卒業式を創れるはずです。最後の舞台に向け、練習、頑張ってください。3学年の4名の学級担任が、生徒との別れを実感しながら、涙をこらえ見守る姿が印象的でした。

 

【自分の考えをもち表現する~意見発表会~】

 5日(火)と6日(水)に、1・2学年において「意見発表会」が行われました。各日、学年ごとに体育館で行われました。1学年代表9名、2学年代表10名が、自身が選んだテーマに基づいて完成させた意見文をみんなの前で発表します。その発表について、校長、教頭、学年の教員が採点するので、代表の生徒たちは相当なプレッシャーを感じていたと思います。しかし、ステージに上がって発表した全員が、自分の考えを自分の表現の仕方を駆使して堂々と発表していました。また、代表者の発表を聞く側の生徒たちの姿勢も立派でした。しっかり顔を上げて発表者を注視して聞き入っています。ときには頷いたり、笑ったりしながら、発表者に共感しながら聞く姿勢はとても印象的でした。また、運営、計時に当たっている生徒も、自分の役割をしっかり務めていました。発表者だけではなく、全員が主人公の意見発表会を創り上げた1・2学年の生徒の姿勢、本当に見事でした。後日、各学年において、金賞、銀賞、銅賞が発表され、金賞に選ばれた生徒の中の1人は6月に市内で行われる「少年の主張」の本選に本校を代表して出場します。

 

【自信をもって~入選直前、学年集会~】

 5日(火)と6日(水)は道内公立高等学校入学者選抜試験が行われます。人生で初めて自分の岐路を決する入選に向けて、4日(月)の4時間目に3学年において学年集会が行われました。体育館に集まってくる3年生の表情から、かなりの緊張感が伝わってきました。整列後、校長から激励のメッセージを伝えました。健康に留意して当日を迎えること、当日の朝、最も身近で応援してくれた保護者に「行ってきます」と伝え、帰宅したら「ありがとう」を伝えること、そして、当日の筆記試験や面接においては、自信をもって臨むこと、の3点を伝えました。特に、3点目については、これまで受験勉強を頑張ってきた「自分を信じてください」という意味でお話をしました。その後、進路指導主事、3学年主任の高柳教諭から当日に向けての準備、当日の持ち物、心構えなどが説明されました。事前に配付された資料に真剣に目を通すとともに、メモを取ったり、線を引いたりして、頷きながら聞いている生徒がたくさんいました。この学年集会から既に入選に臨んでいくという本気モードになっていました。さすが3学年の生徒たちです。全ての内容が終わって、体育館を去っていく姿から、「自分で自分の進路の道を切り拓いてきます」という気概が伝わってきました。まずは全員がベストの体調で、当日を迎えることを心から願っています。

 

【1人1授業~高柳教諭授業公開~】

 29日(木)の3時間目に、2学年1組において高柳教諭が社会科の授業を公開しました。今年度本校で推進している校内研修の一環です。多くの学校では秋に教育局や市教委の指導主事に授業を公開し、授業改善についての研究協議が行われて、その年度の校内研修が実質終了となりますが、本校では3月まで続きます。年間を通して授業改善に取り組んでいこうとする姿勢は教師という仕事に真摯に向き合っている証であると思います。

本時は「関東地方」について学ぶ単元の5時間分の3時間目に当たりました。「東京大都市圏の拡大によって、どんな問題が起こり、どのようにその問題を解決していくか」という課題が設定されていました。高柳教諭はこの課題を解決するための材料として、都心の駅(新宿駅や渋谷駅)の朝のラッシュアワーの動画を用意していました。生徒たちにとって東京大都市圏は知ってはいても実感が伴っていないため、何もない中で課題解決に当たると、教科書や資料集だけに頼ることが考えられ、発想が広がっていきません。そこでこの動画が大いに活躍しました。生徒たちはこの動画から、大都市圏における様々な課題を発見していき、タブレットに記録していきます。そして、互いの考えを交流し、自身の考えを深めていきます。その後、資料集等を駆使して、見事に課題を解決していきました。高柳教諭は3学年の学級担任であり、進路指導の責任者でもあります。入選が間近に迫り多忙を極める時期でしたが、そんな中でも質の高い授業を公開してくれました。特別ではなく、日常の授業から質の高さを実感させる高柳教諭の授業実践はすごいと思います。

 

【成長を実感~片桐教諭が出前授業実施~】

 22日(木)に中央小学校の第6学年において片桐教諭が音楽の「出前授業」を行いました。「卒業式の式歌を、自信をもって歌ってほしい、そのために片桐教諭に力を貸してほしい」という中央小学校の依頼に基づき実現しました。昼休みが終わる直前に第6学年の児童17名が多目的ホールに集まってきました。20日(火)に最初の出前授業を行っているのでリラックスした雰囲気でした。上下のパートに分かれて、声を出すためのストレッチが始まりました。その後、式歌「旅立ちの日に」の練習が始まりました。「出だしの『白い』の『シ』の音を伸ばして響かせて」、「言葉の塊(フレーズ)を意識して」、「楽譜の記号は何を示しているかな」など、次々に片桐教諭から具体のアドバイスが送られます。児童たちは一つ一つのアドバイスを聞き漏らすまいとして一生懸命に聞き、実現しようと頑張ります。途中で休憩を挟みましたが、児童たちは真剣に歌い続けました。片桐教諭から「自分たちの歌はよくなったと思う」という問い掛けがありました。児童の全員がうなずいたり、「絶対によくなった!」と力強く答えたりしていました。今回が児童たちにとって最後の授業になりましたが、今後は学級担任の教諭とともに、素晴らしい式歌を完成させることが実感できました。片桐教諭は以前、青葉小学校でも出前授業を行い、当校の児童や教員からとても喜ばれていました。今後も校区の小学校のために尽力してくれたらと思います。

 

【期待感~南川教諭乗り入れ授業~】

 19日(月)に中央小学校の第6学年において、南川教諭が外国語の乗り入れ授業を行いました。最初に自己紹介を行いましたが、児童が聞き取りやすいようにゆっくりとジェスチャーを交えながら英語で自分のことを紹介していきます。児童の何人かは緊張していたようでしたが、この自己紹介でかなりリラックスできたようです。本時の目標として、「英語を楽しもう!」と「中学校生活について知ろう!」が提示されました。最初の目標を達成するための活動として、自分自身の力で成長していくゲームを行いました。児童たちはジャンケンをして、互いに英語で質問し合うなど、積極的に英語を使っていました。そして、自分の英語が友達に通じた喜び、友達の英語を理解できた喜びを実感していました。次の目標を達成するための活動として、「On the lock!」という活動を行いました。これは閉められた鍵を英語での問答(中学校の教科について)を繰り返して空けていくゲームです。ここでも児童たちは積極的に英語を使い、英語の楽しさを実感するとともに、中学校で学ぶ教科に興味を示していました。本校の第3学年の生徒が学校行事について紹介する動画も活用され、より中学校生活への関心が高まったのではないでしょうか。音楽科の片桐教諭に続いて外国語科の南川教諭も乗り入れ授業に臨みました。北中学校区においては、小中連携の流れがどんどん加速しています。

 

【地域と共にある学校~学校運営協議会開催~】

 19日(月)に今年度最後の学校運営協議会が行われました。最初に今年度の学校経営について、釧路市標準学力検査や学校評価の結果に基づき、成果や課題、課題解決に向けた改善の方向性などについて説明しました。委員の皆さんから、生徒の成長を認識する一方で、生活習慣や学習習慣の確立に課題をもっていることに危惧しているなどの声をいただきました。習慣づくりは学校だけでできることではなく、家庭や地域の力を活用する必要性について御助言いただきました。また、保護者や地域住民を積極的に巻き込んだ戦略を構想するとともに、家庭や地域の力に頼るよう御指導いただきました。委員の皆さんから生徒会の取組を高く評価していただき、学校運営協議会に生徒会を招いて、学校の活性化について協議してはどうかという提案もいただきました。次年度の本会の実施、更には学校づくりにたくさんのヒントをいただきました。その後、次年度の学校経営方針を説明しました。出席された全ての委員から了承いただき、令和6年度の学校経営ビジョンに自信をもって取り組むことができます。なお、学校経営を進めるに当たり、応援するという力強い言葉もいただきました。次年度から本格的な学校運営協議会が始まります。今後とも保護者や地域の皆さんのお力添えをよろしくお願いします。

 

【学校を応援~教育委員学校視察~】

 19日(月)に釧路市教育委員会教育委員(山口隆氏、大山稔彦氏、小出美貴子氏、籾山彩子氏)の皆さんが来校されました。本校の授業を参観していただくとともに、学校経営について御指導・御助言をいただきました。授業参観については、まず各教室の環境について評価していただきました。学級内の掲示物に学級担任としての思いが感じられること、写真などが豊富に活用されていて、教室内が明るい雰囲気になっていることなどについてお話しいただきました。各教室で行われていた授業については、専門性の高い指導場面が随所にみられること、生徒に寄り添った対応が見られたこと、運動量が確実に確保され体力向上が期待できること、生徒が力を発揮しやすい雰囲気が教室にあること、図書室の充実が学力をはじめ生徒のあらゆる力に結び付くこと、美術や音楽など、生徒の情操を育む教育が大切にされていることなどについて評価をしていただきました。また、戦略的な学習形態の日常化や本時のねらいについての教師と生徒の共有などについて御指導をいただきました。学校経営については、学校改善の方向性について評価していただきましたが、戦略の構想が具体的ではないこと、教職員の力を引き出すための策を検討すること、校長としての学びについて質と量を高めることなど、多くの御指摘をいただきました。全ての御指導・御助言が今後の学校経営の充実につながるものであり、本校にとって貴重な機会となりました。本気で学校を支えていただいている教育委員の皆さんに改めて感謝を申し上げます。

 

【心を込めて~特別支援学級卒業制作~】

 本校にはたくさんの方々がやって来ます。様々な職種の業者の方や教育委員会の職員の方、他校の教員、保護者や地域の皆さんなど、職員玄関から校舎に入り、多くの皆さんは応接室や職員室内の応接スペースで関係の教職員と打合せ等を行います。職員玄関から職員室へやって来る間に、どの方も立ち止まる場所があります。それは職員室前の掲示板の前です。ここには以前、特別支援学級に在籍する生徒たちが制作したハロウィーンの切り絵が飾られていたことは以前にお知らせしました。そして、現在は、「卒業制作」として「貼り譜」が展示されています。卒業式の式歌である「友~旅立ちの時」の一節が、細かく切り取られた無数の色画用紙で形づくられています。制作を支援していた泉教諭は「卒業式までに完成するか心配なんです」と話されていましたが、生徒たちは美術の授業はもとより、休み時間も使って黙々と集中して作業を進めていました。そして、先週、見事に完成させました。とても大きなスペースにとても小さな色画用紙を貼っていく作業は根気も必要ですが、それ以上に自分の卒業式をよいものにしたい、卒業する先輩を温かく送ってあげたいという気持ちがなければ、とても完成はしなかったと思います。今学期一杯は展示されていると思いますので、保護者、地域の皆さん、是非、御覧ください。

 

【2冠~全校朝会表彰式~】

 19日(月)に2月最後の全校朝会が行われました。いつも最初に、全校生徒と生徒会長の「おはようございます」に合わせて挨拶をしますが、この日は生徒会長の中村天希君に代わって岩渕佳鈴さんがその役を担ってくれました。中村君同様、とてもはっきりとした爽やかな挨拶で、全校生徒も岩渕さんに倣って素敵な挨拶を返してくれました。その後、全校生徒による校歌斉唱が行われました。先日、「北中校歌をみんなで歌おうPROJECT」について紹介しましたが、その成果がしっかり現われていて、全校朝会の整列の形でも、以前と比べると遥かに声が出ていました。全校朝会の度に校歌斉唱がありますが、今後の変容が更に楽しみです。最後に、学習専門委員会が企画した「Northern Project Returns」の表彰が行われました。提出数、提出率の両方で第2学年1組が優勝し、「2冠」を達成しました。頑張りましたね。優勝にはなりませんでしたが、他の学級の頑張りにも拍手を贈りたいと思います。表彰時に学習専門委員長の春名さんから、「本プロジェクトを家庭学習の習慣を身に付けるきっかけにしてください」とのメッセージがありました。このメッセージはとても大切です。学習専門委員会がつくってくれた「きっかけ」を確実に生かして、学習に対して自走できる力を全ての生徒が身に付けることを願っています。

 

【安全確保~登校時間前除雪作業~】

 15日(木)の新入生体験入学が終了した当たりから天候が怪しくなっていき、天気予報のとおり未明から雪が断続的に降り続き、16日(金)の朝には市内全体が積雪状態になっていました。釧路地方気象台の発表によると、16㎝の積雪とのことでした。学校の敷地内は昨日とは全く違う光景になっていることを想定して出勤してみると、かなり除雪が進んでいて生徒玄関前や、校門周辺の歩道は、生徒たちが歩くのに十分なスペースが確保されていました。敷地内では用務員の大森さんと島谷さんが除雪機を巧みに操り、効率的に除雪を進めてくれていました。堀教頭もスコップを持ち、精力的に除雪に当たってくれていました。それ以降、続々と教職員が集まり手分けして除雪が進みました。7時45分ぐらいから生徒の登校が始まりますが、そのころにはきれいに除雪が完了していました。生徒の登校時の安全を確保するために、除雪に当たってくれた教職員と、校内で、除雪に当たっている教員の仕事の準備に当たってくれた教職員の皆さんに感謝です。教職員の除雪する姿を見た多くの生徒が「先生、ありがとうございます」と言って校舎に入っていきました。除雪は大変ですが、素敵な光景を目にすることもできると感じました。

 

【緊張から楽しみへ~新入生体験入学~】

 15日(木)に「新入生体験入学」が行われました。今年度は中央小学校、青葉小学校、遠矢小学校から約80名の第6学年児童が参加しました。14時からの開始に向け、小学生たちは緊張した面持ちで続々と北中の校門を通り、校舎に入ってきました。体育館で開会式を行いましたが、このときも笑顔よりも緊張した表情が目立っていました。私から短い体験入学ですが、自分なりの目標をもって参加してほしいという言葉を伝えました。その後、小学生たちは、3グループに分かれて授業体験に臨みました。特別支援学級の教室では、「記号を変換する」プリントに挑戦していました。小学生たちはテキパキと問題を解決していき、担当した伊藤教諭は想定を上回る問題解決のスピードに驚いていました。数学では、「数の倍数発見法」の課題が提示されました。4枚のカードが示され、4桁の数字をつくります。そこからどのような数が11の倍数になるのかを「ある法則」を見つけ出して解答していきます。私を含め参観していた本校教員は「どうなるの?」と困惑していましたが、小学生はスイスイと解答していきます。担当した辻川教諭は「かなり戸惑うと思いましたが、小学校での学習内容がしっかり定着していることが分かりました」と言って小学生の頑張りを称賛していました。外国語では、オールイングリッシュでの授業が展開されましたが、小学生たちはすぐに慣れ、英語でのやり取りを楽しんでいました。自己紹介を英語を使って堂々と行う姿に担当した内海教諭は「早く北中学校に入学して、英語の授業を一緒に楽しみましょう」というメッセージを送っていました。最後に、体育館に戻り、熊谷教諭が北中学校での学習や生活について説明しました。体育館から退場していく様子から、中学校生活を楽しみにしている様子が窺えました。


 

【学校が動いた~北中校歌を歌おうPROJECT】

 8日(木)の昼休みに、最初の「北中校歌を歌おうPROJECT」が実施されました。2学期の終業式や3学期の始業式で校歌斉唱の場面がありましたが、ほとんど声が聞こえず、ピアノ伴奏の音だけが体育館に響いていました。このことに課題意識をもった生徒会書記局と代表委員会が、「卒業式で全校生徒が自信をもって校歌を歌えるようにしよう」、「伝統ある校歌を、誇りをもって歌おう」を目標に立ち上げてくれたプロジェクトです。当日、給食を終えた全校生徒が速やかに体育館に集まりましたが、ピアノを囲んでざわついていました。ここで生徒会長の中村天希君から「静かにしてください!」と檄が飛び、一気に練習モードに切り替わりました。片桐教諭の指示でストレッチを行い、校歌斉唱が始まりました。「先日の始業式の校歌斉唱は何だったんだろう」というというぐらい物凄いボリュームの声量で体育館に校歌が響き渡りました。2回目も同様に素晴らしい校歌斉唱でした。一生懸命に校歌を斉唱する生徒たちの姿に感動するとともに、生徒自身が課題を見付け、その解決に向けて全員で頑張る姿に、「学校が動いた」ことを実感しました。本校の生徒たちの素晴らしさを改めて実感したところでした。本プロジェクトは2月の毎週木曜日に行われます。今後も楽しみです。本校に着任して、初めて生徒が歌う校歌をフルコーラスで聞きました。改めて本校の校歌の素晴らしさに気付いたところです。

 

【救命を学ぶ~AED講習会】

 6日(火)に第2学年の保健体育科の授業において「AED講習会」が行われました。講師に釧路市消防本部警防課応急手当指導員の伊藤一幸氏をお招きして、AED機器の適切な使い方の講義、実際場面を想定した実演など、とても丁寧に御指導いただきました。最初に、AED機器の使い方について、DVDを鑑賞しました。次に、2つのグループに分かれて実演が行われました。人形の胸部付近に両手を組んで手のひらを押し当て、一人30回の胸部圧迫を行いました。生徒たちは最初ぎこちない様子でしたが、慣れてくると小気味よく胸部圧迫を続けていました。次に実際にAED機器を人形の胸付近に取り付け、電流を流す実演が行われました。ここは代表の生徒たちが実演を行いましたが、DVDで示されたように、チームで役割分担をして手際よく動いていました。講習会の最後に、伊藤氏から命を守ることの大切さを改めて伝えていただくとともに、生徒たちの講習会に臨む姿勢を評価していただきました。自分の命はもちろんですが、人の命を救うことの大切さを学ぶ貴重な機会となりました。

 

【プロジェクト発表~全校朝会~】

 5日(月)に2月になって最初の全校朝会が行われました。生徒会長の中村天希君の「おはようございます」に続いての全校生徒からの「おはようございます」ですが、連日の寒さや連休の疲れもあったのか、少し元気がなかったことが気になりました。昨日が「立春」だったので、この厳しい寒さからもう少しで抜け出すことができます。頑張りましょう。さて、当日は、まず表彰が行われました。釧路市書写書道展において、第3学年の鈴木美咲さんが銅賞に輝きました。また、3日(土)と4日(日)に行われた釧路新聞社杯争奪バスケットボール大会において、男子バスケットボール部が準優勝を果たしました。主将の重森郁人君に賞状を、副首相の関諒眞君にトロフィーを渡しました。鈴木さん、男子バスケットボール部とも、日ごろの努力が形になってよかったと思います。まだまだ伸びる余地はたくさんあります。これからも努力を重ねてほしいと思います。その後、生徒会長の中村天希君から「北中校歌を歌おうPROJECT」の実施に向けた説明がありました。「伝統ある校歌を誇りをもって元気よく全校生徒で歌いたい」、「卒業式で3年生と自信をもって校歌を歌いたい」と熱く語ってくれました。2月の昼休みに全校生徒が体育館に集合して練習する機会を複数回設けるそうです。まさに自走する生徒会です。生徒たちの自主的な活動を教職員一同、全力で伴走したいですね。

 

【外国語でコミュニケーション~内海教諭、授業公開~】

 30日(火)に第2学年1組において、内海教諭が外国語の授業を公開しました。本時は釧路市教育委員会の平木外国語教育アドバイザーの巡回訪問指導を兼ねていたため、釧路市教育委員会の吉岡指導主事、中央小学校の小畑教諭、青葉小学校の中野校長、伊藤教頭、加藤教諭、中川教諭が参観されました。多くの方々が参観されていましたが、内海教諭、生徒ともいつも通りの授業を見せてくれました。本単元は、「外国の観光客の人たちに、釧路市の魅力やお薦めの場所を紹介しよう」をテーマに学習が進められていて、当日は各グループで作成したwebページの内容を英語で他グループに紹介する内容でした。生徒たちは端末を活用し、自分たちが作成したwebページを友達に示して、一生懸命に英語でプレゼンテーションを行いました。うまく表現できずに戸惑う場面もありましたが、ジェスチャーを交えながら説明に挑戦していました。プレゼンテーション後、聞いていた友達から、どのように改善したらよりよいwebページになるかアドバイスを受けていました。50分間にわたり生徒たちがたくさんの英語を使い表現する姿が印象的でした。授業後、参観者で外国語科の授業づくりや授業改善について協議するとともに、平木アドバイザー、吉岡指導主事から貴重な助言をいただきました。

 

【歓迎~新入生保護者説明会~】

 31日(水)に本校体育館において「新入生保護者説明会」が行われました。4月に本校に入学してくる生徒の保護者の皆さん、50名ほどに御参加いただきました。説明会の冒頭で校長から「北中学校の学校づくりに一緒に取り組みましょう」と呼び掛けました。所々で頷きながら聞いていただき心強かったです。4月から本校の学校づくりに参画していただけると確信しました。続いて熊谷教諭から「学習」について説明がありました。「中学校になると学習内容が難しくなります」という説明の場面で不安な表情をされていた保護者の方もいらっしゃいましたが、教員一同、しっかり寄り添って支援していきますので安心していただけたらと思います。「生活」について高坂教諭が、「健康・安全」について堺田養護教諭からそれぞれ説明がありました。これらについては、生徒が入学してから様々な動きが出てくると思います。入学後でも入学前でも、気軽にお問合せいただけたらと思います。「諸費納入」について安彦事務職員から説明がありました。次年度から納入方法が変わるので、これについても質問があればお問合せください。最後に堀教頭からスマートフォン等の活用について説明がありました。生徒の健全な成長のためにも御家庭でルール等の確認・徹底をしていただけたらありがたいです。北中学校職員一同、新入生に会えることを楽しみにしています。何かあればいつでも御連絡をお願いします。


 

【後輩のために~新入生保護者説明会会場設営】

 31日(水)に新入生保護者説明会が行われましたが、1年2組の生徒たちが会場設営を行ってくれました。当日、1年2組の生徒たちは3時間目に保健体育の授業が入っていました。バレーボールの最後の授業で実技試験も行われました。そんな中、授業が終了した休み時間に全員でパイプ椅子を出して並べたり、長机を運んできたりして、テキパキ動いてわずか5分間たらずで、会場設営を終えました。それもただ机と椅子を並べるのではなく、来校された保護者の皆さんが気持ちよく座れるために、縦と横の位置を確認したり、繰り返し見直しをしてくれたりしました。最後に高坂教諭から「後輩のために取り組んだ最初の仕事だったね」という言葉がありました。まさに4月に入学してくる後輩たちのために、気持ちを込めて準備してくれました。1年2組の生徒の皆さん、本当にありがとうございました。皆さんは必ず素敵な先輩になると確信しています。

 

【報告・行動~1月全校朝会~】

 29日(月)に全校朝会が行われました。最初に全校生徒で校歌を斉唱しました。3学期始業式に校歌斉唱がありましたが、ピアノ伴奏の音だけが響くような状況でした。この状況を何とかしたい、全校生徒が堂々と校歌を斉唱できるようにしたいという思いから生徒会書記局が動いてくれて、全校朝会での校歌斉唱が実現しました。始業式と比べると多少よくなったと思いますが、北中生の力はこのようなものでないはずなので、書記局の皆さんの今後のリーダーシップに期待したいと思います。校歌斉唱に続いて、代表委員会と学習委員会からこれまでの取組の反省と今後の取組についてお知らせがありました。代表委員会の門脇春翔君から挨拶運動の反省が報告されました。「声が小さい」、「元気がない」などの反省が伝えられ、今後、書記局と代表委員会が挨拶の模範を示していくので全員に協力してほしいという要請がありました。次に学習委員会から春名惟千子さんから家庭学習の更なる充実を図るために、「Northern Project Returns」の実施が宣言されました。今回、第3学年は受験に専念するため参加せず、第1・2学年が参加します。家庭学習は将来を生き抜く力を身に付けるための大切な取組です。全員がしっかり取り組んでほしいですね。生徒たちの自走する姿がたくさん見られた1月最後の全校朝会でした。

 

【新しくなりました~職員玄関看板~】

 昨年の11月に職員玄関に掛けてある看板(「釧路市立北中学校職員玄関」と表示)が長年風雨雪にさらされ、見るに堪えない状態になっていることに教頭先生が気付いてくれました。新しい木材を購入して看板を作製するよう用務員の大森さんに依頼したところ、表面にやすりをかけてきれいにし、更にその上にニスを塗って、新品同様の看板にしてくれました。その看板に文字を書くとなると、簡単なことではありません。玄関に掛けられる看板なので「学校の顔」としての役割もあります。古い文字もなかなかの達筆です。でも本校には、古い文字を遥かに凌ぐ書道家います。南川教諭です。南川教諭は書道を指導する免許状を所有しています。そこで看板の文字の記入を依頼したところ快く引き受けてくれて、この度、世界に一つしかない、秀逸な看板が完成しました。27日(土)から職員玄関に掛けてあります。本校に御来校の際は、是非、御覧になってください。

 

【最後でしたが~土曜活動日~】

 27日(土)は今年度最後の「土曜活動日」でした。1、2時間目は全学年で授業、3時間目は第1・2学年で学級懇談会が行われました。1時間目の授業を参観するために、各教室を回りましたが、参観されている保護者の方は1名いるかいないかの状況でした。2時間目は学級担任が道徳の授業を行ったこともあり、多くの保護者の方のお顔を各教室で見ることができました。土曜日は一般的に、学校は休日ですが、保護者の皆さんにとっては仕事が入っているなど、とてもお忙しいものと考えています。そんな中でも、本校に足をお運びいただいたことに感謝を申し上げます。しかし、全体的に来校された保護者の方の人数は少なく、学級懇談会が成立しない学級もありました。保護者の皆さんが、仕事があっても、少しばかりの時間、休憩を取ってでも学校に行ってみよう、授業を見てみよう、学級担任と話をしてみようという学校にしていく必要があることを実感したところでした。「魅力的な学校づくり」、まだまだ道半ばです。今後、保護者の皆さんが自然と足の向く学校にすべく教職員一同、努力していきますので、よろしくお願いします。

 

【自分の命を守るために~防災小説~】

 26日(金)5・6時間目に、第2学年の学級活動において「防災小説」の取組が行われました。講師の境智洋教授(北海道教育大学釧路校)が釧路市で震度6強の地震が起こった場合の状況について説明がありました。体育館で椅子に座っているとしたら、椅子が左右に4メートルほど動くこと、体育館の窓ガラスは圧迫されて破裂すること、20メートルの津波が押し寄せることなどが伝えられました。想定を大きく上回っている話の内容に、生徒たちはかなり驚いていました。そして、地層の研究から400年から500年の周期で釧路は大きな津波に襲われているという事実を伝えられると、全体に衝撃が走りました。その後、境教授から「防災小説」を執筆するに当たり、状況と条件が説明されました。2024年1月26日の2037分、天候は晴れ、気温はマイナス7度、そのような状況で震度6の地震が釧路市で発生したことを想定すること。そして、小説の最後はハッピーエンドとすること、が示され、各教室で小説の執筆に入りました。800字程度という条件も示されましたが、ほとんどの生徒がスラスラ書き上げていました。体育館に戻り、学年代表の4名の生徒が自身の小説を読み上げました。どの小説もリアルに状況を捉えていました。そして、最後には避難所でバラバラになった家族が再会できたこと、ボランティアの人たちの言葉に勇気付けられたなど、幸せな気持ちで終わる内容に仕上がっていました。最後に境教授から、災害時に小説に記した内容を実現すること、希望をもった結末にすることの大切さが伝えられました。


 

【人を大切にする力~友の輪集会】

 25日(木)の6時間目に、生徒会が主催する「友の輪集会」が遠隔システムを活用して行われました。生徒たちは各教室で生徒会書記局が制作した3種類の動画(人が嫌がる行為等)を視聴し、その内容についての感想と改善策を協議しました。各学級から「嫌なことをされたら一人で抱え込まないようにする」、「嫌なことをしてしまったら、自分がされたらどうかを考えることが大切である」、「嫌なことをされている場面に遭遇したら勇気をもって毅然とした姿勢で注意する」、「先生方を巻き込んで嫌がらせがない学校にしていく」など、具体的な改善策が報告されました。今回、視聴した動画は、実際に学校生活の中で起こっていた場面ということで、生徒たちは自分事として考えることができました。このような企画を考案した生徒会書記局の「友の輪集会」に対する真剣な思い、そして、本校生徒に人を大切にする力を身に付けてほしいという思いが伝わってきました。この思いをしっかり受け止めて協議に臨んだ生徒たちも立派だったと思います。各学級で表明された改善策が実際に実行されるようにしてほしいですね。また、それ以前に、本校から他者に対する嫌な行為がなくなるように全校生徒が意識して学校生活を送れるようになればいいですね。そのきっかけをつくってくれた生徒会書記局の皆さん、ありがとうございました。

 

【入選~作文コンクール表彰】

 22日(月)に全校朝会が行われました。この日は北海道放送が主催した第51回中学生作文コンクールの表彰を行いました。第1学年から第3学年の生徒16名が「入選」し表彰されました。多くの生徒が表彰を受けるということで、効率的に表彰が流れるように生徒会書記局の皆さんが表彰者の並び方を工夫してくれました。おかげで時間内に全員の表彰を終えることができました。それにしても、作文コンクールにたくさんの生徒が応募していることに驚きました。国語科としての取組もあるでしょうが、生徒たちの意欲は立派なことだと思います。現在、自分の考えや気持ちを文字にして表現できる生徒が減っています。このことは将来に向けて大きな懸念材料になっています。自分の考えや気持ちを文字で表現する力は、生徒たちが未来社会を生き抜いていく上で必要とされている資質・能力の一つです。 「作文」は、その資質・能力は培うための有効な手立ての一つです。これからも、文字で表現する機会を大切にするとともに、生徒たちには積極的に文字を書くことに挑戦してほしいと思います。表彰を受けた生徒の皆さん、おめでとうございます。

 

【日常~3学期初日の授業の様子】

 17日(水)の朝に3学期の始業式が行われ、その後は6時間の授業が組まれていました。一昔前であれば、始業式や終業式の日は、式の後に学級活動を行って午前中で下校という流れが一般的でした。しかし、平成20年度当たりから、式の後は通常授業を行うことが普通になりました。4時間目に各学級の授業の様子を覗いてみました。22日間の冬季休業明けでどんな様子で授業に参画しているのか気になりましたが、どの学年・学級においても、生徒が課題について自己の考えをまとめていたり、ペアになって意見交換を行っていたり、声を掛け合いながら体を動かしていたり、自分の考えをロイロノートやノートに書いていたりするなど、学習に対して自走している姿がたくさん見られました。「北中学校では当たり前ですよ」と言われてしまいそうですが、自分だったら生徒たちのように学期の初日から授業に真剣に参画できるかと問われたら、自信をもって「はい」とは答えられないと思います。3学期の初日から授業に真剣に取り組める生徒たち、当たり前のことを自然にやってしまう姿に感心するとともに、本校の自慢でもあります。3学期も1・2学期同様、授業に真剣に取り組み、未来社会を生き抜く力の獲得を目指してほしいと思います。

 

【新しい何かを創る~3学期始業式~】

 22日間の冬季休業が終わり、17日(水)に3学期始業式が行われました。元旦に石川県の能登地方において最大震度7を記録する地震が発生し、甚大な被害の様子が連日報道されています。200名を超える人たちが命を落とし、現在も多くの人たちが避難所等で寒さに耐えながら不自由な生活を強いられています。また、電気や水道などのライフラインが被害を受け、多くの学校において3学期の始業式の目途が立たなかったり、輪島市においては250名の中学生が安心して学べる環境を求めて県内の教育施設に集団避難していたりします。釧路市においても、同様の災害がいつ起こっても不思議ではありません。生徒たちには「自分の命は自分で守る」意識を醸成するとともに、災害が起こったとき、何をすべきかを考えながら日常生活を送ってほしいと思います。また、同世代の人たちのために、「何ができるか」を考えて、自身の行動に生かしてほしいと思います。

そのような中、生徒たちが無事に登校し、3学期の始業式が行えたことに感謝したいと思います。始業式においては、1学期、2学期に培ったことを組み合わせて、新しい何かを創り出そうという話をしました。詳細は別添の講話要旨を御覧ください。45日間の3学期、保護者、地域の皆さんのお力添えをよろしくお願いします。

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【感謝~男子バスケットボール部が体育館を清掃】

 5日(金)が本校にとって「仕事始め」でした。4日まで1週間の学校閉庁日が設定されていたので、久しぶりの学校(校舎内)はかなり冷え込んでいました。特に体育館は教頭先生が8時前に暖房を入れてくれましたが、9時現在の気温はやっと0度に届く程度でした。そんな中、男子バスケットボール部の生徒たちが体育館の清掃を行ってくれました。床のモップがけや窓、窓枠の雑巾がけなどに取り組んでくれました。また、当日は元旦に降った雪が校舎の周りの歩道に残っていて、歩きづらい状況でした。朝から教頭先生が一人で除雪作業を行ってくれていましたが、ここに男子バスケットボール部の生徒たちが加わってくれ見事に歩道に残った雪をどかしてくれました。男子バスケットボール部は年末に帯広市で開催された全道新人戦北大会に出場し、そのまま年末年始の休暇に入りました。当初は年末の練習最終日に体育館の清掃を予定していたそうですが、それが叶わなかったため、今年最初の練習日に体育館清掃に取り組んでくれました。男子バスケットボール部の生徒たちが清掃や除雪する姿を見て、気持ちがとても温かくなりました。男子バスケットボール部の生徒の皆さん、ありがとうございました。

 

【自律~冬休み学習会~】

 26日(火)に2階の2つの空教室が会場にして「冬休み学習会」が行われました。各学年から10名前後の生徒たちが参加し、各教科から提示された冬休みの課題や自身の弱点克服のための問題集、高校入試に向けた準備等に取り組んでいました。各教室とも一言も話し声は聞こえず、全員が自身の課題に集中して黙々と取り組んでいました。本日から冬休みということで、気が緩みがちですが、冬休みの初日から学習に取り組む姿勢、まさに「自律」だと思います。生徒たちが獲得すべき資質・能力の一つに「自己調整力」があります。自分の課題を発見し、それを改善するための計画を立て実行していく。そして、実行後、自分の取組を振り返ってみる。これが「自己調整力」です。黙々と自分の学習に取り組む生徒たちの姿から着々と自己調整力を身に付けていることが分かります。冬休みにどのように学習と向き合うか、自分と真剣勝負をしている生徒たち、とても頼もしく感じます。第2回目は1月9日に行われます。再び多くの生徒の学習に真剣に取り組む姿に出会えたらと思います。

 

【失敗の捉え方~2学期終業式~】

 25日(月)に2学期終業式が行われました。最初に校歌を斉唱しました。コロナ禍において、校歌の斉唱等が制限されていていました。5月からコロナに対する対応が緩和され、校歌も制限なく斉唱することができるようになりましたが、生徒たちは、ほとんど練習する機会がなく、これまでの儀式的行事では歌詞入りのCDを流していました。しかし、この終業式からピアノ伴奏で全校生徒による校歌の斉唱に挑戦してみました。第3学年の声が少し聞こえるものの、まだまだ十分な斉唱ではありませんでしたが、コロナ前のように、校歌を全員で斉唱することができたことは、とても嬉しいことでした。今後、3学期始業式や卒業式など、斉唱する機会もあります。全員が堂々と自信と誇りをもって校歌が斉唱できるよう挑戦を続けてほしいと思います。校歌斉唱に続いて、私からお話をさせてもらいました。パソコンの調子がよくなく生徒たちには迷惑をかけてしまいましたが、最後までしっかりとした姿勢で聞いてくれました。今回は失敗したとき、その失敗をどう捉えるかで人は成長するという内容の話をしました。詳細は添付の資料を御覧ください。89日間の2学期が本日終了しました。保護者や地域の皆さんには、多くの場面で助けていただきました。まだまだ学校としての課題は多くありますが、生徒たちは確実に成長しています。3学期もよろしくお願いいたします。皆さん、よいお年をお迎えください。

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【全道大会へ~壮行会】

 25日(月)に釧路地区新人戦を勝ち抜き、見事に全道大会の出場権を獲得した男子バスケットボール部と卓球部が壮行会に臨みました。男子バスケットボール部は11月に行われた全道新人戦北大会予選会において準優勝を果たしました。全道大会出場は男子バスケットボール部において史上初の偉業です。苦しい展開が何度もありましたが、チーム力で乗り越えて掴んだ栄冠でした。卓球部は同じく11月に行われた道新杯北海道中学校選抜卓球大会釧路支部予選において準優勝に輝きました。決勝戦は大激戦となったようで、悔しい思いをしながらの全道大会出場となり、全道の大舞台でその雪辱を果たしてくれると信じています。壮行会ではそれぞれの部の主将の重森郁人君と湯原瑛太君が、全道大会に臨む決意を力強く述べるとともに、保護者の皆さんをはじめ応援してくれた人たちに感謝の言葉を伝えていました。男子バスケットボール部は26日(火)から帯広市で、卓球部は27日(水)から札幌市で全道大会に臨みます。各地区の代表と真剣勝負を繰り広げることで、また一段と強くなって帰ってきてくれると思います。両部の健闘を祈っています。

 

【入選~青少年読書感想文全道コンクール表彰】

 25日(月)に12月に個人的に表彰を受けた生徒の表彰式が行われました。まずは先日もお知らせしましたが、第2学年の熊田真結さんの「税の作文コンクール」における「釧路地区納税貯蓄組合連合会会長賞」の表彰が行われました。13日に釧路地区納税貯蓄組合連合会の土井茂人会長から表彰を受けていることもあり、全校生徒を前にしても堂々と賞状を受け取っていました。続いて、「第69回青少年読書感想文全道コンクール」において入選に選ばれた第1学年の砂田隼一郎君と第2学年の清水みゆきさんの表彰が行われました。本を読んで、感想文を書くという取組は、当該の本に対して深く感動しなければできることではありません。そして、豊かな感受性と、それを表現する表現力がなければなし得ない取組です。「読書感想文を書く」という取組は、これからの未来社会を生き抜いていく上で、とても大切な資質・能力を獲得できるのだと思います。二人の姿から、本を読むことの素晴らしさを感じ取った生徒も多くいたと思います。明日から始まる冬休み、生徒たちが読書を通して素敵な時間を過ごせればと考えています。

 

【きっかけに~Northern Project 表彰】

 25日(月)に学習専門委員会が主催した「Northern Project(ノーザン・プロジェクト)」の表彰が行われました。この取組は定期テスト等の前に「学習強調週間(パワーアップ週間)」が設定されますが、その期間にテスト勉強を計画的・継続的に行い、学習習慣を確立し、それを日常の家庭学習習慣につなげていこうという趣旨で行われています。今回は前期に続いて2回目の実施でした。今回の取組で最も優秀な成績を収めたのは「第1年1組」で前期に続き二冠を達成しました。また、「第2学年1組」は、家庭学習ノートの提出率が最も優れていて提出率トップ賞を獲得しました。当日は学習専門委員長の春名惟千子さんから、各学級の代表者に賞状とトロフィーが手渡されました。約3年前に新型コロナウイルス感染症が全国に蔓延し、約3か月にわたって学校が閉鎖された期間がありました。当時は一人一台端末も実現されておらず、学校からたくさんの学習プリントが配付され、子どもたちはそれで学習に取り組んでいました。学校再開後、このことが大きな話題(学校から何も示され中れば何の勉強もできない子どもたち)になりました。未来社会の創り手となることが期待されている生徒たちには、学習に対して自走できる姿勢が求められています。本プロジェクトがその姿勢を身に付けるきっかけになってくれたらと思います。

 

【若手教員のために~Seekersの取組】

 21日(木)の3時間目に第1学年2組において、4時間目に第1学年1組において、中村教諭が数学の授業を公開しました。扇型をしたМサイズとŁサイズのピザを比較し、どちらが大きいか、また、ソーセージが入ったクラストの部分はどちらが長いか、という課題の解決を通して、生徒たちが扇型の面積と弧の長さの求め方を導き出すという内容の授業でした。生徒たちは最初に予想を立てましたが、課題を解決していくと予想を反する結果になることが分かるなど、生徒が学ぶ楽しさを実感する場面がたくさんあり、参観している側にとっても勉強になる授業でした。実はこの授業ですが、生徒たちの数学力の向上の他に、若手教員の授業力の向上というねらいもありました。研修担当の中村教諭が企画してくれた取組で、若手教員が中堅・ベテラン教員の優れた授業を参観したり、協議したりすることで自身の授業力の向上を図っていきます。「Seekers」とは「探究者」という意味であり、まさに若手教員に授業力向上の過程を探究してもらおうということです。本時には山本教諭と安彦事務職員、畠山学習支援員が参観していました。授業後、山本教諭は「生徒に必要感を実感させる課題の内容が勉強になりました。また、課題解決の過程において生徒のワクワクしている表情が印象的でした。国語の授業改善に向けてたくさんのヒントをいただき勉強になりました」と述べていました。教員同士が自然に学び合える環境を創り出してくれた中村教諭に感謝です。

 

【学習のつながり~料理の創造】

 20日(水)、特別支援学級の自立活動の時間において「調理実習」が行われました。4つのグループに分かれ、タコ焼き機を使って、ケーキづくりに挑戦しました。普段、料理している生徒もいましたが、ほとんどの生徒は初めての調理で、ましてや「ケーキ」をつくることは全員が初めてということでした。学級担任からレシピが配付され、それに基づいて自分たちでケーキをつくっていきます。粉と牛乳を混ぜてかき回す係、バターを溶かす係、出たごみを処理する係など、自分たちで役割を決めて調理が進められていきます。「粉に対して牛乳が140m/ℓって書いてあるけど、牛乳は何で計ったらいいかな」、「牛乳は一気に入れないで少しずつ生地の状態を見ながら入れていこう」、「ホットプレートの温度はどれぐらいに設定したらいいかな」など、各グループから試行錯誤している声が聞こえてきます。中には、「牛乳を入れ過ぎて失敗したー!」と悲痛な声もありました。でもすぐに、「大丈夫だよ、気にしないで作業を続けていこう」という声が聞こえてきて、どのグループもチームワークよくケーキをつくり上げていきました。実は前日に、同じく自立活動の時間を使って「買い物学習」が行われていました。ケーキをつくるためには何がどれぐらい必要なのか、自分たちで調べて買い物に臨んでいました。学習がつながっていくと、学習内容の充実が図られる、生徒たちの姿からそんなことを感じました。完成したケーキは抜群に美味しかったことは言うまでもありません。

 

【1人1授業~松田教諭、公開授業】

 19日(火)の5時間目に、第1学年1組において松田教諭が理科の授業を公開しました。本時は「大地の成り立ちと変化」の単元の5時間目に当たり、これまで学習してきた内容を総動員して課題(発展的な課題)を解決していく内容でした。松田教諭から「地形図」と「柱状図」が配付され、そこから分かることを生徒たちはまとめていきます。「地層に火山灰が含まれているので過去に噴火があったのかな」、「標高が同じでも地層にずれが生じているから、これはどういうことかな」、「火山灰が白いということは粘性の高いマグマだったのかな」など、既習事項を頼りに生徒たちは自分の考えを構築していきました。個人思考の後はグループで交流し、友達の考え方に触れて自分の考えを深めていました。各グループから「そんなことも考えられるね」、「この前勉強した地震のことを思い出せばいいよね」、「なるほどね、ドーム型ということは激しい噴火があったことだよね」など、様々な声が聞こえてきました。本時は50分間のうち、40分間以上にわたり生徒が思考したり表現したりしていました。松田教諭は最低限の指示を出した後は、生徒たちに任せ伴走者に徹していました。本時は、今、そして、今後に求められるスタイルで授業が進められていました。生徒たちは今後ますます自走して授業を進めていく力を付けていくと思います。理科の授業内容はもとよりですが、授業スタイルも参観者には勉強になった授業でした。

 

【1人1授業~原田教諭、授業公開】

 14日(木)3時間目に、第3学年1組において、原田教諭が国語の授業を公開しました。本時は「夏草~『奥の細道』から」という単元の2時間目に当たります。「奥の細道」ということで「古文」を扱う内容です。松尾芭蕉の句から「芭蕉の思いを読み取る」という「めあて」が示され、生徒たちは原文を朗読した後、グループになって、教科書の注釈や現代語訳を参考にしながら芭蕉の思いを読み取っていきます。日常的にグループで活動していることもあり、生徒たちはスムーズに学習に入っていきました。原田教諭は「めあて」を提示した後は、生徒たちの活動を見守ることに徹していました。各グループを回って、学級全体の学びになるせいとの「つぶやき」を拾って集めています。グループでの活動が終わると、原田教諭の意図的な指名により、生徒たちがたがいの考えをつなげていきます。授業の主役は生徒であり、教師は生徒の「伴走者」である、そんな場面をたくさん見せてくれました。放課後の協議では、同じ国語科の山本教諭から「授業における教師の役割を改めて確認することができた。本時の原田教諭の姿勢を今後の授業づくりに生かしたい」と感想を述べていました。本校には、いわゆる「ベテラン教員」がたくさんいます。その教員たちが若手にモデルを示してくれています。とてもありがたいことです。「1人1授業」は、まだまだ続きます。

 

【快挙~釧路地区納税貯蓄組合連合会会長賞受賞】

 毎年、釧路地区納税貯蓄組合連合会が行っている「税の作文コンクール」において、第2学年の熊田真結さんが「釧路地区納税貯蓄組合連合会会長賞」を受賞しました。13日に釧路地区納税貯蓄組合連合会から土井茂人会長、釧路税務署から室橋知里総括上席国税徴収官、福原久之統括国税徴収官が来校され、土井会長から熊田さんに賞状と記念品が渡されました。奇しくも今年の漢字に「税」が選ばれたこともあり、まさにタイムリーな表彰となりました。土井会長から「熊田さんの作文を読んでみると、税というものが身近であり、人が生きていく上で大切にしなければならないことが伝わってきました」という言葉をいただきました。学校教育は何のために行われているのか、その答えは「人格の完成」ですが、以前、一緒に仕事をさせていただいた大学教授は、「ちゃんと税金を納めることができる人を育てることが教育の目的だ」と言っていました。「なるほどな」と感じたことをよく覚えています。熊田さんの作文から「税」についてたくさんのことが分かると思います。みんなで共有したいですね。熊田さんの校内での表彰は終業式の中で行う予定です。

 

【自慢~柔道授業、畳の準備と片付け】

 先月から保健体育の授業において「柔道」が行われています。体育館には暖房は入っていますが、若干肌寒さを感じる中で、各学年、各学級の生徒たちは真新しい柔道着に身を包み、素足で畳と格闘しています。柔道が始まった頃は、柔道着も白、帯も白ということで、弱そうに見えましたが、回を重ねるごとに、受け身などで畳を叩く音が大きく響くようになり、白帯ですが強そうに見える場面も多くなってきました。さて、本校には格技場がないので、柔道授業を行う場合、体育館の4分の1の面積に畳を敷き詰めなくてはなりません。また、部活動や各種の集会活動なども体育館で行われるため、畳を片付ける必要もあります。本校の体育館は通常のサイズよりかなり広く設計されているので、4分の1といえども、畳を敷いたり、片付けたりするためには相当の時間を要することになります。授業の中では到底できません。そこで、高坂教諭が畳敷きと片付けのボランティアを全校生徒に募ったところ、連日、多くの生徒がボランティアに参加してくれています。登校してきたらすぐに体育館に向かい畳を敷いてくれます。そして、放課後も帰りの会が終わると、体育館に集まり畳を片付けてくれます。第2学年の男子生徒は、「みんなが使う畳です。敷いたり片付けたりすることは当たり前です」と言っていました。第3学年の女子生徒は、「いろんな人たちと作業ができて楽しいですよ」と教えてくれました。第1学年の男子生徒は、「自分も誰かのために仕事ができる先輩になりたいです」と言っていました。人の役に立つことを率先してできる本校の生徒たち、本当に自慢です。

 

【伝統の継承~生徒会書記局による挨拶運動】

 12月に入り朝の冷え込みはかなり厳しくなってきました。インフルエンザが猛威を振るい学級・学年閉鎖も相次ぎました。そんな中、本校の朝の校舎内、特に生徒玄関を入って各階につながる階段の前には、「おはようございます!」という爽やかな声が響いています。後期の生徒会書記局の生徒たちが毎朝、「挨拶運動」を行っています。当日は、中村天希君と岩渕佳鈴さんの二人がプラカードをもって、登校してくる生徒たちに挨拶をしてくれています。中村君のプラカードには「明るく挨拶をしよう」、岩渕さんのプラカードには「元気に挨拶をしよう」と書かれていて、二人は見事に実践していました。そして、登校してくる生徒たちも、二人に応えるように気持ちのよい挨拶を返していました。先日、第2学年の生徒たちと面談をしたときに、「北中のよいところは何だろう」という質問をしたところ、多くの生徒たちが「生徒同士、生徒と先生方が気持ちよく挨拶できるところ」と答えました。まさにその通りの光景が毎朝の校舎にあります。挨拶はコミュニケーションの基礎であり、コミュニケーションは未来社会を生き抜くために必要な資質・能力の一つとも言われています。素晴らしい伝統がしっかり継承されている、本校の自慢の一つです。

 

【メリークリスマス~特別支援学級の力作】

 職員室前の廊下の掲示板が再び華やかになっています。特別支援学級の生徒たちが、美術の時間を活用して、クリスマスのデコレーションを作成してくれました。積み上げられたレンガの上にクリスマスツリーが立てられている様子をベースにして、複数のクリスマスリース、生徒たちがデザインしたオリジナルの装飾など、とても素敵に飾られています。特に、レンガは一つ一つが生徒たちの手作りで、全てで約600個あるそうです。先日、ある業者の方が職員室に来られて、「クリスマスが近付いてきましたね。生徒さんたちの作品を見て実感しました」、「職員室前の掲示板をいつも楽しみにしています。以前はハロウィーンの装飾がありましたよね。今はクリスマスの装飾になっていて、北中学校に来ると季節を感じられるので楽しみにしています」、「生徒さんたちが学校のことを考えて一生懸命につくっている様子が分かります。素晴らしいですね」などの声をいただきました。掲示板の前を通る度に温かい気持ちになりますし、クリスマスに向けてのワクワク感も実感できます。こんな素敵な装飾をつくってくれた生徒の皆さんに感謝ですね。

 

【次年度の北中を創る~次代のスクールリーダー面談】

 1日(金)から8日(金)まで、第2学年において「教育相談」が行われました(第1学年においても「教育相談」、第3学年においては三者面談が行われました)。それに並行して第2学年の生徒と面談を行いました。生徒たちにとっては、学級担任と面談した後、校長との面談が待っているわけで、大変な苦労をかけてしまいましたが、生徒たちはハキハキと受け答えしてくれるなど、とても気持ちのよい姿勢で面談に臨んでくれました。面談では次年度の北中学校をどんな学校にしていくか、つまり、北中学校として目指すゴールを設定するために、北中学校のよいところ、北中学校でどんな中学生になりたいかなどについて、意見等を出してもらいました。生徒たちからは、「自分のことよりも周りの人たちを大切にしたい」、「自分のことと同じくらい他者を大事に思いたい」、「ゴールを実現するために自分で計画を立て実効策を講じるような自律した中学生になりたい」、「何事も最後まで諦めず粘り強く取り組める姿勢をもちたい」など、リーダーとして活躍する次年度に向けて、積極的な声がたくさん聞かれました。現段階で、4月からの北中学校をどうするか、そして、自分には何ができるかを真剣に考えている第2学年の生徒たちの姿勢に感銘を受けました。第3学年の生徒たちが頑張って築いてくれた北中学校、次年度は更によい学校になることを確信した1週間でした。

 

【授業力向上~1人1授業&平木アドバイザー来校】

 30日(木)に、教員としての授業力の向上を目指して校内研修の中で取り組んでいる「1人1授業」が行われました。当日は、外国語科の南川教諭が第1学年2組において授業を公開しました。授業はほぼ全て英語で進行していきます。南川教諭の英語は流暢で聞き取りやすいですが、第1学年の生徒にとってはどうだろうと危惧していましたが、生徒たちはしっかり理解して授業に参加していました。中学校生活も8か月を過ぎると、英語にもしっかり慣れ、英語を聞き取ることはもとより、英語でのやり取りも抵抗感なく取り組める生徒たちの姿を見て、成長を実感したところでした。本時は教科書の本文の内容を理解することがゴールとして設定されました。これは生徒たちにとっても、授業者の南川教諭にとっても、簡単なゴールではありません。本文からキーワードを聞き取り、そこから内容を推測していきます。しかし、何回か聞くうちにキーワードがたくさん発表され、内容理解に到達しました。また、本時は釧路市教委の平木裕外国語教育アドバイザーによる巡回訪問にも当たっていました。平木アドバイザーの他にも、中学校区の中央小学校、青葉小学校からも教員等に参観していただきました。授業後の協議の中で、平木アドバイザーから本時の成果と課題、今後の授業づくりについて貴重な御示唆をいただきました。そして、平木アドバイザーから授業に臨んだ生徒たち、南川教諭に「ナイストライ」との言葉をいただきました。
 

【御来校ありがとうございます~土曜活動日~】

 25日(土)は今年度3回目の「土曜活動日」でした。1年1組は学級閉鎖になってしまいましたが、その他の学級には1時間目から多くの保護者の皆さんに参観に訪れていただきました。私も校内を回って、各学級の授業の様子を見ていましたが、80名近くの保護者の皆さんと顔を合わせることができました。土曜日のお忙しい中にもかかわらず、御来校いただきありがとうございました。10月に2回目の「土曜活動日」がありました。第1・2学年とも、職業学習の成果発表が行われましたが、今回は日常の授業をそのまま参観していただきました。日常の授業における生徒たちの様子はどうだったでしょうか。また、教員の授業に臨む姿勢は保護者の皆さんに、どのように映ったでしょうか。生徒たちが学習課題に対して自分の考えをもったり、本時の目標に向かって主体的に活動したりする場面が年度当初に比べるとかなり多く見られるようになったと感じています。「主体的・対話的で深い学び」というフレーズが、今求められている授業のスタイルです。それに確実に近付いていると思います。今年度最後の「土曜活動日」は、年が明けて1月27日(土)に予定しています(年間計画では2月3日でしたが変更しています)。第1・2学年においては学級懇談会もありますので、たくさんの保護者の皆さんに御来校いただけたらと思います。

 

【秀作ぞろい~教育展~】

 21日(火)に釧路市生涯学習センターにおいて、市内の学校の特別支援学級の児童生徒の各種作品を集めた「教育展」が開催されました。当日は、同会場で定例校長会議が行われていたので、昼休みに見学に行ってきました。教育展の会場の入り口に入るとすぐに、ハロウィーンに向けて作成したオレンジ色と黒色を基調とした看板が目に入ってきました。おそらく一番目立っていたと思います。その他にも、習字や団扇、絵画、写真盾、手鏡などがきれいに展示されていました。全ての作品を見てみましたが、一人一人が集中して全力で取り組んだことが分かる秀作でした。日常の授業の中で、作成している姿を見ていましたが、集中して、ときには友達に見てもらってアドバイスをもらったり、担当の先生方に作成方法を相談したりするなど、一生懸命に取り組んでいる姿が印象的でした。作品にはその作成者の人柄が表れるとも言われています。どの作品からも、優しさやひた向きさ、熱心さなどが感じられました。見ていて心が温かくなるのを感じました。他校の校長も入ってきて北中学校の作品を見ていました。「北中の生徒たちの作品は素晴らしいですね。生徒たちが一生懸命、学校生活を送っていることが分かりますね」と言ってくれました。たくさんの人たちの気持ちを和ませてくれた特別支援学級の皆さんに感謝ですね。

 

【1人1授業~片桐教諭、公開授業~】

 16日(木)に片桐教諭が第1学年1組において、音楽の授業を公開しました。当日は歌曲「魔王」を題材に鑑賞の授業が行われました。「登場人物が何人か、考えながら聞いてみて」という片桐教諭の投げ掛けの後、生徒たちは実際に「魔王」を聞きます。全員が集中して聞いています。聞き終わってから、「登場人物は3人だけど、歌っているひとは1人じゃないかな」など、早速、真剣に鑑賞した成果が現れました。その後も、片桐教諭から「『魔王』はどんな情景を現わしているかな、どんなテンポで音楽が流れているかな」などの発問がありました。改めて「魔王」を鑑賞した生徒たちから、「恐ろしいイメージです」、「馬に乗って駆けているように感じます」、「嵐が来るような緊張感があります」、「展開が早いので、森の中に霧が広がっていく感じがします」、「テンポが速いのは、心拍数と関係していると思います」など、たくさんの回答がありました。片桐教諭は生徒の発言を一つずつ丁寧に取り上げ評価していきました。最後に、「魔王」の歌い手に着目して、「強弱」、「音色」、「旋律」について各登場人物のときにどのように歌われているか鑑賞しました。生徒全員が自分の考えをもち、それを自然に伝え合っていました。このような授業の雰囲気を創ることができる生徒たち、そして、片桐教諭はすごいなと思って参観していました。本校では2日に公開研究会が終了しましたが、まだまだ教員の授業公開は続きます。

 

【学びの転換~教育局指導主事指導助言~】

 13日(月)に釧路教育局の平林延祥指導主事が来校され、2日に行われた校内授業研究会についての指導助言をいただきました。当初は2日に来校されて釧路市教育委員会の柴田題寛指導主事と一緒に指導助言をしていただく予定でしたが、平林指導主事が体調を崩され来校できなくなってしまいました。このような場合、教育局からの指導助言はなくなることが普通ですが、平林指導主事は教育局職員に当日の舛田教諭の授業を撮影することを依頼し、13日はその動画に基づいて指導助言をしてくださいました。何としてでも自分の責任を果たそうとする平林指導主事の姿勢から、管内教育を支えてくださっている釧路教育局の真摯さを実感しました。本当にありがたいことです。平林指導主事からは、本校の校内研究について、研究主題や単元(題材)を重視した授業づくりの方向性、授業の評価方法等について評価していただくとともに、生徒が主語となる授業にするための「学びの転換」や学習指導要領に基づいた「単元(題材)構想」、「指導事項に焦点化」した授業づくり等について改善点を御指摘していただきました。今後の授業改善の方向性について貴重な御示唆をいただいたと感謝しております。平林指導主事の指導助言を踏まえ、授業改善を加速していきたいと思います。

 

【よりよい学校生活に向けて~専門委員会からのメッセージ~】

 13日(月)に全校朝会が行われました。当日の釧路市は今年一番の冷え込みを記録したようで、体育館は暖房が点いていましたが、若干冷たさを感じました。そんな中でしたが、生徒会長の中村天希君の「おはようございます」の力強い挨拶に続いて全校生徒からも「おはようございます」の爽やかな挨拶をいただきました。当日は、2つの専門委員会からのメッセージが伝えられました。最初に、放送専門委員長の福岡俊成君が「学級や部活動、専門委員会等でピーアールしたいことがあれば、放送専門委員会を使ってください」というメッセージが伝えられました。放送専門委員会は給食時の放送を仕事にしていますが、「広報」の役割も担っています。各学級等では他に自慢できる各種の取組が行われていて、このことを全校生徒が知ることで学校全体が豊かになっていきます。次に、体育専門委員長の平野航大君が「昼休み中の用具の貸し出しについての留意事項」を伝えるとともに、「運動を通して風邪などに負けない免疫力を付けましょう」というメッセージを伝えてくれました。先週あたりから体調を崩して欠席する生徒が増えていることからタイムリーなメッセージでした。自分たちの学校生活をいかにしたらよくできるのか、そのことを自分たちで考え、全校生徒を巻き込んで実行していこうとする生徒会の皆さんの実行力、頼もしいです。

 

【市民に向けて~第60回釧路市小学校・中学校合同音楽会~】

 11日(土)にコーチャンフォー釧路文化ホールにおいて、「第60回釧路市小学校・中学校合同音楽会」が開催されました。当日は市内の小・中学校から11団体が参加し、本校からも第3学年と第2学年1組が出場しました。14時からの開演でしたが、保護者や地域の皆さん、学校関係者など、会場は多くの市民の皆さんで埋め尽くされていました。第2学年1組は、9月の合唱祭で学級の課題曲である「with you smile」を披露しました。第2学年1組は御存知のとおり、合唱祭において最優秀賞を獲得した実力があります。合唱祭から2か月ほどが経過していますが、毎日、少しずつ練習を重ね、ベストに近い状態の合唱を披露していました。先週、体調を崩す生徒が何人かいて出場が心配されましたが、その不安を打ち消すような素晴らしい合唱でした。第3学年は、合唱祭の最後に本校生徒全員で合唱した「あなたに会えて…」を披露しました。第3学年の生徒にとって、全員で力を合わせて取り組む行事は、この音楽祭が最後ということもあり、当日に向けて体育館などを使って一生懸命に練習を繰り返していました。その成果が見事に披露され、会場からたくさんの温かい拍手をいただきました。本校の生徒たちの頑張る姿を、たくさんの市民の皆さんに御覧になっていただきました。本当にありがたい機会でした。土曜日にもかかわらず、たくさんの保護者の皆さんが会場に駆け付けてくれました。本当にありがとうございました。


 

【リニューアル~生徒玄関内看板~】

 生徒玄関を入った正面の掲示板の横に、東京オリンピック開催を記念した展示物(多数の折り鶴で構成)が飾られていました。しかし、完成してから4年ほどが経過し、タイムリーさを欠くことはもとより、汚れも目立ってきていました。また、掲示板の上の壁には、生徒会が主催する「友の輪集会」のポスターが掲示されていました。しかし、せっかくのポスターでしたが、サイズが少し大きめだったため、掲示板の枠の上を覆うように掲示されていて、見た目はあまりよいものではありませんでした。生徒が朝、登校してきたとき、真っ先に目に入る場所であることから、何とかしたいと以前から思っていました。そして、この度、用務員の大森さんの協力の下、東京オリンピックの開催の展示物は撤去され、そこに新しい看板が設置されるとともに、その看板に「友の輪集会」のポスターが掲示されました。先述したように、これまで見た目に違和感がある貼られ方をしていましたが、今回はポスターサイズに合った看板に貼られているので、見栄えがよくなりました。毎朝、生徒たちが登校する度に、きれいに貼られたポスターを目にして、一日を気持ちよくスタートしてもらえたらと思います。また、「友の輪集会」の更なる充実が図られたらと思います。

 

【つながる~乗り入れ授業】

 7日(火)に青葉小学校において第2学年の音楽の授業が行われ、本校の片桐教諭が指導に当たりました。小学校で音楽の教員免許を所有している教員は意外と少なく、なかなか専門性を生かした授業ができないのが現実です。そこで、青葉小学校から本校に片桐教諭の派遣依頼が届き、片桐教諭による小学校での乗り入れ授業が実現しました。授業開始時点では、児童、片桐教諭とも緊張した様子が見られましたが、体をリラックスさせる運動が始まると児童の表情から緊張感が取れ、次第に笑顔が増えていきました。本時は「虹」という曲を第2学年全員で合唱する内容でした。運動後に1番だけ歌ってみましたが、声量やリズムなどに課題が見られました。その後、2人1組になり、片桐教諭のピアノに合わせて手をたたき合う練習をスモールステップで行いました。児童たちはみるみる上達していきました。その過程で、自分たちの何がよくなったのか、どうしたらよくなったのか、片桐教諭から質問があり、児童たちは自分たちの上達の過程を振り返り、その要因を探っていきました。児童たちは、体全体を使って歌うこと、姿勢を意識すること、音をしっかり聴くこと、スキップするようなイメージをもつこと、笑顔で歌うことなどに自分たちで気付き実践しました。最後の合唱は見事な出来栄えでした。片桐教諭と小学生の姿から、中学校教員の教科指導の専門性を小学校の授業づくりに生かしていく、そのモデルができたことを実感しました。8日(水)は第5学年で音楽の乗り入れ授業が行われます。

 

【授業力向上~学校教育指導訪問】

 2日(木)に令和5年度学校教育指導訪問が行われました。これは釧路教育局の指導主事が管内の全ての小中学校、義務教育学校を訪問し授業を参観して、授業改善の方策等について指導助言するもので学校にとってはとても貴重な機会になります。今回、本校には釧路市教育委員会の柴田題寛指導主事が来校され、全教員の授業と、舛田教諭の特設授業(学校の研究内容を代表して実施される授業)を参観し、今後の授業改善の方向性等について貴重な指導助言をいただきました。具体的には、集団で考える前に個人で考える時間を確保すること、提示する資料を精選せること、机間指導における方策のバリエーションをふやすこと、生徒が身に付ける力を明確にして、授業のスタイルをシンプルにすることなどについて指導助言をいただきました。これらの内容は舛田教諭だけではなく、全教員に共通するものでとても勉強になりました。特設授業を担当した舛田教諭は何度も学習指導案を書き直したり、生徒の思考を広げたり深めたりする発問を開発したり、事前に本番同様の授業を実施して、松田教諭や中村教諭から指導を受けたりするなど頑張りました。1つの授業をたくさんの時間をかけて創り上げ、指導主事から評価を受けたことは、必ず今後の舛田教諭の活躍の基盤になると思います。また、中村教諭が進めている本校の研究についても高く評価していただきました。今後も授業改善を柱に学校改善を加速していきたいと思います。

 

【代表として~「職場体験活動」学習発表会】

 1日(水)に第2学年において、総合的な学習の時間における「『職場体験活動』学習発表会」が行われました。先月28日の土曜活動日において第2学年の全生徒による発表が行われましたが、その際、投票が行われ、当日は得票が多かった上位9名による発表が行われました。代表に選ばれたのは次の9名です。春名惟千子さん、秋野有美さん、武田悠斗君、近藤桜羽さん、青木ねねさん、齋藤陽真君、中村天希君、関諒真君、高橋優名さん。さすがに代表だけあって、自身が職場で体験してきたことを発表するだけではなく、職場体験活動で学んだことを今後の自分の人生にどのように生かすかということを重視して発表しました。「総合的な学習の時間」は、生徒が自ら発見した課題を自分で(他者と協働して)解決し、自分の生き方や在り方を向上させていくというねらいがあります。9名の代表者はまさに職場体験活動を通して、自らの課題を解決し、今後の人生を豊かにしていく術を探究できたのだと思います。本校においては次年度に向けて「総合的な学習の時間」の改善充実を図っていきたいと考えているところです。今回の「職場体験活動」学習発表会がきっかけになればと考えています。

 

【ノーザン・プロジェクト~全校朝会~】

 30日(月)に全校朝会が行われました。最初に、23日(月)に本校に着任された学習支援員の畠山祥代さんの着任式が行われました。畠山さんから「早く北中学校のことを理解して生徒の皆さんの力になりたい」と挨拶がありました。畠山さんは小学校教諭の経験もあり、生徒の学びを丁寧にサポートしてくれると思います。続いて、学習専門委員長の春名惟千子さんから、家庭学習の取組について連絡がありました。学級によって家庭学習に対する取組に差があり、学習習慣の確立、学力向上に課題が見られるということで、この課題を解決するために「Northern Project(ノーザン・プロジェクト)」に全校で取り組むことが宣言されました。全学級で家庭学習ノート等の提出率を競う内容です。是非、全校で取り組み、確実に成果を上げたいですね。最後に、私から「学校生活を少しだけ豊かに、そして、幸せにする方法」についてお話しました。詳細は添付の資料を御覧ください。今回も最後まで集中して聞いてくれた生徒たちに感謝です。なお、私の話の前段で、本校の環境を整備してくれている業者の方から、生徒たちの挨拶をほめていただいたことも報告しました。その方から、「16年間、いろいろな学校に入って仕事をしていますが、廊下等で出会う全ての生徒さんが挨拶をしてくれる学校は北中さんが初めてです」と教えていただきました。本校の生徒たち、素敵ですよね。
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【教育成果の発信~土曜活動日~】

 28日(土)は今年度2回目の「土曜活動日」でした。土曜活動は保護者や地域の皆さんに学校の教育活動の成果を広く還元するという趣旨があります。そのため、今回は日常の授業を皆さんに公開しました。土曜日にもかかわらず、多くの保護者や地域の皆さんに足を運んでいただきました。ありがとうございました。さて、当日ですが、第3学年と特別支援学級においては、教科の授業を参観していただきましたが、第1学年と第2学年については、それぞれ「職業学習」と「職業体験活動」の学習成果の発表が行われました。第1学年は、今月2回にわたり釧路市産業振興部や釧路市都市整備部、釧路市水産港湾空港部から講師を招き、「職業講話」を行い、その講話から自身が学んだことをパワーポイントにまとめて発表しました。「河川を流れる水が飲料水になるためにはどうすればよういか分かりますか」など、語りかけながら学習の成果を発表する場面もあり、相手を意識した発表は見事でした。第2学年は11日(水)に行われた「職業体験」の成果をパワーポイントやレポートにまとめて発表しました。実際に自分が選択した職業を体験しただけあり、どの発表も説得力のある内容でした。次回の「土曜活動日」は1125日(土)です。今回同様、授業参観を行う予定です。また、第3学年では懇談会が行われます。是非、次回もたくさんの保護者、地域の皆さんの御来校をお待ちしております。

 

【教職を目指して~後期教育フィールド研究~】

 20日(金)から後期の「教育フィールド研究」が始まり、教育大学の学生の池本夢菜さんと川瀬大生さんが本校で実習をしています。27日(金)は2回目の実習で、朝のパワーアップタイムから放課後の清掃まで、1日中、各学級で行われる授業の様子等を参観しています。当日、池本さんと川瀬さんが特別支援学級の授業を参観しているところにお邪魔しました。二人ともノートを片手に、授業を参観して気付いたことをびっしりとノートに書き留めていました。また、1回の実習が終わる度に、リフレクションシートを提出してくれますが、授業や学級経営など、参観して学んだことが、ここにもびっしりと記されています。二人が実習に臨む姿勢は生徒や教職員にもよい影響を与えてくれています。生徒にとっては、すぐ側に「学び方のモデル」がいるので、授業にいつも以上に集中して取り組んでいるように見えます。また、教員にとっては、教職の面白さを伝えようと、いつも以上に笑顔が多くなったように見えます。全5回の実習が予定されていますが、その中で、教職の魅力を見付けてもらえたらと思います。

 

【共通認識で~保護者進路説明会~】

 26日(木)に第3学年の保護者の皆さんを対象とした「保護者進路説明会」が本校体育館で行われました。平日の午後にもかかわらず、多くの保護者の皆さんに御参加いただきました。本当にありがとうございました。「進路の手引」を活用して、本校における進路指導全般について、そして、特に令和6年度の公立高等学校入学選抜や特別支援学校入学者選考について詳細に説明させていただきました。近年において、学力検査において裁量問題がなくなったことにより、問題のレベルが向上したり、自己推薦制度が導入されたり、各校のスクール・ポリシーが重視されたりと、入選について多くの改革が進んでいます。そんな中で迎える高等学校等の入試なので、保護者の皆さんにとっては、不安なことも多いのではないかと思います。進路の決定に際しては、生徒たちの主体性が尊重されますが、決して任せきりにすべきではありません。生徒、保護者、教員の3者がしっかりと共通認識をもって、各種の取組を進めていくことが重要だと考えています。保護者の皆さんにとって、不明な点や疑問に思う点等があれば、いつでも連絡していただければと思います。そして、生徒たちが自身の希望する進路を実現できるよう、学校、家庭で応援できたらと考えています。今後ともよろしくお願いします。

 

【磨く~畠山教諭、授業公開~】

 23日(月)に今年度2回目の「校内授業研究会」が行われました。今回の授業者は畠山教諭です。新卒4年目で研修意欲が旺盛で学習指導や生徒指導、学級経営など、教職における様々な分野で、メキメキと力を付けている将来性抜群の若手教員の一人です。5時間目、1年2組の社会科の授業が始まりました。この日は、本校の全ての教員に加えて、中央小学校、青葉小学校からの先生方も畠山教諭の授業を参観していました。いつもとは違う雰囲気に畠山教諭も生徒たちも、最初は多少緊張気味でしたが、すぐにいつも通りの授業の空気になっていきました。前時の学習内容を確認し、本時の学習課題がすぐに導き出されました。課題解決に向け、生徒たちは自分で思考します。そして、ある程度、自分の考えがまとまると、ペアやグループになって互いの考えを交流し、新たな視点を見付けたり、自分の考えを更に深めたりして、学びのループが形づくられていきます。畠山教諭はその活動を見守っています。そして、困り感をもっている生徒にそれとなく声掛けをして学びの支援をしています。授業後の協議では、畠山教諭が自身の授業を振り返るとともに、先輩教員から今後の授業改善について具体的な指摘が相次ぎました。その指摘をメモしながら聞いている畠山教諭の今後の活躍が楽しみです。校内研修を通して、全ての教員が確実に授業力を向上させている、そんなことを実感したのは私だけではないと思います。

 

【自分たちで~後期生徒総会~】

 20日(金)の6時間目に「後期生徒総会」が行われました。この生徒総会ですが年度当初の計画では遠隔システムを活用して行う予定でした。それが体育館に全校生徒が一堂に会し行われました。このスタイルの方が、各専門委員会の想いが伝わり、全校生徒もその思いを受け止めやすくなると、後期生徒会役員が考えて変更してくれました。どのような方法であれば、全校生徒にとって有意義な生徒総会になるのか、どうすれば生徒総会のねらいが達成できるのか、そんな観点を大切にできる生徒会役員は立派だと思います。質疑応答の場面も、生徒会役員、全校生徒の両者から、自分たちの学校生活をよくするためにはどうしたらよいかということを大切にしながら進行していきました。各専門委員会の目標や活動内容をしっかり読み込み、質問を考えた生徒たち、その質問に対して真摯に回答する生徒会役員、両者の姿からこれからの北中がどんどん変わっていく予感がします。

 

【渾身~はまなす・こぶし学級の力作~】

 職員室前の廊下に、オレンジ色に映える壁が現れました。はまなす・こぶし学級に在籍する生徒たちが泉教諭の支援の下、「切り絵」の作品を仕上げました。オレンジ色に塗られた板に、北中学校区にある小学校や商業施設、飲食店などの建物を切り取った黒い紙を貼っていきます。北中(切り絵では「北中王国」になってます)を中心として、様々な建物が集まっています。ラーメン屋さんの切り絵は扉が付いていて開閉ができます。その扉を開けると特徴的な店員さんが出迎えてくれています。そして、空にはカボチャや幽霊が浮かんでいます。つまり、ハロウィーンに向けた切り絵になっています。作製した生徒たちからは、「文字を切り抜くところが難しかった。特に難しい漢字を使っているお店もあったので苦労しました」、「みんなでどうしたらうまく切り取れるか相談して取り組みました。何回か失敗しましたが、完成したときはとても嬉しかった」などの声が聞かれました。今月末まで飾られていますので、土曜活動等で御来校の際は是非、御覧ください。なお、11月には作品展が予定されているので、出品され、より多くの人たちの気持ちを豊かにしてくれると思います。

 

【地域をきれいに~登校中にゴミを拾おう~】

 17日(火)の朝、生徒玄関前で堀教頭と熊谷教諭が大きなゴミ袋をもって全校生徒の登校を待っていました。生徒たちは白いビニール袋に拾ったゴミを入れています。そしてそれを堀教頭と熊谷教諭に手渡していました。中には、白いビニール袋をゴミでいっぱいにしている生徒もいました。実は前日に、堀教頭から学級担任を通して、全校生徒に対して、「登校中に通学路をきれいにしませんか」という呼び掛けがありました。これは、青葉小学校が以前から取り組んでいる登校中のゴミ拾いに相乗りする形で本校でも取組を始めたところです。当日の朝、正直、どれぐらいのゴミが集まるのか半信半疑でした。ところが、登校してくる生徒たちは、次々に登校中に拾ったゴミを持ってきてくれました。「普段は意識していなかったけど、改めて通学路を見てみると、けっこうゴミが落ちていることに気付きました」、「いつも使っている通学路がきれいになると、朝から気持ちいいですね」、「ゴミの投げ捨てについて、中学生の自分たちは当然ですが、大人にも同じ意識をもってもらいたいです」など、たくさんの声が聞こえてきました。最終的に、大きなゴミ袋が5つにもなりました。朝から気持ちよくゴミ拾いをしてくれた全校生徒の皆さん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

 

【音想夢響~吹奏楽部、定期演奏会~】

 15日(日)14時から本校体育館において、「第29回釧路市立北中学校吹奏楽部定期演奏会」が行われました。当日は約200名の保護者や地域の皆さんにお越しいただき、温かい拍手や声援をいただきました。1350分から「ウェルカム演奏」が始まりました。吹奏楽部の演奏に対する期待感が高まるのが分かりました。第1部では4曲が披露されました。全道吹奏楽コンクールで演奏した「謡と舞~冬から春への情景~」や、くしろ港まつりで青葉小学校と合同で演奏した「RPG」など、4月からの吹奏楽部を代表する曲が演奏され、体育館は感動と熱気で包まれました。休憩をはさんで第2部が始まりました。「故郷」や「プリンセスメドレー」、「銀河鉄道999」など、多くの人たちに馴染みのある曲が披露され、第1部とは違って、体育館全体が明るく楽しい雰囲気に包まれました。途中、顧問の片桐教諭と伊藤教諭に花束を渡したり、この演奏会で引退する第3学年の部員に後輩たちから贈り物が贈られたりするなど、心が「ぐっ」とくる場面もありました。全ての演奏が終わると、体育館に集まった全員によるアンコールの手拍子が始まりました。それに応えての「マツケンサンバ」は盛り上がりました。定期演奏会に向けて一生懸命に練習していた吹奏楽部の皆さんの思いは確実に体育館に集まった人たちの心に届きました。まさに「音想夢響~みんなの想いを音にのせ夢限に響け~」のスローガンでした。第3学年の皆さん、たくさんの感動をありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

 

【よろしくお願いします~後期生徒会認証式~】

 16日(月)に全校朝会が行われ、後期生徒会役員の認証式が行われました。7名の専門委員長がステージに並び、一人ずつ認証状を受け取りました。全ての専門委員長が真っ直ぐ前を向き、決意を込めた表情でした。「更に北中学校をよくしてくれる」、そんな気持ちが伝わってきました。各専門委員長は次の通りです。代表専門委員長は門脇春翔君、生活専門委員長は海藤結衣さん、体育専門委員長は平野航大君、学習専門委員長は春名惟千子さん、図書専門委員長は近藤桜羽さん、放送専門委員長は福岡俊成君、衛生専門委員長は湯原瑛太君、以上です。後期の北中学校をよろしくお願いします。

 そして、認証式の後、女子バレーボール部の表彰が行われました。女子バレーボール部は14日(土)に行われた「釧路地区中学校バレーボール新人リーグ戦2次リーグ」で見事に優勝を勝ち取りました。少ない人数でも精一杯練習に打ち込んだ成果だと思います。この優勝をきっかけにして更なる活躍を期待しています。

 

【始まりました~全校朝会~】

 10日(火)に全校朝会が行われました。この日から、後期生徒会書記局の皆さんが全校朝会を仕切ってくれています。新しく生徒会長に就任した中村天希君に合わせて全校生徒から「おはようございます」の挨拶をいただきました。中村君にとって初めての挨拶でしたが、真っ直ぐにこちらを見て、堂々とした声で挨拶してくれました。とても立派な姿勢に感動しました。中村君は「おはようございます」と言ってからお辞儀をしていました。数日前にマナー講座がありましたが、その講座の講師を務めていただいた山本氏が教えてくれた通りの挨拶の仕方でした。学んだことをすぐに実践していこうという中村君の姿勢も見事だと思います。この日は久しぶりに校長講話を行うことができました。4月からたくさんの方々が北中学校に来校されていますが、その度に「北中学校の生徒の皆さんは真面目ですね」などと褒めてくれること。このことはとても嬉しいことですが、果たしてこれだけでいいのか、改めて4月に策定した「目指す生徒の姿」を確認しました。そして、日常の授業の中で、この姿を実現できるように挑戦してみませんかと呼び掛けてみました。今年度も残り半分となりました。改めて学校として目指すゴールを全員で確認して、ベクトルを合わせて各種の取組に臨んでいきたいと思います。講話の内容をパワーポイントにまとめてあるので御覧ください。

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【遠足に代えて~第1学年集会活動】

 5日(木)、第1学年は遠足を予定していました。しかし、早朝から雨模様となり、風も強まってきました。そんな状況であったので、残念ながら遠足は中止になってしまいました。生徒たちは体育館に集合し、遠足中止の連絡を受けた後、気持ちを切り替えて中止時の活動に移行しました。まずは「鬼ごっこ」に取り組みましたが、1セット5分で実施され、鬼役の生徒は、時間いっぱい体育館を走り回りクタクタになっていました。次に「ドッジビー」に取り組みました。柔らかい円盤状の物を投げ合います。普通のボールと違い、投げ方に戸惑っていましたが、すぐに慣れて円盤状の物を取ったり、当てられたりしながら楽しんでいました。体育館でのレクレーションの後、体育館下のピロティに移動して「焼肉」が始まりました。炭を起こすことに苦戦しているグループも多かったですが、チームで協力し合って見事に火が付きました。その後は、グループごとに焼肉やおにぎりをほうばっていました。どのグループからも楽しそうな声が聞こえてきて、笑顔で友達と話す光景がたくさん見られました。今回、遠足が集会活動になりましたが、最初から最後まで全てのことを生徒たちが主体的に行いました。今後の活動につながるよい機会になったようです。

 

【職業体験に向けて~マナー講座実施】

 5日(木)、第2学年の総合的な学習の時間において、外部講師を招聘して「マナー講座」が行われました。本講座は11日(水)に実施される「職業体験」において、生徒たちが職場に出向いたときに、正しい挨拶ができたり、きれいな言葉遣いができたりするなど、職場でのコミュニケーション力の向上を図るために行われました。講師はキャリアコンサルタントの山本さおり氏にお願いしました。山本氏は多くの企業において、電話対応研修や接遇マナー研修の講師を務めるとともに、2000年からSTV釧路放送局のリポーター・パーソナリティとしても活躍されています。山本氏は職場体験において大切なこととして、「第一印象」を取り上げていました。人と人が出会ったとき、10秒以内で印象が決まること、2分で性格も決まってしまうこと、そして、第一印象がその後の関係に大きく影響することを丁寧に説明してくれました。また、「第一印象」で必要なこととして、「見た目」、「話し方」、「話す内容」を挙げて、その理由も伝えてくれました。説明に加えて、お辞儀の仕方や傾聴するときの姿勢などの演習を取り入れてくれました。傾聴の演習では、グループになり1人が1分間、今朝からの生活について話し、他の生徒は反応しないように伝えました。何の反応もなく話し続けた感想を尋ねられた生徒は「むなしい」と答えていました。次に、話に対して頷いたり、共感する態度を示したりするように伝えられると、1分間話し続けた生徒は「嬉しかった」と答えていました。「マナー」とは「思いやり」であること、「自律」とは自分の人生を切り拓いて進んでいくことなど、たくさんの貴重なメッセージを生徒たちに送ってくださいました。山本氏の講座は、職場体験に止まらず、生きていく上で大切にしたいヒントに溢れていて生徒たちにとって貴重な機会となりました。

 

【授業力向上~大館市授業マイスター来校~】

 4日(水)の午前中、大館市授業マイスターである根本大輔氏が本校を訪問されました。釧路市教育委員会は「大館市授業マイスター招聘事業」を推進しており、授業改善の先進地である秋田県大館市から毎年授業マイスターを招聘し、市内の学校に派遣するなどして、市内の教員の授業力の向上を図っています。今年度は中嶋恵氏と根本大輔氏が招聘され、芦野小学校、鳥取中学校における授業公開を行っていただくとともに、昭和小学校における学力向上シンポジウムに参加していただきました。これらの取組の一環として、根本氏に本校を訪問していただきました。「授業マイスター」とは「授業づくりのスペシャリスト」であり、本校にとっては、教員の授業力の向上に向けた絶好の機会となりました。根本氏に片桐教諭の音楽(第3学年)、山本教諭の国語(第2学年)、舛田教諭の理科(第2学年)、南川教諭の外国語(第1学年)の授業を参観していただきました。授業参観後、授業を公開した4名の教諭に対して、個別に授業改善について指導助言をいただきました。生徒たちの授業に臨む姿勢や、教員の授業づくりに対する真摯さを評価していただくとともに、授業における課題(教員の説明時間が多いこと、授業のゴールを明確にすること等)をたくさん指摘していただきました。また、自身の日常の実践や、秋田県の各校の取組内容なども丁寧に教えていただきました。本校にとって貴重な機会となりました。根本氏の指導助言を踏まえ、授業改善を加速していきたいと思います。

 

【小学校とともに~第2回小中連携協議会~】

 3日(火)に「第2回小中連携協議会」が本校会議室で行われました。中央小学校から野口校長、赤田教頭、青葉小学校から中野校長、本校から冨田校長、堀教頭、安彦事務職員が参加しました。7月に北中学校区の小学校、中学校で目指す「9年間の子どもの姿」を決定しました。今回は、その姿を実現するために、小・中学校が連携して何に取り組むかを検討しました。協議の中で、全国学力・学習状況調査の結果を合同で分析し、小・中学校共通の授業改善の方策を検討すること、互いの公開授業研究会に小・中学校の教員が参加し、授業力の向上を図ること、特別支援学級の授業を互いに参観し、特別支援学級の授業の質の向上を図ることなどが決定しました。その他に、次年度になると思いますが、小学生の中学校への体験入学を年間複数回実施すること、互いの授業をゆっくり参観する機会を設けることなどが検討されました。北中学校区において、具体の「小中ジョイントプロジェクト」の取組が進行しています。

 

【未来の姿の実現に向けて~ジョブカフェ】

 3日(火)に第2学年を対象に「ジョブカフェ」が実施されました。これは、釧路市教育委員会が企画したキャリア教育の一環で、市内の中学生が将来の自分の姿をイメージし、その実現に向けて努力していくきっかけをつくるために毎年実施されている活動です。最初に生徒たちは、「ジョブカフェ」に賛同していただいた企業(「有限会社『フラワーショップゆき』」様、「株式会社『OKOSHIYA TOKYO』」様、「株式会社『総合防災』」様)の代表の方が、自社の概要について説明してくれました。業務内容のスライドや動画を駆使して説明していただき、生徒たちは「すごいな」、「知らなかった」、「やってみたい」などの声を上げながら説明に聞き、質問事項を考えました。質問事項を整理した後、それぞれの企業の代表の方に、遠隔システムを活用してインタビューしました。「仕事のやりがいは何ですか」、「仕事をしていて嬉しいとき、辛いときはありますか」、「仕事で失敗したとき、どのように立ち直りますか」など、仕事をしていく上での本質に迫る内容が多く聞かれました。質問を受けた代表の方たちは、自身の経験や法律に則った仕事の在り方について丁寧に回答していただきました。「ジョブカフェ」を終えた生徒たちから、「仕事に就くことについての認識が甘かった」、「自分の未来の姿を想像しながら生活していきたい」、「無駄な努力がないことが分かった」、「今後の職場体験に生かしていきたい」などの声が聞こえました。生徒たちにとって貴重な時間になったようです。

 

【命の温かさ~赤ちゃん触れ合い体験~】

 29日(金)に第3学年において「赤ちゃん触れ合い体験」が行われました。第1部では、妊婦の方の体験をするとともに、赤ちゃんの抱き方、おむつ交換の仕方を学びました。妊婦の方の体験では、錘が入った体験用のベストを着用して、実際に歩いたり、寝転んだりしてみました。「こんな大変な思いをしているんだ」と実感のこもった声がたくさん聞かれました。抱き方の練習では、最初は恐る恐る抱いていましたが、頭や首を意識して抱くようにアドバイスを受けてからは、表情が緩んでリラックスして赤ちゃんの人形を抱けるようになりました。おむつ交換では悪戦苦闘している場面がたくさんありましたが、保健師さんや堺田教諭の助言を受けながら真剣に取り組んでいました。第2部では、実際に13人の赤ちゃんがお父さん、お母さんに連れられて体育館にやってきました。グループになって赤ちゃんを待っていましたが、赤ちゃんが登場すると「かわいい!」という声があちこちから上がりよい雰囲気になりましたが、実際に赤ちゃんの相手をする場面になると、無理やり笑顔をつくろうとして、表情がこわばったり、動きがぎくしゃくしたりしていました。しかし、赤ちゃんが笑顔を見せる度に、緊張が取れていき、最後はいつもの笑顔で赤ちゃんと接していました。赤ちゃんを抱いたとき、温かさやぬくもり、重さを感じたと思います。そして、「大切にしたい」と感じたのではないでしょうか。それが「命」を実感したことだと思います。赤ちゃんの温かさやぬくもり、いつまでも覚えておいてください。

 

【御指導いただきました~学校経営指導訪問~】

 25日(月)に学校経営指導訪問が行われました。釧路教育局から小川一法義務教育指導監、釧路市教育委員会から本川敬一指導参事が来校され、学校経営について御指導・御助言をいただきました。最初に2時間目の授業を参観していただき、お二人から「生徒が授業に前向きに参加していること」、「教師の指導の中に、生徒が考える場面が位置付けられていること」、「ICTが日常的に活用されていること」などを評価していただきました。一方で、「生徒が主体的に授業に参画するための仕掛けを検討すること」などについて御指導いただきました。事前に提出した学校経営に関する資料に基づいた協議においては、「校内研修が教員の育成に直結していること」、「全教員が授業改善に積極果敢に挑んでいること」、「学校評価とグランドデザインが正対していること」などについて評価していただきました。一方で、「全教職員がベクトルを合わせて学校経営に参画するための具体の戦略が不足していること」などについて御指導いただきました。今後の学校経営の方向性が明確になり、とても有意義な時間でした。また、教育行政の視点から見ると、自身の学校経営に多大な課題があることが再確認できました。今年度もあと半年となりました。御指導いただいたことが少しでも実現できるよう努力したいと思います。

 

【お疲れ様でした・おめでとう・よろしくお願いします~全校朝会】

 22日(金)に全校朝会が行われました。この日の全校朝会は盛りだくさんの内容でした。順番にお知らせします。最初に、教育実習生の瀬川正義さんの離任式が行われました。挨拶の中で、自分が成長できたという確信をもてたこと、そこには本校の生徒たちと教職員の支えがあったこと、大学に戻ってこれまで以上に本気を出して教職を目指すことなどを伝えてくれました。5週間の教育実習に臨んだ瀬川さんの姿は、「努力することの大切さ」や「やり抜くことの大変さ」など、たくさんの大切なことを生徒たちに伝えてくれたのだと思います。続いて表彰が行われました。まずは男子バスケットボール部の表彰が行われました。男子バスケットボール部は、17日(土)、18日(日)に市内で行われた「釧路地区中学校新人戦バスケットボール大会」において、見事に第3位を勝ち取りました。新チームになって最初の大きな大会で見事な成績を収め、今後の更なる飛躍が楽しみです。次に、第3学年の黒田夢美さんの表彰が行われました。黒田さんは「第42回全国豊かな海づくり大会作文コンクール」に応募し、その優秀さが評価され、何と「水産庁長官賞」を受賞しました。16日(土)から18日(日)にかけて、厚岸町で「全国豊かな海づくり大会」が行われ、天皇陛下が見守れる中で表彰を受けました。最後に、後期生徒会役員の認証式が行われました。生徒会長の中村天希君、副会長の高橋陸人君、岩渕佳鈴さん、役員の高橋優名さん、山本大誠君に、それぞれ認証状が手渡されました。代表して会長の中村君が、「生徒の皆さんの声を丁寧に聞き、楽しい学校をつくりたい」と決意を述べました。後期生徒会役員の皆さんの活躍に期待したいですね。以上、全校朝会の内容でした。


 

【実習の成果~教育実習生、研究授業】

 20日(水)の3時間目、3年1組において教育実習生の瀬川正義教諭の研究授業が行われました。本校の多くの教員に加えて、教育大学からも瀬川教諭の指導教官である玉井氏も授業を参観され、これまでにない雰囲気の中で授業が始まりましたが、瀬川教諭はいつもとおり、落ち着いていました。本時は「プライバシーが守られた情報発信を行うために、私たちはどのように行動すべきか」について課題を解決していく内容でした。瀬川教諭は生徒の課題意識を高めるために、自分でSNSに関する資料を作成し、それを提示しました。生徒たちにとっては、とても身近で、実際に自分たちの身の回りに起こる可能性がある内容だったので、生徒たちは意欲的に課題解決に取り組んでいました。瀬川教諭は「デジタルシチズンシップ教育」に造詣が深く、その内容にも触れながら授業を進めていきました。授業の最後には、「プライバシーが守られた情報発信には、『人権』について考えることが大切である」との声が多くの生徒から聞かれました。5週間という限られた時間の中での教育実習でしたが、瀬川教諭は実習を行った3年1組の生徒たちと信頼関係を築いていました。そして、生徒にとって「分かった、できた」が実感できる授業とはどんな授業なのか、最後まで挑戦していました。その姿は生徒たちにとっても貴重な財産になったと思います。瀬川教諭の今後の活躍が楽しみです。

 

【授業力向上①~山本教諭、研究授業公開~】

 19日(火)の5時間目に、1年1組において山本教諭が研究授業(国語)を公開しました。当日は本校の全教員に加えて、青葉小学校から中野校長、佐々木教諭にも参加していただきました。5時間目が始まると先生方がぞくぞくと1年1組の教室にやってきて、生徒たちは先生方に囲まれる形になりました。最初は多少緊張している様子でしたが、すぐにいつもとおりの雰囲気となり、自分の考えをまとめたり、友達同士で考えの交流を行ったり、グループの考えを代表者が発表したりなどしていました。どんな環境でも、すぐに授業に対して前向きに取り組むことができる、さすが1年1組の生徒たちです。山本教諭は本時を迎えるまで、校内研修担当の中村教諭から授業づくりについてたくさんの指導助言を受け、何度も学習指導案を書き直していました。ときには、部活動指導が終わってから、疲労困憊の中で、授業中に活用する教材づくりにも取り組んでいました。本時の開始時は、多少緊張していましたが、それ以降は、これまでの授業づくりの成果を生かして、生徒の考えを大切にしながら、生徒の主体性を大切にした授業を展開しました。授業後には、山本教諭の授業について、全教員でワークショップを行いました。本時の山本教諭の指導についての成果と課題を洗い出すとともに、改善点を明らかにしていきました。気付いたことを付箋紙に記入していきますが、たくさんの付箋紙が模造紙に貼られました。授業者の山本教諭はもとよりですが、授業参観した全教員にとっても、授業力の向上につながる絶好の機会となったようです。10月には畠山教諭、11月には舛田教諭が研究授業を公開します。

 

【覚悟と勇気~後期生徒会役員選挙~】

 14日(木)の6校時に、「生徒会役員選挙立ち合い演説会」が遠隔システムを活用して行われました。会長、副会長、役員のポストに6名(第2学年5名、第1学年1名)が立候補しました。会長に立候補した中村天希君は、友の輪集会等の充実を図って生徒同士がつながる取組の実現を訴えました。同じく会長に立候補した山根愛結さんは、意見箱やアンケートを実施して生徒たちの声を取り入れた学校づくりを訴えました。副会長に立候補した岩渕佳鈴さんは、誰もが挨拶ができる企画に取り組みたいと訴えました。同じく副会長に立候補した高橋陸人君は、新しい取組を取り入れて中学校生活の改革を訴えました。役員に立候補した高橋優名さんは、本校が掲げる目指す生徒の姿(4つの力)を実現する新しい企画を立ち上げることを訴えました。同じく役員に立候補した山本誠大君は、北中学校を誰にとってもよりよい学校にしたいと訴えていました。候補者たちは緊張しながらも、自分が実行したいことを自分の言葉で伝えきりました。とても立派な姿勢でした。また、一人の演説が終わるたび、全員で拍手を送り合っていました。素敵な光景でした。明日、選挙の結果が公表されます。選挙なので、当落はありますが、全ての候補者が次代の北中学校を担う力をもっていると実感しました。

 

【表彰~全校朝会~】

 11日(月)に全校朝会が行われました。現生徒会の皆さんが仕切る全校朝会もこの日が最後だったのでしょうか。この日も会長の黒田さんの凛とした「おはようございます」から始まりました。黒田さんの挨拶に続き、表彰式が行われました。最初に、先週の金曜日に行われた北中音楽祭(KMF)の表彰でした。各学級の代表がステージ上で表彰状を受け取りました。表彰状のプレゼンターの顔をしっかり見つめ表彰状を受け取る姿勢はさすが学級代表だと感じました。そして、北中音楽祭を通して成長した姿が見えました。続いて全道吹奏楽コンクールに出場した吹奏楽部の表彰となりました。部長の黒田さんに表彰状を渡しましたが、「全力を尽くしてやり切った」という表情がとても印象的でした。ステージ上で表彰を受ける仲間を温かく見守り、温かい拍手を送る全校生徒の姿も素敵でした。大きな行事が終わり疲労感の漂う1週間の始まりでしたが、生徒たちの姿勢が見事にそれを払拭してくれました。

 

【全力を尽くそう~北中音楽祭(KMF)~】

 9月8日(金)にコーチャンフォー釧路文化ホールにおいて、「北中音楽祭(KMF)」が行われました。13時から各場所に分かれてリハーサルが行われました。本番前の最後の練習の機会であるので、どの学級も緊張しながらも集中して声出しなどを頑張っていました。生徒会書記局による開祭宣言があり、いよいよ北中音楽祭が始まりました。最初に特別支援学級の生徒たちが合唱を披露しました。「稀空」と「ありがとう」の2曲でしたが、思いを込めて歌う姿に会場全体が温かい空気に包まれました。続いて1年1組が「HEIWAの鐘」を披露しました。学級通信の「力の限り」を彷彿させる素晴らしい合唱でした。続いて1年2組が「マイバラード」を披露しました。全員が堂々と合唱していた姿が印象的でした。続いて2年1組が「with you smile」を披露しました。声量や表現などが抜群でした。続いて2年2組が「この地球のどこかで」を披露しました。全員が心を一つにして合唱する姿は素敵でした。続いて3年1組が「あなたへ~旅立ちに寄せるメッセージ」を披露しました。担任の高柳教諭に贈る感じがして感動的でした。最後に3年2組が「虹」を披露しました。生徒たち一人一人の個性が一つになったような、さすが3年生という合唱でした。生徒会企画は盛り上がりました。教育実習生を交えての学年代表による「イントロクイズ」は各学年のカラーが見事に出ていました。吹奏楽部の演奏が続きましたが、全道大会とみなと祭りで披露した2曲を演奏しました。チームワークよく演奏する姿は圧巻でした。最後は全校合唱「あなたに会えて」が披露されました。生徒全員が観客席の方を向き、保護者の皆さんに思いを届ける姿に感動しました。様々な思いを大切にしながら学校行事を創れる本校の生徒たちは本当に素敵でした。最後に、当日は平日にもかかわらず、200名を超える保護者や地域の皆さんに足をお運びいただき、生徒たちに温かい拍手を送っていただきました。本当にありがとうございました。

 

【授業を創る~田中さん、生徒とともに~】

 7日(木)の3校時、第2学年1組において、教育実習生の田中りおんさんの研究授業が行われました。田中さんは、3週間の実習期間中、内海教諭から外国語科の授業づくりについて精力的に学び、この日を迎えました。自分で授業を担当するようになったころは、全く計画とおりに進められなかったり、生徒とのコミュニケーションもどこかぎごちなかったりする様子が見られましたが、授業を積み重ねる度に、授業づくりのスキルが身に付き、生徒との関係も築き上げ、当日は見事な授業を公開しました。生徒たちへの指示や活動の説明は全て英語で行われ、生徒と目と目を合わせてコミュニケーションを図り、計画とおりに授業は進められました。生徒たちは、日本と外国の文化や習慣についての違いを自分で発見し、自分の英語でまとめて、自分の言葉で発表していました。教育実習初日に、本校で目指す授業は「生徒が主語」です、という話をさせてもらいましたが、見事に3週間で、その実現を図ってくれました。来週から大学に戻りますが、更に教職に向けての学びを深めて、本校に戻ってきてほしいと思います。3週間、本当にお疲れ様でした。

 

【Last Message~田中りおんさん離任式~】

 7日(木)の5時間目に、教育実習生の田中りおんさんの離任式が行われました。2学期の始業式に着任式があり、あっという間の3週間でした。この間、授業はもとより、学級づくりや合唱祭の準備など、たくさんのことがあり、それも全てが初めてのことで、たくさんの困り感を抱えたと思いますが、とてもよく頑張ってくれました。その姿は生徒たちに「頑張ることの大切さ」、「決めたことは必ずやり切ることの素晴らしさ」を伝えてくれたのではないでしょうか。離任式において、改めて教師になることの決意を述べてくれました。その姿に、生徒からの拍手が鳴りやみませんでした。田中さんは本校の卒業生です。近い将来、母校で教壇に立つ田中教諭の姿を思い浮かべた生徒、教職員も多かったと思います。明日の合唱祭が教育実習最終日となります。最後まで教師を目指す姿を生徒たちに見せてくれたらと思います。まずは3週間、お疲れ様でした。そして、田中さんの今後の活躍を、北中全体で応援しています。

 

【期待してください~最後の全校合唱練習~】

 7日(木)に最後の全校合唱の練習が体育館で行われました。前回はピアノを体育館の真ん中に置いて、片桐教諭の伴奏で練習しましたが、今回は最初から、第3学年の種市花音さんが指揮を、第2学年の春名惟千子さんがピアノ伴奏をそれぞれ担当し、本番と同様の形で練習が始まりました。この日も最初は声を出すことに苦労している様子が見られましたが、回を重ねるごとに大きな声量が体育館に響き渡り、そして、きれいなハーモニーが体育館を包み込むようになりました。最後の練習の前に、片桐教諭から、「明日は保護者の皆さんに向かって心を込めて歌ってください」という声掛けがありました。最後の練習は、今まで聞いた中で最も心に響く合唱となっていたように感じました。明日、プログラムの最後に全校合唱「あなたに会えて」が披露されます。生徒たちは、保護者の皆さんに向けて歌い上げますので、是非、多くの皆さんに会場にきていただけたらと思います。必ず感動できますよ。楽しみにしていてください。

 

【追い込み~合唱祭に向けた学年練習~】

 6日(水)に北中合唱祭(KMF)に向けた学年練習が体育館で行われました。各学年とも、入場と退場の練習から始まりましたが、当日の会場であるコーチャンフォー釧路文化ホールをイメージしての練習内容でした。第2学年、第3学年は昨年度の経験値があるので、スムーズに動けましたが、第1学年は戸惑う様子も見られました。しかし、会場図を頼りに一生懸命に理解しようとする姿が見られました。いよいよ学級ごとの合唱が披露されます。本番直前のタイミングで、同学年の他学級に自分たちの合唱を披露することは、かなりのプレッシャーがあったと思います。それでも、どの学級も今できる自分たちの合唱を精一杯に披露していました。そして、見学側の学級も、真剣な眼差しで精一杯の合唱を見つめていました。合唱が終わると大きな拍手を送っていました。明日は最後の全校での練習があります。日々、成長していく生徒たち、そして、学級の姿が見られることは、とても幸せなことだと思います。8日(金)が本番です。是非、多くの保護者、地域の皆さんにお越しいただけたらと思います。

 

【Let’s THINK & ACT~釧路市子どもミーティング~】

 2日(土)に、釧路市生涯学習センターにおいて、令和5年度「釧路市子どもミーティング」が行われました。最初に、釧路市児童生徒健全育成標語の入選者の表彰式が行われ、市内の12名の小・中学生が「いじめ・非行防止」、「情報モラル」、「家庭生活」のそれぞれの部門で表彰を受けました。続いて、市内の6校(小学校3校、中学校2校、高等学校1校)が、自校の特色ある教育活動や自慢できる内容を紹介しました。そして、いよいよメインイベントの「子どもミーティング」が始まりました。今年度は「仲間とのつながりを深めるために~学校や地域でできること~」のテーマの下、市内の中学生の代表が高校生や地域の大人の皆さんとディスカッションしました。本校の代表は生徒会長の黒田夢美さんでした。黒田さんは前日に札幌市で開催された北海道吹奏楽コンクールに出場して、当日の夜遅くに帰釧したばかりでしたが、熱心にディスカッションに参加していました。最初に、各中学校において、仲間とつながることを意識した取組について各代表が発表しました。黒田さんからは、「友の輪集会」とプラカードをもって行う「挨拶運動」について紹介されました。特に、「挨拶運動」については、地域住民の方が興味を示され質問があり、黒田さんから詳細な説明が付け加えられました。プラカードを活用することで生徒会書記局の思いを伝えるとともに、そのプラカードが注目されることで、顔と顔を合わせて挨拶を交わせることが伝えられました。その後、学校行事を核にして異学年同士でつながれること、学校行事に地域の皆さんを巻き込むことなどのアイディアが出され、とても充実したディスカッションになりました。最後に、会場の全員が「くしろ子ども宣言」を唱和して全日程が終了しました。黒田さんはじめ、中学生の代表のアイディアは学校経営に生かせるものがたくさんありました。改めて中学生の発想の豊かさに感心しました。ディスカッションで示された内容は是非、実現したいですね。

 

【読書~図書専門委員会の活躍~】

 7月31日(月)に文部科学省は、今年度の全国学力・学習状況調査の結果を公表しました。本調査に「生徒質問紙調査」があり、生徒の学習状況を把握するための調査です。その調査項目の中に、毎年必ず「読書」に関する内容が位置付けられています。「学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たりどれぐらいの時間、読書をしていますか」という質問事項があります。本校の生徒の実態ですが、「30分以上、読書している」と回答した生徒の割合は、全国平均を上回っています。つまり、本校においては、読書の充実が図られているということです。生徒たちが、読書が好きであること、保護者の皆さんが読書する楽しさを伝えてくれているなどの要因が考えられますが、図書専門委員会の活動も、一役買っていると考えています。図書室前の廊下や階段の壁に、「お薦め本」の写真やあらすじなどが示されたポスターが掲示されていたり、各階の掲示板に、自分にどんなジャンルの本が適しているかが分かるポスターが掲示されたりしています。「読書」は学力の向上にとって、とても大切な手段ですが、それ以上に、心を豊かにしてくれたり、これからの人生に影響を与えてくれたり、豊かな人生を送るためのものでもあります。読書の楽しさ、大切さを伝えてくれる図書専門委員会の活動は、とても貴重です。

 

【工夫~熱中症対策~】

 2学期が始まって2週間余りが経過しましたが、毎日、蒸し暑く、先週はついに釧路地区にも熱中症警戒アラートが発令されました。学校として服装や飲み物の工夫、保冷剤等の活用を呼びかけ、保護者の皆さんにも御協力いただきながら生徒たちの学校での生活環境の改善に取り組んできたところです。先日(この日も蒸し暑い日でした)、各学級の授業参観をしていると、どの学級でも、空き教室から机を運び出し、それを組み上げ、その上に大型扇風機を乗せて、学級全体に風を送る工夫がされていました。少しでも快適な環境を自分たちでつくっていこうとする生徒たち、そして、教職員の姿勢には頭が下がります。冷涼だと言われ続けた釧路地区ですが、今後、同じような夏が長く続く可能性も考えられます。学校として、生徒たちの学びを保障する環境整備に向けて行政等に働き掛けていく必要があると感じています。それにしても、生徒たち、教職員の皆さんの創意工夫に頼ってばかりはいられませんね。

 

【感動~音楽祭「全校合唱」練習~】

 30日(水)の3校時、全校一斉に特別活動として、来月8日(金)に予定されている「北中音楽祭」に向けて、「全校合唱」の練習が体育館で行われました。体育館の真ん中にピアノが置かれ、生徒たちは窓側にパートごとに並んでいます。片桐教諭の伴奏、種市さんの指揮で全校合唱曲「あなたに会えて」の練習が始まりました。発声からパートごとの練習、そして、全体での合唱と移っていきました。序盤は初めての全体練習ということもあり、緊張や遠慮もあったと思いますが、中盤に向かうにつれ第3学年の生徒たちが後輩たちを引っ張る姿勢を見せてくれたこともあり、合唱としての一体感が出てきました。休憩をはさんで終盤の練習では、練習段階ですが「圧巻」と言えるほどの仕上がりでした。各学級の授業参観に行くと、片桐教諭が弾くピアノを囲むようにして並んで、精一杯に練習をする姿がいつも見られました。学級で気持ちを合わせて合唱することの喜びを実感している表情がたくさん見られました。全校合唱の練習を終えて体育館を後にする生徒たちの表情はいつも以上に素敵な表情をしていました。全ての教職員が全校生徒の姿を見守っていました。生徒たちのおかげで「感動」を共有できました。9月8日(金)の本番が楽しみです。

 

【困っています~1階廊下の惨状~】

 今年の夏はどうしてしまったのでしょうか。夏季休業中はもとより、2学期が始まっても気温と湿度が下がらず、毎日が蒸し暑く、大変な状況の中、生徒たちは学校生活を送っています。そして、この蒸し暑さと並行して、困っていることが「1階の廊下の惨状」です。毎朝、廊下に水が溜まっており、用務員の大森さん、島谷さんが中心となって、モップ等で水を拭き取ったり、専用の道具で、水を掻き出したりしています。しかし、しばらくすると同じような状態になり、汗まみれになりながら1日に何度も対応してくれています。生徒玄関をはじめ、特別支援学級の教室、理科室などがあり、生徒にとって使用頻度がとても高い場所です。滑って転んだりすると大怪我にもつながりかねないので、気が気ではありません。用務員の皆さんや教頭先生たちが、生徒の安全維持のため奮闘したり、生徒たちも気を付けて使ってくれたりしているので大事には至っていませんが、何かよい解決策はないでしょうか。水を拭き取った後、大型扇風機を使って、乾かすようにしていますが、追い付かない状況です。生徒の安全を第一に考えた対応がしばらく続きそうです。

 

【気持ちを合わせて~北中音楽祭に向けて~】

 1学期の終わりから4階の音楽室から、心地よい歌声が聞こえてきます。9月8日(金)にコーチャンフォー釧路文化ホールで行われる「第2回北中音楽祭」に向けて、各学級が練習に取り組み始めたからです。最初は「あれ?」という歌声でしたが、日を追うごとに声がまとまってきて、校舎中に爽やかな歌声が響くようになりました。2学期も同様です。毎日、蒸し暑くとても過ごしづらい環境が続いていますが、音楽室から聞こえてくる生徒たちの歌声に救われているところです。そんな中、28日(月)に、全校が各教室に分かれて、同時に課題曲の練習を行いました。パートごとに分かれて練習に臨む学級、男女に分かれて声を合わせる学級、全員でピアノの伴奏に合わせ本番さながらの状態で挑戦する学級など、様々なスタイルで練習に臨んでいました。どの学級も真剣そのもので、蒸し暑さなど関係なく頑張っていました(練習中も適宜、水分補給などの暑さ対策はとられていました)。あと2週間、本番に向けて今以上に生徒同士の心が通い合い、素敵な合唱になっていくのだと思います。そして、合唱練習を通して互いの絆を深めていく経過を感じられることを楽しみにしています。

 

【祝福と応援~全校朝会~】

 28日(月)に、8月の全校朝会が行われました。先週からの猛暑を引き継ぐような環境の中でしたが、生徒たちは整然と体育館に入場してきました。そして、生徒会長の黒田さんの挨拶に合わせて、全校生徒からの校長への挨拶でしたが、いつもとおり爽やかな挨拶でした。まだまだ厳しい環境での学校生活が続くようです。服装や飲み物、保冷剤の活用など、自己調整力を発揮して、自分の健康を守ってほしいと思います。

さて、当日は26日と27日に釧路市陸上競技場で行われた「釧路地区新人陸上競技大会」の表彰と、7月29日(土)にコーチャンフォー釧路文化フォールで行われた「釧路地区吹奏楽コンクール」の表彰、併せて9月1日(金)に札幌コンサートホール「Kitara」で行われる全道吹奏楽コンクールに出場する吹奏楽部の壮行会が行われました。最初に、第2学年の山根愛結さんと、松井玲奈さんに表彰状を渡しました。山根さんは「釧路地区新人陸上競技大会」の100mハードルで3位、松井さんは3000mで1位を獲得しました。本校陸上競技部の輝かしい伝統が確実に引き継がれていることが実感され、今後の陸上競技部の活躍が楽しみになりました。吹奏楽部は先日もお知らせしましたが、「釧路地区吹奏楽コンクール」において金賞を獲得、更に釧路地区を代表して全道大会出場という名誉を勝ち取りました。賞状をはじめ、盾とトロフィーを手渡しました。壮行会では、部長の黒田夢美さんが、全道大会に向けて力強い決意を語ってくれました。最後は全校生徒が大きな拍手を贈り、エールを送っていました。厳しい環境の中においても、頑張った仲間、これから大きな舞台に立とうとしている仲間に、温かい気持ちをもつことができる生徒たちは立派だと思います。

 

【教師を目指す~教育実習生着任~】

 18日(金)の2学期始業式に引き続いて、「教育実習生着任式」が行われました。2名の教育実習生が着任しました。瀬川正義さん、田中りおんさんです。瀬川さんは北海道教育大学釧路校から着任し、岩手県花巻市出身です。第3学年1組に入り、社会科の授業を担当します。田中さんは関西外国語大学短期大学部から着任し、地元釧路市出身、更に本校の卒業生です。着任式において、教師としての資質・能力を身に付けたいこと、本校の生徒たちのために何ができるか考え努力したいことなどを語ってもらいました。全国的に教師を目指す学生が減少している中で2人は真剣に教師になろうと決意しています。教育界にとって貴重な存在なのは間違いありません。実習期間中、たくさんのことを学んでほしいと思います。そして、本校の生徒たち、教職員の皆さんは、確実に「教職の魅力」を伝える力をもっているので、何の遠慮もなく、教師になるための勉強をしてほしいと思います。瀬川さん、田中さんの頑張りを、北中全体として応援しています。

 

【ヤマ場が始まります~2学期始業式~】

 お盆の前あたりから、心地よい風が吹き始め、過ごしやすくなるはずの釧路地方ですが、未だに蒸し暑く、やる気を減退させるような天候の中、2学期始業式が行われました。生徒たちはどんな様子で会場の体育館にやって来るのだろうと、多少、心配していましたが、廊下での整列や体育館への入場の姿、話を聞く姿、1学期同様、とても立派でした。「今日から2学期、気持ちをしっかり切り替えよう」、そんな思いで2学期の初日、登校した生徒がたくさんいたのだと思います。始業式の最初に校歌を斉唱しました。コロナ禍の影響があり、十分な斉唱になりませんでしたが、何とか斉唱しよう、歌詞を早く覚えよう、そんな姿勢がたくさん見られました。2学期は、様々な機会を捉えて校歌斉唱の練習をしていくと聞いています。12月の終業式にその成果が見られたらと、今から楽しみにしています。校長講話では、「1分間だけスタート作戦」についてお話をしました(詳しくはバナーをクリックして御覧ください)。蒸し暑い中でしたが、顔を上げてしっかり聞いてくれる姿勢は相変わらずでした。このような生徒たちと「ヤマ場」と言われる2学期の学校づくりができる、そんな嬉しさを実感した始業式でした。保護者、地域の皆さん、2学期も1学期同様、本校の学校づくりに当たり、引き続き、お力添えをよろしくお願いします。なお、2学期の学校づくりにおける皆さんへのお願いなどについて、本校ホームページの「学校長挨拶」に掲載しておりますので御覧ください。2学期もよろしくお願いいたします。

2学期始業式における講話要旨【改訂】.pdf

 

【心を合わせて~港まつり「音楽パレード」】

 「第76回くしろ港まつり」が、8月4日(金)から6日(日)の3日間、耐震・旅客船ターミナルを会場に開催されました。今回は、久しぶりにコロナ前の祭りの内容に戻ったことから、連日、大勢の市民の皆さんが会場を訪れるなど大盛況でした。そんな中、本校の吹奏楽部が青葉小学校と合同で「音楽パレード」に参加しました。当日は肌寒い天候でしたが、青葉小学校の児童と一緒に、RPGSEKAI NO OWARIの曲)を披露し、耐震・旅客船ターミナルを埋め尽くした多くの観客の皆さんに感動を与えました。吹奏楽部は7月29日(土)に釧路地区吹奏楽コンクールに出場していたため、青葉小学校との合同練習は、祭り直前の3日間しかありませんでした。それでも、青葉小学校の児童を一生懸命にリードし、曲の演奏を仕上げていきました。以前にも紹介しましたが、とても丁寧に優しく小学生を受け入れ、限られた時間の中で、中身の濃い練習を続けました。吹奏楽部の演奏が多くの人たちの心に響く理由は、スキルの高さもありますが、それ以上に他者のことを思いやり、優しい気持ちをもって演奏しているからだと思います。観客の一人として、演奏を聞かせてもらいましたが、北中学校に勤務する者として、誇りを実感しました。これからもたくさんの人たちの気持ちを豊かにする演奏を聞かせてくれたたらと思います。

 

【全力を出し切る~中体連全道大会~】

 中体連全道大会が7月下旬から8月上旬にかけて、全道の各地で行われました。本校から、陸上競技部、卓球部、水泳部が出場し、「オール北海道」という大きな舞台で全力を出し切りました。陸上競技部は7月25日から27日にかけて、釧路市陸上競技場において大会に臨みました。本校からは吉田悠真君が400mと800mに、及川秀夫君が4種競技に、山根愛結さんが110mハードルに、それぞれ出場しました。連日、気温が30度を超える厳しい状況でしたが、山根さんが準決勝に進出するなど、全員が自己ベストを更新する活躍を見せてくれました。また、地元開催ということで、陸上競技部員全員が大会運営の補助に当たり、大会を成功に導いてくれました。水泳部の元木大賀君は7月21日から23日にかけて、函館市で行われた大会に出場しました。自由形の50mと100mに出場しました。どちらも予選で敗退してしまいましたが、第1学年の選手として好記録を出しました。次年度以降の活躍が楽しみな結果となりました。卓球部の小松奏音君は8月4日から6日にかけて、八雲町で行われた大会に出場しました。個人戦1回戦で胆振管内2位の選手と対戦し敗退してしまいましたが、最後まで自分のもっている力を発揮して食い下がり意地を見せてくれました。選手全員がこれまでの練習の成果の全てを仕切って試合に臨んでくれました。猛暑の中、ベストを尽くした皆さんに拍手です。お疲れ様でした。

 

【くしろ港まつり~吹奏楽部、青葉小とともに~】

 「第76回くしろ港まつり」が耐震・旅客船ターミナルを会場に、8月4日(金)から6日(日)の日程で開催されます。本まつりに、本校の吹奏楽部が青葉小学校の児童と一緒に音楽パレードに参加することになり、1日(火)からパレードに向けた合同練習が始まりました。4階の音楽室には、「青葉小学校のみなさん、ようこそ北中学校へ」のメッセージが記された移動黒板が置かれていました。練習のため本校にやってきた小学生を練習会場まで案内して、少しでも緊張した気持ちが和むように努力している吹奏楽部の生徒たちの姿も見られました。練習中も常に気を配り、困ったことがあった小学生に優しく声を掛けていました。練習に参加していた小学生も次第に笑顔が多くなり、リラックスして自分の力を発揮しようとしていました。吹奏楽部は前週に、釧路地区吹奏楽コンクールに出場し、見事に全道大会出場の切符を手にしたばかりです。疲れもまだ残っていたと思いますが、青葉小学校の児童たちと、どうすればよい演奏ができるかを常に考え、練習に打ち込んでいました。この姿勢は全道大会にもつながっていくと思います。港まつりの「音楽パレード」は最終日(6日)に行われます。天候が気掛かりですが、青葉小学校の児童とともに、最高のパフォーマンスを披露してくれたらと思います。

 

【収穫~北中農園豊作~】

 校舎と校舎の間、ちょうど職員室の真下にあたる場所に「農園」があります。1学期に特別支援学級の生徒たちが自立活動の時間を活用して、地域住民の木村さんの御指導の下、土をおこしたり、肥料や水をまいたりして、農園を整備してくれました。そして、カボチャやジャガイモ、レタス、トウモロコシなど、たくさんの種類の野菜を植えてくれました。夏季休業に入り、連日のように気温の高い日が続き、8月に入ると同時に収穫の時期を迎えました。伊藤教諭、原田教諭、瓜田教諭が仕事の合間を見て収穫作業に当たってくれました。連日、新鮮な野菜が収穫され、本校職員に提供されています。私もレタスとスナップエンドウをいただきましたが、野菜の本来の甘味などが感じられとても美味しく、幸せな気分にさせていただきました。2学期になると「収穫祭」も行われるそうです。今から楽しみです。たくさんの皆さんに、本校の農園でとれる野菜を味わっていただけたらと思います。
 

【全国レベル~札幌山の手高等学校女子バレーボール部来校~】

 8月1日(火)から5日(土)まで、令和5年度全国高等学校総合体育大会女子バレーボール競技大会が、ウィンドヒルくしろスーパーアリーナと釧路町総合体育館で開催されました。北海道において全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が開催されるのは、実に36年ぶりということでした。釧路市においては、インターハイ女子バレーボール競技大会は初めての開催であり、市をあげて本大会を盛り上げようと、各関係機関等が様々な業務に携わりました。そんな中、本校は練習会場として、2日(水)に、北海道代表の札幌山の手高等学校に体育館を提供させていただきました。当日、8時30分に山の手高等学校の一行が本校に到着し、約2時間、練習を行いました。体育館には選手たちのハツラツとした声が響き、常にキビキビと動く姿が見られました。タイムマネジメントも抜群で、限られた時間の中で、効率的に、そして、主体的に各種のメニューをこなしていました。全国レベルのチームの練習に取り組む姿は洗練されている印象を受けました。そして、練習する姿だけではなく、選手たちのバッグが整然と並べてられていたり、ボール一つ一つが磨かれていたり、練習用具を大切に扱っていたりするなど、自分たちを取り巻く環境を大事にする姿勢、バレーボールに取り組めることに対する感謝の気持ちなど、全てのことが一流でした。わずかな時間でしたが、山の手高等学校女子バレーボール部の姿から、たくさんのことを学べせていただきました。

 

【感動~吹奏楽部、全道大会へ~】

 29日(土)にコーチャンフォー釧路文化ホールにおいて、第60回釧路地区吹奏楽コンクール」が開催されました。本コンクールにおいて、本校の吹奏楽部が金賞を獲得するとともに、9月1日(金)に札幌コンサートホールKitaraで開催される「北海道吹奏楽コンクール」に釧路地区を代表して出場することになりました。本校は「C編成の部」に出場し4番目の演奏でした。3番目の美原中学校の演奏が終わると、多少緊張した表情でステージのセットの準備が始まりました。北中学校の演奏開始のアナウンスと同時に集中力が高まっていく様子が伝わってきました。そして、片桐教諭の指揮棒が振られた瞬間に、全員の集中力と心が一つになり、6分間の見事な演奏となりました。「謡と舞~冬から春への情景~」、冬から春に向けて謡い舞う、まさに生命が躍動する様子が、目に浮かぶような演奏でした。演奏が終わると同時に、会場内は感動の気持ちを表す拍手に包まれました。今月に入り気温の高い毎日でした。特に、コンクール前の1週間はうだるような暑さが続きました。そんな中でも、自分たちの演奏を極めようと努力していた姿が思い出されます。次は全道大会という大きな舞台になりますが、臆することなく自分たちの演奏をしてくれることを願っています。本当におめでとうございました。

 

【環境整備着々~各種工事の実施~】

 夏季休業などの長期休業期間は、学校にとってメンテナンスを行う絶好の機会です。本校においても、24日(月)から全ての生徒用トイレの改修工事が、27日(木)から各階の防火シャッターの全面取り換えの工事が、それぞれ行われています。生徒用トイレの工事は、夏季休業期間を通しての大工事となります。これだけの工事になると、多くの工事関係者の皆さんに携わっていただきます。また、大型の重機が必要になり、駐車スペースの確保が必要になります。そして、コンクリートを砕くなどして、大きな音が校舎内に響きます。このようなことから、どうしても授業が行われる学期中には難しいと判断されます。今年の夏は釧路地方らしくない猛暑に襲われています。そのような厳しい環境の中ですが、工事関係者の皆さんは、早朝から夕方まで工事を進めてくれています。トイレ工事をされている方に、「お疲れ様です、暑い中、大変ですね」と声をかけたところ、「部活動に来ている生徒さんたちが、いつも明るく挨拶をしてくれるので、頑張れます。生徒の皆さんのために、より快適な環境を整備しますね」と言っていただきました。生徒たちは、2学期から今以上に快適な環境で学校生活を送ることができます。その陰に、猛暑の中、一生懸命に作業に当たってくれた工事関係者の皆さんがいたことを、思い出してほしいですね。

 

【主張を堂々と~ビブリオバトル~】

 27日(木)に釧路市中央図書館において、夏休み特別企画「中学生ビブリオバトルワークショップ」が行われました。これは中央図書館が開館して5周年を迎えることを記念した企画で、市内から5校(北中、幣舞中、共栄中、大楽毛中、附属義務教育学校)が参加して行われました。本校からは菅野涼介君が参加しました。図書館職員の大杉さん、西村さん、南さんがビブリオバトルのねらいや流れを説明した後、大杉さんがモデルを示してくれました。その後、参加者は、説明に基づいて、自分のお薦めの本を紹介するための作業を、ワークシートを活用して進めていきました。発表練習を十分に行った後、いよいよ自分のお薦め本の紹介に移りました。菅野君はくじ引きで3番目になりました。3分間という限られた時間の中で、本を紹介することは至難の業でしたが、菅野君は練習の成果を発揮し、自身のお薦め本(「変な家」雨穴氏著)を紹介しました。変な家に対する普通の家の特徴や、作品の中で印象に残っているフレーズ(目に映っている物が真実ではない)を紹介し、最後に作品のお薦めポイントとして、「人間の怖さが分かる」と訴えました。唯一の第1学年でしたが実に見事な発表でした。全員の発表が終わり、参加者と参観者による投票が行われ、菅野君のお薦め本が「準チャンプ本」に選ばれました。自身のお薦め本について、自分の言葉、自分の声で伝える経験、とてもよい勉強になったと思います。そして、ビブリオバトルが生徒たちの学びにとって、とても有効であることが分かる貴重な時間となりました。校内に広がっていけばと思います。

 

【学習に打ち込む~夏季学習会~】

 24日(月)から26日(水)までの3日間、「夏季学習会」がそれぞれの学年で行われました。この期間は、今年一番の暑さに見舞われ、全国同様、釧路地方にとっても「猛暑」でした。ちなみに、25日(火)に中体連全道大会(陸上競技)を観戦しましたが、釧路市陸上競技場の気温は32度に迫っていました。そんな厳しい暑さの中でしたが、連日、多くの生徒が学習会に参加していました。自分で決めた課題を持参し、黙々と学習を進めています。そして、分からない問題等があると、隣の友達に聞いたり、先生方に質問したりしていました。「暑い中で勉強に集中できる?」と聞いてみると、「大丈夫です。勉強に集中してしまうと暑さを感じません」、「ここに来れば、友達がいるので刺激し合いながら勉強できます。それに、分からないことは先生に聞くことができるので、助かります」という声が返ってきました。第3学年の中には、受験勉強に取り組んでいる生徒もいて、「ここに来ると勉強がはかどります。夏休み中、ずっとここで勉強したいです」と話している生徒もいました。夏季休業に入っても、例え猛暑でも、学習を大切にする、自分が立てた計画をしっかり守ろうとする、そんな姿が生徒たちから伝わってきました。立派な生徒たちです。26日で「夏季学習会」は終了しますが、「学びに向かう姿勢」を徹底して残りの夏季休業を過ごしてほしいと思います。まずは3日間、お疲れ様でした。

 

【1学期最後の授業~1学期終業式~】

 21日(金)に1学期終業式が行われました。まず、式に先立って、ボランティア部と卓球部の表彰が行われました。続いて、吹奏楽部、卓球部、陸上部の壮行会が行われました。吹奏楽部は28日(金)から釧路市で行われる釧路地区吹奏楽コンクールに出場します。部長の黒田夢美さんが本コンクールにかける熱い思いを語ってくれました。卓球部の小松奏音君は8月4日(金)から八雲町で行われる中体連全道大会の個人戦に出場します。これが3回目の全道大会出場となるということで、これまでで最高の成績を勝ち取ることを宣言しました。陸上部の吉田悠真君、及川秀夫君、山根愛結さんは、25日(火)から釧路市で行われる全道大会に出場します。代表して及川君が決意を述べ、自己ベスト更新を誓っていました。全ての部活動の健闘を祈ります。最後に、私から全校生徒に、「自分を律すること」について話をさせていただきました(詳細は別添を御覧ください)。74日間の1学期でしたが、大きな事故などもなく終えることができました。これは保護者、地域の皆様が本校の学校づくりに参画していただいたおかげと感謝しております。明日から27日間の夏季休業に入ります。生徒たちを見守っていただきますようお願いします。74日間、ありがとうございました。
1学期終業式講話要旨.docx

 

【夏季休業を前に~非行防止教室~】

 21日(金)の2校時から4校時に、学年ごとに「非行防止教室」が行われました。釧路警察署生活安全課巡査の三田駿平氏が講師となり、夏季休業を前に貴重なお話をしてくださいました。第2学年においては、喫煙や飲酒が成長期の体に相当なダメージを与えることを、スライドを活用して詳細に伝えてくれました。そして、喫煙・飲酒が薬物乱用の入り口になっている実情を、釧路市内においても決して関係ないことではないことを強調してくれました。大麻や覚醒剤による中毒の現状については、実際に中毒が原因で犯罪に手を染めてしまった人の様子などを、逮捕したときの状況を交えて教えてくれました。そして、最後に、薬物乱用の防止に向けて、薬物について正しい知識をもつこと、健康でいることに感謝すること、周囲への悪影響について考えることの大切さを伝えてくれました。夏季休業中は些細なことが原因で生徒たちが犯罪に巻き込まれたり、実際に犯罪にかかわってしまったりする事案が毎年のように報告されています。生徒たちを犯罪から守る意味でも、貴重な学びの時間となりました。明日から夏季休業が始まります。保護者、地域の皆さんには、生徒たちを見守っていただけたらと思います。

 

【貢献~ボランティア部、感謝状授与】

 4月からボランティア部が全校生徒に対して、エコキャップ(ペットボトルのキャップ)の収集を呼び掛けていました。全校生徒、教職員の協力の下、大量のエコキャップが集まり、この度、(株)村上商店さんに引き渡されました。この活動が釧路市社会福祉協議会に評価していただき、20日(木)にボランティア部に対して感謝状が手渡されました。放課後の会議室に全ボランティア部員が集まり、村上商店の内海氏に集まったエコキャップを手渡しました。その後、釧路市社会福祉協議会の職員の方から感謝状が授与されました。ボランティア部はこれまで、学校内外の環境美化(校舎周りのゴミ拾いや花壇整備等)や地域の清掃活動、中央小学校の運動会の運営補助など、たくさんの活動を通して本校はもとより地域の環境整備に貢献してくれました。地域のため、そこに暮らす人たちのために、自分たちに何ができるのか考え、それを実行していく推進力は素晴らしいものです。本校の特色ある教育実践として誇れるものです。第3学年の部員は、当日をもって引退となりますが、第1・2学年の部員には、この素晴らしい伝統を引き継いでいってほしいと思います。

 

【地域と共にある学校づくり~コミュニティースクール推進委員会~】

 20日(木)に今年度最初の北中学校「コミュニティースクール推進委員会」が開催されました。開始時間が1330分ということで、ちょうど5時間目の授業開始時間と重なっていたため、委員の皆さんに授業を参観していただきました。参観後、委員の皆さんから「学年集会における1学期を振り返える姿勢がとても立派だった」、「授業で端末を活用している様子を初めて見ましたが、授業スタイルがどんどん進化していることが分かりました」、「英語だけで授業を進めていて驚きました」などの感想をいただきました。その後、今年度の本校の学校経営方針を説明し、委員の皆さんに了承していただきました。最後に、本校の学校づくりについて、委員の皆さんから多くの御意見等をいただきました。池田優委員長から「北中学校の生徒のためならどんなことでもしてやりたい」との力強い言葉をいただきました。また、山本みどり委員から「北中学校の生徒たちの挨拶が素晴らしいのでこれからも大切にしてほしい」という言葉をいただきました。これからの学校は地域の皆さんの力を積極的に取り入れ、各種の教育活動の充実を図ることが大切です。本校の学校づくりにおいて貴重な応援団のみなさんがいていただくことは本当にありがたいことです。本校が地域と共にある学校になるために、今後ともお力添えをお願いします。

 

【1学期の振り返りと夏休みに向けて~学年集会~】

 19日(水)と20日(木)に、各学年において「学年集会」が行われました。各学級の代表が1学期の学級の様子を振り返りました。また、夏休みの過ごし方について、学習指導、生徒指導を担当する教員からメッセージがありました。第1学年の学年集会においては、1組の高橋優斗くんが1学期を振り返りました。学級目標である「力の限り」の実現状況は、58%ということでした。その理由として、行事などを通して友達同士の絆が深まった一方で、時間が守れなかったり、忘れ物が多くあったりするなどの課題が見られたとのことでした。1学期を振り返るに当たって、学級目標の実現状況を分析することは、学級の中の全員がベクトルを合わせて学級をつくっていることだと思います。課題はあったものの生徒たちによる学級づくりが順調だと感じました。続いて、夏休みの学習について畠山教諭から話がありました。中学生になって初めての夏休みであるということで、1学期の学習内容を確実に復習することが強調されました。また、夏休みに実施される学習会への参加も呼び掛けられました。22日(土)から27日間の夏休みが始まります。全ての生徒にとって、よい夏休みになることを願っています。

 

【全員が優勝~体育祭終了~】

 14日(金)、体育祭が行われました。当日は前日までの蒸し暑さや強い日差しもなく、絶好の体育祭日和になりました。生徒会長の黒田夢美さんの「全ての競技に悔いを残すことなく全力で取り組みましょう」という挨拶と、佐藤悠飛くん、嶋田楓さんによる力強い選手宣誓の後、各種競技が始まりました。100m走では、全員がこれまでの自分の記録を破ろうという姿勢で100mを走り切っていました。途中で靴が脱げてしまうトラブルもありましたが、気にすることなく走り抜けていました。長縄跳びでは、学級全員で声を出し、気持ちを合わせて長縄を回し、跳ぶ姿が全ての学級に見られました。各チームが2分間という短い時間でしたが、練習の成果を全て出し切ったのではないでしょうか。選手リレーでは、さすがに学級代表ということで、記録や走る姿が素晴らしいのはもとよりですが、「学級を代表している」というプライドを感じさせる見事なリレーでした。障害物リレーは4つの関門が用意されていましたが、どの関門にも積極果敢に挑む姿が、印象的でした。走る力よりも運命的な要素が大きいことから出場している選手だけではなく、会場全体が盛り上がっていました。最後の学級対抗全員リレーでは、どんなに差が付いても諦めずに全力で走ったり、走っている仲間を全力で応援したりする姿が感動的でした。また、バトンミスなどもあり、落ち込む仲間をみんなで励まし合う姿は勝敗以上に価値のある光景でした。「優勝」という言葉は、「優れた者が勝ち残る」という意味ですが、今回の体育祭においては、生徒全員が「優勝」を勝ち取ったと感じています。最後に、平日のお忙しい時間帯であったにもかかわらず、150名を超える保護者、地域の皆さんに御来校いただきました。本当にありがとうございました。今後とも本校の学校づくりへのお力添えをよろしくお願いします。
050714 体育祭「開閉会式」挨拶要旨.docx

 

【決意を込めて~全校朝会~】

 10日(月)、全校朝会が行われました。全校朝会の最初は、全校生徒が生徒会長の黒田夢美さんの「おはようございます」に合わせて、校長に挨拶をしてくれます。相変わらず気持ちのよい挨拶です。全体での挨拶に続いて、15日(土)から17日(月)にかけて帯広市で開催される「全日本軟式野球大会ENEOSトーナメント北海道大会」に出場する野球部の壮行会が行われました。野球部を代表して関本一輝君が大会に臨む決意を述べました。初戦で室蘭地区代表の登別西陵中学校・幌別中学校と対戦するそうですが、当該チームは本大会のベスト4の常連ということです。強豪相手ですが、関本君から「全力で戦ってくる」との力強い決意が聞かれました。決意表明後、全校生徒から温かい拍手が送られました。続いて、中体連大会等で活躍し、賞状を多数獲得している陸上競技部の表彰が行われました。第3学年の及川秀夫君、吉田悠真君、第2学年の山根愛結さん、松井玲菜さんに各大会の賞状を手渡しました。陸上競技については、中体連全道大会が24日(月)から27日(木)まで釧路市陸上競技場を会場に開催されます。本大会での陸上競技部の生徒たちの活躍も楽しみです。

 

【奏でる~釧路市中学校吹奏楽演奏会~】

 8日(土)に「釧路市中学校吹奏楽演奏会」がコーチャンフォー釧路文化ホールで開催され、本校を含め市内から15校が参加し、素晴らしい演奏を披露しました。本校は5番目の登場で「謡と舞~冬から春への情景~」と「ワタリドリ」を演奏しました。10分間という限られた時間の中で、この日初舞台となった第1学年の生徒を含めて、全員が気持ちを合わせて最高の演奏を披露してくれました。演奏後、会場全体が大きな拍手に包まれました。毎日の放課後、4階の音楽室から吹奏楽部の演奏が聞こえてきます。生徒たちにとっては、真剣な練習の時間ですが、学校にとっては、質の高い演奏が聞ける至極の時間となっています。28日(金)から30日(日)にかけて、釧路地区吹奏楽コンクールが開催されます。準備期間は短いですが、部としての目標の実現を目指して、練習を重ねてほしいと思います。改めてですが、吹奏楽部がある学校で勤務できて幸せだと感じます。

 

【全力で~中体連バスケットボール大会】

 8日(土)、9日(日)の両日、釧路市立鳥取中学校等を会場にして「中体連バスケットボール大会」が開催されました。本校から男女バスケットボール部が出場しました。女子は附属釧路義務教育学校と対戦しました。試合開始から先制を許し、厳しい試合展開でしたが、ドリブルやパスをつないで積極的にゴールに迫りました。中盤に点差が開きましたが、最後まで諦めることなく、ゴールを狙う姿は素晴らしいものでした。男子は1回戦で遠矢中学校と対戦しました。激しいプレッシャーから相手のボールを奪い、次々に得点を重ねていきました。メンバー登録された選手全員がコートに立ち、攻守ともに練習の成果を全部発揮し、最後まで全員がコートを走り続け勝利を勝ち取りました。2回戦は優勝した鳥取西中学校と対戦しました。相手の速攻に苦戦し前半に失点を重ねてしまいました。しかし、組織的なデイフェンスから試合の流れをつかみ反撃に転じ、最後まで食い下がりました。試合には敗れましたが、これまでの練習の成果や思いを全てコートに置いてくる、選手たちのそんな姿が心に残りました。男女とも多くの保護者の皆さんが応援に駆け付けていただきました。ありがとうございました。

 

【学級の様子はどうですか~授業参観・学級懇談会】

 7日(金)に、今年度2回目の授業参観と学級懇談会が行われました。1回目の授業参観は学級担任の授業を参観していただきましたが、今回は学級担任以外の教科が入っていて、1回目とは違う生徒たち、学級の様子が見られたのではないでしょうか。授業においては、5月から授業改善を目指した校内研修が始まり、それぞれの教員が「生徒が主語になる授業づくり」を目指して、日々奮闘中です。以前よりも生徒が活躍する場面が増えていたら、是非、当該の教員にお声かけください。教員は生徒や保護者の皆さんの励ましにより、力量を向上させることができます。また、平日のお忙しい中でしたが、学級懇談会にも多くの保護者の皆さんに御参加いただきました。各学級担任から、1学期の学級としての成果や課題、課題については学級として何に取り組んでいくかなどの話があったと思います。また、夏季休業期間中の過ごし方などで、お願いなどもあったと思います。疑問な点や不明な点等があれば、学級担任にお知らせください。保護者の皆さんとの対話から、生徒に対する新たな視点を発見できたりすることから、教員にとって貴重な機会となります。授業参観や学級懇談会が家庭と学校をつなぐ架け橋になればと考えています。

 

【気持ちを合わせて~体育祭学年練習~】

 6日(木)に体育祭に向けた2回目の学年練習が行われました。前日にグランドで100m走の整列の仕方などを確認し、6日は体育館で「長縄跳び」の練習を行いました。2時間目に第1学年、4時間目に第2学年、6時間目に第3学年が、それぞれ長縄跳びの練習に取り組みましたが、体育館からは「ビシッ、ビシッ」という長縄が床を叩く小気味よい音が聞こえてきます。また、チームで跳んだ回数を数える声も聞こえてきます。学年が上がるにつれて、連続で跳べる回数が増えていくようです。第3学年の練習を見ていると、どのチームも簡単に50回を超えていきます。全員の掛け声が合っていたり、跳ぶ者と縄を回す者の呼吸がピッタリ合っていたりと、さすがでした。第1学年、第2学年とも、回数は及びませんが、気持ちを合わせることは第3学年にひけを取っていませんでした。誰かが縄に引っかかって失敗しても、決して責めるわけではなく、「次、また頑張ろう」などと声を掛け合いながら全員で頑張っていました。当日までに、どれぐらい気持ちが合うのか、楽しみです。体育祭は14日(金)です。生徒たちの気持ちを合わせて頑張る姿を、是非、御覧ください。

 

【連携・協働~小中連携協議会(合同研修会)~】

 5日(水)午後から、本校を会場にして、小中連携協議会(合同研修会)が行われました。北中学校区の中央小学校と青葉小学校の教職員の皆さんが本校に集まり、本校の教職員とともに北中学校区における「9年間を通して目指す子どもの姿」を決めるワークショップに取り組みました。3校混合のチームを編制し、本校の教員がチームリーダーとなり、ワークショップが始まりました。自校の学校教育目標について、実現した子どもの姿を出し合ったり、未来社会を生き抜くために必要な資質・能力を共有したりしながら、各チームで「9年間を通して目指す子どもの姿(案)」を決めていきました。どのチームでも小学校、中学校の教職員が協力し合って活発な協議が行われました。まさに小中連携です。各チームから出された(案)を踏まえて、事務局で協議し、北中学校区において「9年間を通して目指す子どもの姿」を次のとおり決定しました。

 今後は、このゴールの実現を目指し、北中学校、中央小学校、青葉小学校が連携して各種取組を進めていきます。

 

【自分と相手の心と体を大切に~思春期講座~】

 4日(火)に、第2学年の生徒を対象に「思春期講座」が行われました。釧路市こども保健部健康推進課から保健師の大良奈美氏と岩原千夏氏に御来校いただき、「性」についての講義や演習を行っていただきました。内容は、男女の体の仕組みや二次性徴、妊娠、出産、中絶、感染症など、「性」について奥深いものでした。講義の途中に、「胎児人形を見てみる」という体験も位置付けられていて、「性」について、より理解を深めることができました。最初は遠い将来の出来事のように聞いていた生徒たちも、近い将来、実際に自分たちにも起こりえるという実感が湧いてきたのか、真剣そのものの表情で講義に聞き入っていました。「自分の生き方を考える」、「自分の心と体を守ることは、相手の心と体を守ること」など、心に響くキーワードがたくさんあり、生徒たちには、貴重な学びの場になったようです。最後に、第2学年を代表して、高橋優名さんが「本日学んだ知識を生かして、今後の生活を送りたい」と謝辞を述べました。

 

【期待したい~教育長学校訪問~】

 4日(火)に、釧路市教育委員会の岡部義孝教育長、齋藤優治学校教育部長、大島重光総務課長に御来校いただき、本校の教育実践の一端を御覧になっていただき、御指導をいただきました。本校に到着後すぐに、2時間目の授業(舛田教諭の理科、泉教諭、星野指導員の技術・家庭、片桐教諭、北田指導員の自立活動、高柳教諭の社会、南川教諭の外国語、内海教諭、JacobALT)の外国語、畠山教諭の社会科、山本教諭の国語)を参観していただきました。効果的な端末の活用、オールイングリッシュの環境、戦略的な話合い活動の実施、授業の流れが一目で分かる板書、生徒が課題解決のために思考する姿など、日常の授業風景を当日も展開されていました。参観後、岡部教育長から「生徒たちの授業に臨む姿勢が素晴らしい。その姿勢の後ろには、先生方の質の高い学習指導や学級経営、学年経営などがあるのではないか。若手教員の成長が著しいと感じた。中堅、ベテランの先生方も生徒をしっかり見ていてくれて、その状況を踏まえて端末の活用や話合い活動を位置付けていることが分かった。北中学校の先生方、そして、北中学校の今後に大いに期待したい」という言葉をいただきました。また、齋藤部長から「先生方の授業力は数段上がっているように感じた。北中学校には、将来の活躍が楽しみな先生方がたくさんいることが分かった。ただ、端末の効果的な活用や、学習課題の質などについて、今後も追求していく必要があると思う」という言葉をいただきました。確実に今後の学校経営に生かしていきたいと思います。お忙しい中、御来校いただき、貴重な御示唆をいただいた岡部教育長、齋藤部長、大島課長に改めて感謝を申し上げます。

 

【響く挨拶~生徒会書記局挨拶運動~】

 3日(月)の朝、1階の廊下から「おはようございます」という爽やかな声が聞こえてきました。1階に降りていくと、第2学年の山根愛結さんと高橋優名さんが、「元気なあいさつをしよう」、「さわやかなあいさつをしよう」という画用紙サイズのカードを掲げながら、登校してくる全校生徒に対して挨拶をしていました。聞くところによると、生徒会書記局が朝の挨拶運動を企画して、本日は山根さんと高橋さんが担当ということでした。これから日替わりで担当者が挨拶の「お題」を考えて、その内容に基づいて挨拶を働きかけていくようです。当日、担当の山根さんと高橋さんは、前日、それぞれ中体連大会、通信陸上競技大会に出場し、部の主力として活躍していました。疲れも残っていたでしょうか、登校してくる全校生徒に元気で爽やかな挨拶を送り届けていました。二人のお陰で、北中の一日がとても気持ちよく始まりました。この企画をきっかけとして、今以上に北中学校に挨拶の輪が広がればと思います。

 

【全力を尽くす~中体連バレーボール大会、通信陸上競技大会】

 1日(土)、2日(日)の両日、中体連バレーボール大会が釧路町総合体育館で、通信陸上競技大会が釧路市陸上競技場で、それぞれ開催されました。バレーボール部は予選リーグで共栄中学校と対戦し、セットカウント2対1で勝利し、決勝リーグに進出しました。決勝リーグで大楽毛中学校・庶路学園・白糠学園と対戦し、セットカウント0対2で惜敗しました。大会前日にエースが負傷し、万全のチーム状態ではありませんでしたが、全員で諦めることなくボールを追い掛ける姿、苦しい状況でも笑顔を見せる姿がありました。通信陸上競技大会も陸上競技部にとって、標準記録を突破すれば、全道大会に出場できる重要な大会です。そんな中、吉田悠真君が800mで2分1269の記録を出し、見事、標準記録を突破し、先週の中体連大会の400mに続き、全道大会の出場を決めました。また、及川秀夫君が四種競技で1位(1596点)、400mで4位(5653)、山根愛結さんが中学女子100mで6位(1369)、松井玲菜さんが1500mで5位(5分3733)の好成績を修めるなど、全員が健闘しました。なお、自分の競技を終えた後、競技役員の補助として、大会運営を支えていました。この姿も競技同様、素晴らしいものでした。


 

【自分の命は自分で守る~避難訓練~】

 30日(金)に、今年度最初の「避難訓練」が行われました。今回は火災を想定しての訓練でした。1517分に、「2階の調理室で火災が発生しました」とのアナウンスが校舎内に流れました。各教室の窓が閉められ、生徒たちは避難経路に従って避難を始めました。アナウンスがあってから、4分8秒後に、全員がグランドに集合しました。この避難に要した時間は、昨年度と比較すると約1分間も短くなっていました。生徒たちが避難する様子を見ていましたが、避難の原則である「お・は・し・も」(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)を徹底しているように見えました。訓練になると緊張感に欠ける様子を目にすることがありますが、本校の生徒は終始、真剣に取り組んでいました。火災に限らず、災害はいつ、どこで起こるか分かりません。常に災害のことをいつも想定しながら、「自分の命は自分で守る」、そんな姿勢をこれからも身に付けてほしいと思います。

 

【進路を考える~高校説明会~】

 28日(水)、29日(木)の両日、第2学年と第3学年の生徒、希望する保護者を対象に「高校説明会」が行われました。管内から11校の高等学校、高等専門学校に参集していただき、それぞれ校長先生や主幹教諭の皆さんから、当該の高等学校等の概要を説明していただきました。各高等学校等とも、自校の魅力満載の資料を作成し、情熱のあるプレゼンテーションを通して、魅力を発信してくれました。本校の生徒たちも長時間にわたる説明会となりましたが、全てのプレゼンテーションに真剣に耳を傾け聞き入っていました。説明会後、第3学年の生徒は、「今回の説明を聞いて、自分が進学を希望している高校の魅力を改めて実感することができました。今後の受験勉強のモチベーションが上がりました」、初めて参加した第2学年の生徒は、「同じ普通科の高校でも、たくさんの特色があることが分かりました。いただいた資料を改めて見返しながら、自分の進路について今から真剣に考えて見たいと思います。今日の説明会がよいきっかけになりました」などの感想を述べていました。各高等学校等の説明者に対する挨拶、説明を聞くときの姿勢、説明者に感謝の気持ちを示す拍手など、本校の生徒の素敵な姿が見られた説明会でもありました。

 

【力の限り~中体連陸上競技大会~】

 24日(土)、25日(日)の2日間にわたり、釧路市民陸上競技場において、中体連陸上競技大会が開催されました。本校から陸上競技部10名が出場し、自己ベストや全道大会出場の標準記録の突破を目指して、各種目に全力で挑みました。両日とも釧路市にしては珍しく気温、湿度とも高く、コンディションとしては厳しい状況であったと思います。そのような中でも、吉田君が共通男子400mで、山根さんが共通女子100mハードルで、それぞれ全道大会出場の標準記録を突破しました。また、及川君が共通男子四種競技で第1位となり、全道大会出場を決めました。江口君、遠藤君、増田君、佐藤君、岩渕さん、土屋さん、松井さんも、出場した競技で力の限りのパフォーマンスを見せていました。競技に出場する仲間のアップを手伝ったり、ジャージをゴールまで運んであげたり、一生懸命に声援を送ったりしていました。そんな姿から本校の陸上競技がチームであることを実感しました。陸上競技部は7月1日(土)に、釧路市民陸上競技場において、通信陸上競技大会に臨みます。そして、吉田君、及川君、山根さんは、7月24日(月)から27日(木)に、釧路市民陸上競技場において開催される全道大会に出場します。陸上競技部全員の健闘を祈ります。


 

【オンコの木の下~ボランティア部の活動~】

 北中学校の校門を通って最初に目に入ってくるのが、「オンコの木」ではないでしょうか。毎朝、校門で登校してくる生徒たちの声を掛けてくれる山本みどりさんによると、本校の校舎の建て替えと同時に植樹されたということで、相当な歴史があり、長い間、生徒たちの登下校を見守ってくれています。そのオンコの木の下が、今とても華やいでいます。19日(月)、20日(火)の両日の放課後、ボランティア部の生徒たちが、コキアやマリーゴールド、ラベンダーなどの花の苗を植えてくれました。毎朝、生徒たちが登校してくると、根元をたくさんの花に囲まれたオンコの木が真っ先に目に入るのではないでしょうか。きれいな光景に迎え入れられて学校生活をスタートすることができます。このような環境をつくってくれたボランティア部の生徒たちに感謝したいと思います。

 

【励まし合いながら~全国体力・運動能力、運動習慣等調査~】

 先週の新聞に、令和4年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査の管内別の結果を報じる記事が掲載されていました。檜山管内の小学校、中学校が全種目において全国平均を超えたというような内容でした。本調査は毎年、小学校第5学年、中学校第2学年を対象に実施(他の学年は「新体力テスト」を実施)され、生徒たちは8種目(握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20mシャトルランまたは持久走、50m走、立ち幅跳び、ハンドボール投げ)に取り組みます。7月31日までに結果をスポーツ庁に報告するため、ちょうどこの時期、多くの学校で本調査が実施されます。本校でも今月に入って、全学年で本調査が実施されています。22日(木)に体育館で第2学年の生徒たちが20mシャトルランに取り組んでいました。10名ほどが一斉にスタートして、決められた時間内に20mを走り切ります。これを繰り返していきます。時間が経過するにつれ、人数が減っていきます。最後は一人だけになりますが、その生徒を全員が、「頑張れ!」、「もう少しだよ!」などの声を出して応援していました。応援された生徒は、最後まで自分の力を振り絞って走り切っていました。そして、走り切った生徒に温かい拍手が送られます。「調査」というと、無味乾燥のような印象がありますが、本校の生徒たちは気持ちを通わせながら全員で調査に取り組んでいました。素敵なことだと思いました。

 

【言葉の力~人権教室~】

 22日(木)6校時に、「人権教室」が行われました。講師に人権擁護委員の高橋加奈子氏をお迎えし、「言葉の力」について講話をしていただきました。高橋氏が体育館に入ってこられ、自席につくと、生徒会長の黒田さんの「よろしくお願いします」の声に続いて全校生徒から心のこもった挨拶が高橋氏に届けられました。全校朝会でもそうですが、本校の生徒たちは、私たち教職員に対してはもとよりですが、来校された方々に対しても心を込めて挨拶をすることができます。誰に対しても心のこもった挨拶ができる生徒の姿は、本校の誇りです。高橋氏の講演が始まりました。高橋氏は以前、本校に設置されていた「青空教室」を立ち上げた方の一人で、多くの貴重な教育実践を積み重ね、生徒たちの自己実現を応援してくれました。その当時の出来事を中心にお話をしていただきましたが、当時の北中学校の生徒が、心に傷を負った仲間を励まし元気付けていく内容には、多くの生徒たちが心を動かしているようでした。講話を通して、温かい言葉をたくさん身に付けること、言葉を大切にすることは、人生を大切にすることを、生徒たちに伝えていただきました。そして、最後に、本校の校歌の一節である「釧路北中学校 ああ 新しき生命あり」を歌唱して講話を締めくくられました。生徒からの拍手は鳴りやみませんでした。心に残る講話をしていただいた高橋氏に改めて感謝を申し上げます。

 

【今後につなげる~宿泊研修・修学旅行報告会】

 19日(月)に全校朝会が行われました。最初に全校生徒と挨拶を交わします。生徒会長の黒田さんが全校生徒の前に立ち、まっすぐ前を見て、気持ちのよい声で「おはようございます」と挨拶し、黒田さんに続いて、全校生徒が、これも気持ちのよい声で「おはようございます」と挨拶をしてくれます。本校の生徒たちの素晴らしさを実感できる場面です。さて、当日は、今月に行われた宿泊研修と修学旅行の報告会でした。第2学年を代表して湯原瑛太君が宿泊研修の報告を行いました。自分たちの役割を自覚して主体的に行動することを学び、そのことを修学旅行に生かしたい旨を伝えてくれました。続いて、第3学年を代表して及川秀夫君が修学旅行の報告を行いました。各研修場所で学んだことを詳細に伝えてくれました。そして、多くの学びをこれからの学校生活に生かしたいとの決意を述べました。第2学年、第3学年とも多くの学びがあり、確実に成長したことが分かりました。是非、今後に生かして、更なる学校生活の充実を図ってほしいと思いました。

 

【全力を尽くすⅠ~中体連大会】

 17日(土)、18日(日)に、本校にとっての中体連大会が始まりました。野球部ですが、1回戦で標茶中・弟子屈中・鶴居中・虹別中と対戦し、1-0で勝利しましたが、準決勝戦で幣舞中・青陵中と対戦し、1-3で惜敗してしまいました。卓球部ですが、団体戦で男子は予選リーグを突破し、決勝リーグに進みましたが、標茶中に惜敗し、第3位となりました。女子個人戦では小松さんがベスト8に進出し、八雲町で開催される全道大会の切符を手にしました。両日とも晴天に恵まれ気温も上昇しました。そんな中で、仲間を支える仕事に一生懸命に取り組む姿はとても立派でした。また、アリーナで戦う仲間をスタンドから声を出したり、手をたたいたりして応援する姿もとても立派でした。中体連は大会なので勝ち負けは決まりますが、生徒たちは試合を通して、多くのことを感じ、それを吸収し、確実に成長しているようです。24日(土)、25日(日)は、陸上競技部が中体連に臨みます。


 

【後輩のために~ボランティア部が運動会補助】

 17日(土)に中央小学校で運動会が開催されました。当日は晴天に恵まれ、保護者はもとより多くの地域の方々も参観に訪れ、とても賑やかな雰囲気の中、運動会が行われました。中央小学校の児童は、全ての競技において、とてもよい表情で全力を尽くして頑張っていました。この盛大な運動会を、本校のボランティア部の生徒たちが支えていました。徒競走などで、次々にゴールしてくる小学生を本部テントまで誘導したり、玉転がしなどの競技中は、小学生が決められた線から出ないように声掛けをしたりするなど、運動会の運営を手伝っていました。これは、4月に野口校長(中央小学校)から本校に、運動会の運営補助の依頼があり、ボランティア部に相談したところ、快く引き受けていただき実現したものです。ボランティアに参加した生徒たちからは、「自分は中央小学校出身なので、後輩たちのために役に立てて嬉しいです」、「小学生の頑張る姿を見ていると元気をもらえます」などの声が聞かれました。暑い中、本当にお疲れ様でした。

 

【健闘を祈ります~中体連壮行会~】

 16日(金)に、「中体連壮行会」が体育館で行われました。吹奏楽部の演奏の下、ボランティア部の先導で、野球部、陸上競技部、バスケットボール部、バレーボール部、卓球部、水泳部に所属する生徒たちがユニホーム姿で堂々と入場してきました。生徒会長の黒田さんから激励の言葉が述べられた後、各部活動のキャプテンが大会に臨む決意を述べました。これまで練習してきた成果を存分に発揮したい、自分と仲間を信じて自信をもって試合に臨みたいなど、これまでの毎日の厳しい練習に打ち勝ってきたことが分かる内容でした。最後に、吹奏楽部が中体連に臨む全ての部活動を勇気付ける力強い演奏を披露してくれました。17日(土)は野球部と卓球部、24日(土)は陸上競技部、7月1日(土)はバレーボール部、8日(土)は男女バスケットボール部がそれぞれ大会に臨みます。全ての部活動が、そして、生徒たちが悔いを残すことなく、最後まで戦い抜いてほしいと思います。健闘を祈ります。

 

【楽学両道~宿泊研修「結団式」~】

 6日(火)5校時に、宿泊研修「結団式」が行われました。実行委員長の湯原瑛太くんが挨拶をしました。宿泊研修は学びであることを強調する立派なメッセージを全体に送ってくれました。その後、生活委員長の山根愛結さん、学習委員長の米岡泰志くん、衛生委員長の近藤優愛さんが、それぞれの委員会における業務の留意点等を伝えてくれました。結団式後、整列の練習や各委員会に分かれて最終確認を行いました。結団式における生徒たちの様子を見ていると、各自が本研修のスローガンである「楽学両道」の意味を理解し、その実現に向けて取組を進めようとする姿が見られました。宿泊研修は新しい学級になっての初めての大きな行事です。多くの体験も予定されていることから、生徒たちは個人的にも、集団としてもたくさんの貴重な経験(学び)をすると思います。帰校後の生徒たちの姿が今から楽しみです。明日(7日)8時55分に出発です。

 

【なぜ働くのか~キャリアシンポジウム~】

 6日(火)に「キャリアシンポジウム『ふるさと釧路で働くということ』」が開催されました。これは釧路市教育委員会が推進する施策の一つで、市内の中学校第1学年の生徒全員が参加し、望ましい職業観や勤労観を養うとともに、中学校3年間のキャリアプランを形成することなどをねらいとして毎年実施されています。前半は釧路青年会議所理事の高橋健作氏と釧路市教育委員会教育長の岡部義孝氏が、「『働くこと』と『生きがい』」をテーマに働くことの楽しみや苦労について語っていただきました。お二人とも組織のリーダーとして、膨大で困難な業務を推進していることが想定され、苦労についての話が多いのではと思っていましたが、それぞれの夢(未来の釧路市をどうしたいのか)を中心に語っていただき、生徒たちは「働くこと」と「自分の夢」を結び付けることができたようです。また、中学生の質問にも丁寧に答えていただき、働く上で、人を大切にする姿勢も学ばせていただきました。後半は各学校において、「何のために働くのか」をテーマに協議が行われました。生徒たちから「将来の生活を充実させるため」、「自分自身を成長させるため」、「社会に貢献するため」などの声が聞かれ、「学ぶこと、働くこと、生きること」がつながっていることを実感しているようでした。生徒たちにとって、今後のキャリアプランを描くための貴重な時間となりました。

 

【自学自習~家庭学習強調週間&パワーアップ週間】

 14日(水)、15日(木)に、今年度最初の「定期テスト」が実施されます。生徒たちは各自で「学習計画表」を作成し、それに基づきテスト勉強を進めていることと思います。特に、第1学年の生徒にとっては、初めての「定期テスト」となります。何に取り組んだらよいのか、1日にどれぐらい勉強に取り組むものなのか、手探り状態かもしれませんが、これまでの学習を振り返り、自分の苦手な内容を改めて学習するなど、ベストを尽くしてほしいと思います。そんな中、学習専門委員会が心強い企画を立ててくれました。一つ目は「家庭学習強調週間」、もう一つは「パワーアップ週間」の設定です。前者は5月25日(木)から始まっていて、「家庭学習ビンゴ」という取組を位置付けて、生徒たちの学習意欲を高めています。職員室前廊下に、家庭学習ノートを提出するトレーが設置してありますが、5月25日以降、確実に提出されるノートの冊数は増えています。後者は「小中ジョイントプロジェクト」の一環として8日(木)から取組が始まります。この日から、中央小学校、青葉小学校の第5・6学年の児童も、中学生のテスト勉強に合わせて家庭学習に取り組みます。どちらの取組も学習専門委員会が全校生徒の学力向上のために主体的に始めたものです。そして、生徒たちも「定期テスト」に正対して自主的に学習に取り組んでいます。これから求められる学びの姿は「自学自習」です。その基盤が整いつつある生徒たちのこれからが楽しみです。

 

【先輩に学ぼう~初任段階教員による授業参観】

 教員として採用されて5年目までの教員を「初任段階教員」と呼んでいます。そして、4年目までの教員に対して、教員としての基礎的な力量(学習指導、生徒指導、学級経営等)を身に付けるため、勤務校において多様な研修を実施することになっています。本校には採用4年目までの教員として、山本早花教諭(1年目)、舛田優教諭(3年目)、畠山雅春教諭(4年目)、南川琴音教諭(4年目)の4名が在籍しています。この4名を対象に、5日(月)から「授業参観『先輩に学ぼう』」が始まりました。当日は本取組を企画した中村繁人教諭の授業(第1学年・数学)を4名の教諭が参観しました。4名とも「生徒の様子」や「発問、教材の提示」、「自分ならこうする」などの視点で、中村教諭の授業を参観し、気付いたことを積極的にメモしていました。放課後に、中村教諭の司会の下、「交流会」が開催され、互いに気付いたことを交流し、今後の授業改善のヒントをたくさん得ていました。今後も先輩教員の授業や学級経営等について学ぶ研修が続きます。先輩教員のよいところを積極的に学び自分の力としていこうとする4名の教員の姿勢を頼もしく感じるとともに、今後の活躍が楽しみです。

 

【学生ボランティア派遣~放課後学習サポート~】

 釧路市教育委員会の令和5年度学力向上事業「放課後学習サポート」が5日(月)から始まりました。本事業は学習に対する困り感を克服したり、更なる学力の向上を図ったりしたいという生徒を対象に、学生ボランティアが放課後の時間を活用して学習をサポートするものです。今年度は、吉田大将さん(北海道教育大学釧路校3年生)と川本望夢さん(釧路公立大学1年生)が本校の担当となり、早速、サポートに入ってくれました。それぞれの生徒の学習状況や困り感を丁寧に見取り、寄り添いながらサポートに当たってくれました。生徒たちは最初、普段の授業や放課後学習と違う雰囲気に戸惑っていましたが、すぐに慣れ、自分が何に困っているのか、どんなところを伸ばしたいのかなどを相談していました。吉田さん、川本さんとも生徒たちの質問等に熱心に対応してくれて、ありがたかったです。生徒たちの学びを保障するためには、学校だけではなく多様な人材を活用することの必要感も実感できました。吉田さん、川本さんはもとより、釧路市教育委員会にも感謝です。

 

【学びのモデル~教育フィールド研究】

 2日(金)に「教育フィールド研究」のため、北海道教育大学釧路校から中戸鎖花凛さん、春藤優至さんが来校しました。これは、学生が早い段階から学校現場に入ることによって、学校の状況を把握するとともに、教職に対する実践力を身に付けることをねらって、教育大学釧路校が行っている施策の一つです。今年度は5月19日(金)から始まり、6月30日(金)まで全5回実施されます。2日は今年度の第2回目でした。中戸鎖さん、春藤さんは、本校の教職員と同様の時間に来校し、1校時から6校時まで、びっしり授業を参観します。放課後には、当日参観した授業において気付いたことなどをまとめ、管理職から指導を受けます。当日も熱心に授業を参観し、気付いたことなどをメモしていました。二人が入った教室を覗いてみると、いつも以上に授業に主体的に参画している生徒の姿を見ることができます。授業後、ある生徒に「今日はいつもにも増して授業中、頑張っていなかった」と聞いてみたところ、「中戸鎖さんと春藤さんが、一生懸命にメモを取っている姿を見ていたら、自分も頑張ろうと思いました」という声が返ってきました。中戸鎖さんと春藤さんの姿は、生徒たちにとって「学ぶモデル」となっているようです。これからもお二人には、「学ぶ姿勢」を示してもらうとともに、「学ぶ楽しさ」も生徒たちに伝えていってほしいと思います。「教育フィールド研究」は本校においては大歓迎です。

 

【お帰りなさい~修学旅行帰着~】

 1日(木)1930分に、第3学年の生徒たちを乗せたバスが本校に到着しました。生徒たちは疲れた様子を見せることなくバスから降りてきます。バスのトランクから荷物を取り出してくれる運転手さんやガイドさんに「ありがとうございます」の挨拶、出迎えてくれた保護者の皆さんに「ただいま」の挨拶、結団式、出発式でもそうでしたが、いつでもお世話になった人たちに、感謝の気持ちをしっかり伝えることができる第3学年の生徒たちは本当に立派だと感じました。帰着式でも整然と整列して、実行委員長の及川くんの言葉に耳を傾け、お世話になった業者の皆さんに気持ちを込めてお礼を伝えていました。その姿から、最後までスローガンを意識して行動できたこと、修学旅行でまた一回り成長した自分自身や学年を実感できたことが分かりました。当日は遅い時間、更には強風が吹いていたにもかかわらず、多くの保護者の皆さんにお出迎えいただきました。ありがとうございました。生徒たちには、まずはゆっくり休んで5日(月)に、元気に登校してほしいと思います。

 

【外国語教育の充実~内海教諭授業公開~】

 30日(火)の5時間目、内海教諭が第2学年1組で、外国語の授業を公開しました。この授業には、釧路市教育委員会外国語教育アドバイザーの平木裕氏をはじめ、中央小学校の赤田教頭、山田教諭、青葉小学校の中野校長、伊藤教頭、加藤教諭(外国語専科)、本間教諭、教育大学釧路校の鈴木准教授が参加されました。釧路市教委は外国語教育の充実を施策の柱の1つに据えており、その実現を図るために、各中学校区における小学校、中学校の外国語の授業の連携を推進しています。そして、その取組のアドバイザーとして平木氏を招聘しています。平木氏は数年前まで文部科学省の外国語の教科調査官として、学習指導要領の執筆に関わったり、全国の学校や研修会などで講師を務めたりするなど、日本の外国語教育を司るリーダーの一人です。さて、当日は、日本や外国の料理などについて書かれた文章の概要を捉えたり、好きな理由などを話したり書いたりすることをねらった授業が展開されました。内海教諭の授業は「オールイングリッシュ」で展開されます。生徒たちも自分の意見や感想、考えなどを英語で伝えようと挑戦します。外国語の力が向上することを確信できる授業でした。授業後、参加者の皆さんから、授業改善について貴重な助言をいただきました。それらの助言を生かして今後も内海教諭の授業は進化していきます。

 

【行ってらっしゃい~修学旅行出発~】

 30日(火)、いよいよ修学旅行出発です。生徒たちは、かばんを肩にかけたり、スーツケースを引いたりしながら登校してきます。昨夜は寝付けなかったのか、多少寝不足の様子が見られる生徒もいましたが、笑顔で、とてもよい表情でした。早朝に雨が降ったこともあり、出発式は場所を体育館に変更して行われました。いつもの第3学年らしく整然と整列をして出発式が始まりました。団長である堀教頭の挨拶に続いて、実行委員委員長の及川くんが昨日に続いて挨拶を行いました。全員でスローガンを実現しようという熱いメッセージを伝えてくれました。今回の旅行で添乗、そして、写真撮影をしてくれるスタッフの皆さんへの挨拶する姿勢、「北中の顔」を改めて実感するものでした。衛生委員会代表の佐藤くんから一句が披露されて出発式が終わりました。その後、バスまで移動し、バス会社のスタッフの皆さんにも「よろしくお願いします」の挨拶をして、バスに乗り込みました。7時30分、予定通り出発しました。たくさんの学び、そして、素敵な思い出をたくさんつくってほしいですね。修学旅行後の第3学年の生徒たちに会えることも楽しみです。早朝にもかかわらず、たくさんの保護者の皆さん、教職員が見送りに駆け付けてくれました。ありがとうございました。

 

【緊張感をもって~修学旅行「結団式」~】

 29日(月)5時間目に、修学旅行の「結団式」が体育館で行われました。明日から待ちに待った修学旅行ということで、ウキウキした様子で体育館に集合するのかと思っていましたが、緊張感に満ちた表情で体育館に集合しました。武田くんの司会進行で結団式が始まりました。最初に、実行委員長の及川くんが挨拶を行いました。今回の修学旅行のスローガン「学校を飛び出して楽しみ尽くせ」についての内容でした。学校ではない非日常の環境で、楽しみ尽くすには、周到な準備が必要であること、規則を徹底して守る必要があること、そして、「楽しみ尽くせ」の真の意味は「学び」であることなどを伝えてくれました。スローガンに込められた本当の意味は、「Fun」ではなく「Interesting」であることがよく分かりました。続いて、各委員会の代表から、旅行中のそれぞれの場面におけるねらいや連絡・注意事項が伝えられました。緊張感の中にも、修学旅行を楽しみ尽くそう(学び尽くそう)とする生徒たちの姿が印象的でした。そして、生徒の引率という重大な責任を全うしようとする堀教頭をはじめ教員の皆さんの姿が頼もしかったです。明日、万全の体調で修学旅行に出発してほしいですね。

 

【堂々と~「少年の主張」リハーサル】

 6月3日(土)に、コーチャンフォー釧路文化ホールにおいて、令和5年度「少年の主張」釧路市大会が開催されます。市内の中学校、義務教育学校、附属釧路義務教育学校から16名の代表生徒が参加し、日常生活の中で心からの思いや考え、感銘を受けたことなどを発表します。本校の代表は、及川秀夫くん(第3学年)で、タイトルは「私の思う戦争と平和」です。24日(水)に、生徒会書記局が臨時の全校朝を主催し、そこで、少年の主張のリハーサルが行われました。全校生徒が見守る中、多少緊張した表情の及川くんがステージに立ちました。一言目を発すると緊張感が解けたのか、自分の主張を自分の言葉で、堂々と発表していました。発表後、全校生徒から温かい拍手が及川くんに送られました。自分の主張を堂々と発表した及川くんの姿、とても立派でした。そして、自分たちの代表を温かい気持ちで送り出す、全校生徒の気持ち、とても素敵でした。当日の及川くんの健闘を祈ります。

 

【北中を応援する~学校教育指導(一次訪問)~】

 29日(月)に、釧路市教育委員会及び釧路教育局による「学校教育指導(一次訪問)」が実施されました。今年度の学校教育指導は、釧路市教育委員会から吉岡康一朗指導主事と赤本純基指導主事、釧路教育局から松嶋涼子指導主事に来ていただき、授業改善を中心に指導助言をいただきました。最初に、学習指導や生徒指導など、現在の本校の現状について堀教頭が説明しました。次に教務主任の熊谷教諭が学力向上についての成果と課題、課題に対する解決策を、最後に研究担当の中村教諭が今年度の校内研修の計画等を説明しました。続いて、3時間をかけて、全ての教員の授業を参観していただきました。参観後の指導助言において、全ての教員が生徒の実態を踏まえて丁寧に授業づくりに取り組んでいること、どの教員も授業改善の意欲が高く、モデルとなる授業も多くあるとの評価をいただくとともに、授業のねらいを明確にするとともに、その実現に向けた具体の取組を位置付けることなどを御指摘いただきました。課題を明確に教えていただいたことで、今後の学校経営、学校運営の見通しをもつことができました。このように、本気で本校を応援していただけること、本当にありがたいことです。11月には2回目の学校教育指導(二次訪問)が予定されています。

 

【呼びかける~緑の羽根募金~】

 24日(水)から26日(金)の放課後、2階廊下でボランティア部が緑の羽根募金を呼びかけました。放課後になると、「募金をお願いします」という大きな声が廊下に響き渡ります。その声に応えるように、たくさんの生徒や教職員が集まり、ボランティア部の生徒がもつ募金箱に募金していきます。募金活動は、ボランティア部の活動の一環ですが、あれだけ大きな声で募金を呼び掛けるには、たくさんの勇気も必要でしょうし、募金の趣旨(森林整備等)をしっかり理解しておく必要があります。ボランティア部の部員から「この募金が釧路管内をはじめ、北海道の森林の整備のために使われて、今以上に釧路管内が自然豊かになればいいと思います」という声が聞かれました。また、募金をした第3学年の生徒からは、「一生懸命に募金を呼び掛けている仲間の姿がとても格好よかったので募金に協力しました」という声が聞かれました。ボランティア部の活動が、本校の生徒たちの心の醸成もしてくれていると感じました。

 

【戦略を立てる~小中ジョイントプロジェクト「小中連携協議会」】

 23日(月)に「小中ジョイントプロジェクト『小中連携協議会』」が本校の会議室で行われました。「小中ジョイントプロジェクト」とは、釧路市教育委員会が市内の学校課題の解決に向け、リーダーシップを発揮して推進しているプロジェクトで、市内の小・中学校等が中学校区ごとにチームを編制して各種の取組を進めていきます。本プロジェクト推進の中核を担うのが、「小中連携協議会」です。当日は、本校をはじめ、中央小学校、青葉小学校の管理職や事務職員、教務や生徒指導、特別支援教育のリーダー10名が参加し、7月までに取り組む内容の具体の戦略を検討しました。その中で、北中学校区における9年間を通して目指す子どもの姿の策定に向け、3校の教職員が混合のチームを編制し、ワークショップを実施することなどが決定されました。今後、他の取組についても、具体の戦略を立てて実施していきますが、本プロジェクトを学校だけのものにすることなく、保護者や地域の皆さんの力を取り入れながら進めていこうと考えています。皆さんのお力添えをよろしくお願いします。

 

【目標を見付ける~池田氏の講話から~】

 22日(月)の全校朝会において、長年にわたり本校のグランド整備など、地域に貢献していただいている池田優氏(株式会社タカオ工業代表取締役)に、生徒会から感謝状が贈呈されました。生徒会書記局が司会進行や感謝状贈呈など、全て運営を行ってくれ、心のこもった贈呈式となりました。感謝状の贈呈の後、池田氏から全校生徒に向けてメッセージをいただきました。その内容は、「自分のやりたいことと、自分の将来の目標を見付けることの大切さ」についてでした。御自身の経験に基づいたお話であったので、物凄い説得力がありました。全校朝会終了後、校長室で池田氏とお話をさせていただきました。その中で、体育館に整然と入場して短時間できちんと整列できること、話者を尊重して、全員が顔を上げて話を聞いてくれたこと、生徒会書記局をはじめ全校生徒が温かい気持ちで迎えてくれたことなど、教えていただきました。そして、最後に、「今日は感謝状をいただきましたが、私の方が生徒の皆さんに感謝状をお渡ししたい」と言われて本校をあとにされました。私も横で贈呈式等を見ていましたが、生徒たちは本当に立派な姿勢でした。人のことを大切にできる本校の生徒たち、自分のやりたいこと、自分の将来の目標を見付けたら、必ず実現できると思います。

 

【釧路市民として~ごみゼロキャンペーン「集まれ!ごみひろい隊会~】

 20日(土)に「第49回ごみゼロキャンペーン『集まれ!ごみひろい隊会』」が開催されました。本校からボランティア部が参加し、多くの参加者と一緒に、北大通りやMOOの付近、道立美術館の前の通りなどのごみ拾いを行いました。当日は晴天に恵まれ、心地よい気候の下、生徒たちは一生懸命にごみを拾ってくれました。道路に落ちているごみはもとよりですが、通りの植え込みの下やコンクリートの隙間をのぞき込んでごみを探していました。約1時間、ごみを拾い続け、配付された袋の半分ほどが、空き缶やペットボトル、紙屑や木片など、多種多様なごみでいっぱいになりました。移動の最中、このボランティア活動に参加した感想を何人かの生徒に聞いてみました。全員に共通していた回答が、「自分たちの住んでいる街をきれいにすると気持ちがいいですよ」、「釧路市民として街の環境をよくするのは当たり前ですよ」などでした。中学生という一人の市民として、この活動に参加していることが分かりました。ボランティア部の生徒の姿から、地域創生、地域貢献など、地域のために何ができるかを考え行動することの大切さに改めて気付かされました。ボランティア部の活躍は、本校の自慢です。

 

【学校生活の充実のために~前期生徒総会~】

 19日(金)の6時間目に、前期の生徒総会がリモートで行われました。新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類が5類に移行しましたが、コロナ禍で培ったスキルを活用して、これまでの体育館を会場に行っていたときと全く遜色ない内容でした。生徒会長の黒田夢美さんが、本総会を、みんなの力で学校生活をよくしていくきっかけにしようという宣言で本総会が始まりました。各専門委員長から前期に取り組む内容が説明され、全校生徒からたくさんの質問が出されました。どの質問も自分たちの学校生活をよりよいものにするためにはどうすべきか、という点に焦点化されていました。そして、一つ一つの質問に丁寧に回答していく各専門委員長の姿がとても印象的でした。些細なことでも自分たちの仲間が気付いたことは大切にしたいという気持ちが伝わってきました。各専門委員会において説明された内容は、どれも簡単なものはありませんが、着実に実行して学校生活の改善・充実につなげてほしいと思います。最後に、私から、本総会は将来のよりよい社会を創る一員になるきっかけになるという話をさせてもらいました。生徒会の皆さんが中心となって、生徒の皆さんが参画して、北中学校がどのように変わっていくか楽しみです。

 

【栄誉を讃えて~各種大会の表彰】

 4月29日(土)から5月7日(日)まで、平日を2日ほど挟みましたが、9日間のゴールデンウイークでした。この期間中、釧路管内の各地において、部活動の各種大会や記録会などが開催されました。男子バスケットボール部は釧路ゆうやけライオンズカップ争奪釧路地区中学校春季バスケットボール大会に、陸上競技部は記録会や釧路陸上競技春季選手権大会に、卓球部は会長杯卓球大会に、野球部は厚生社杯中学校選手権大会に、バレーボール部は定期交流戦に、それぞれ参加し、普段の練習の成果をすべて発揮して、自己ベストや上位進出、優勝を目指して奮闘していました。放課後や土・日曜日、限られた時間の中で、できる限りの練習に取り組んでいる生徒たち、そして、生徒たちにいつも寄り添い、的確な指導をしている教職員の皆さんには頭が下がる思いです。6月、7月には中体連地区大会、8月には中体連全道大会と続いていきます。怪我に気を付けて、しっかり体調管理をして、練習に取り組み、中体連当日、ベストなコンディションで試合に臨んでほしいと思います。

8日(月)の全校朝会において、3日に開催された釧路陸上競技春季選手権大会に出場し、見事な成績を収めた吉田悠真さん(男子400m1位 記録:5834、男子800m2位 記録:2分1936)と及川秀夫さん(男子400m2位 記録:5842)の表彰を行いました。

 

【北中をチームにしよう~重点教育目標の公表】

 8日(月)の全校朝会において、今年度、北中学校として目指すゴール(重点教育目標)について全校生徒の皆さんにお知らせしました。重点教育目標として、「自分の足で立って、自分の頭で考え、他者と対話し協働できる生徒」、そして、重点教育目標を支える4つの力として、「人を大切にする力」、「自分の考えをもつ力」、「自分を表現する力」、「挑戦しやり抜く力」を設定しました。この重点教育目標の設定の経緯ですが、次のとおりです。年度当初に、教職員と生徒会書記局の皆さんに、学校経営理念(「生徒を育てる学校」から「生徒が育つ学校」へ)をお話ししました。この理念の実現に向けて、今年度、北中学校として目指すゴール(重点教育目標)について教職員、そして、生徒会書記局の皆さんに考えてもらうことにしました。生徒会書記局の皆さんには、学校教育目標を実現するために必要な資質・能力は何か、そして、教職員の皆さんには、生徒たちが2040年代の社会を生き抜くために必要な資質・能力は何かを考えてもらい、それぞれたくさんの魅力的なキーワードを提示してもらいました。それらのキーワードを私の方でまとめて、今年度、北中学校として目指すゴール(重点教育目標)を設定しました。今年度、この重点教育目標の実現を目指して各種の教育活動を進めていきます。家庭や地域においても、この重点教育目標の実現に向けて何ができるか検討していただけるとありがたいです。
050508 全校朝会.pptx   (全校朝会説明資料)

 

【よろしくお願いします~専門委員認証式】

 8日(月)の全校朝会において、生徒会専門委員の認証式が行われました。私から各専門委員会の委員長に認証状を手渡しました。認証状を読み上げ、一人一人に手渡しましたが、全員が顔を上げ、私と目を合わせて受け取ってくれました。その表情から、強い責任感と決意を感じることができました。始業式において、北中学校を「生徒が育つ学校」にしたいですね、そのために必要な姿勢として、「自律」、「尊重」、「創造」があって、その基盤になるのが「当事者意識」です、という話をしましたが、各専門委員会の委員長の皆さんは、既にステージ上で、そのことを実践しているように感じました。これからの活躍が楽しみです。北中学校を今まで以上に、生徒の皆さんが主人公の学校にしていってほしいと思います。各専門委員会の委員長は次のとおりです。

 

【見る工夫~保健室掲示板】

 校舎内にはたくさんの掲示物が貼られています。その中でも、ひと際、目を引く掲示物が保健室掲示板にあります。それは、堺田養護教諭が作成した「どのくらい知っている?健康診断クイズ」です。健康診断の項目である「二計測、「聴力検査」、「視力検査」、「尿検査」、「歯科検診」、「内科検診」について、それぞれ「クイズ」が出題されています。例えば、「二計測」については、「背の高さを測るときは、少しでも背を高くするために顎を上げるのが正しい」というクイズです。そして、そのクイズの下に、「①正しいと思う」と「②正しくないと思う」という選択肢のカードがあり、それをめくると正解や不正解の理由が記されています。クイズに取り組みながら、健康診断の各項目についての知識を身に付けることができます。どのようにしたら生徒が興味を示すのか、どのようにしたら生徒が必要感を実感できるかなど、たくさんの工夫があります。おそらく作成には相当な時間を費やしていると思いますが、生徒の健康を守るという養護教諭としての高いプロ意識を感じます。これからも保健室掲示板に注目です。

 

【保護者と学校の「これから」~PTA総会】

 22日(土)、授業参観に続いて「PTA総会」が開催されました。100名ほどの保護者の皆さんに参加していただきました。お忙しい中でしたが、本当にありがとうございました。総会では、昨年度の会務報告や決算・監査報告が行われるとともに、今年度の活動方針や予算案、役員案について審議していただきました。特に、今年度の活動方針においては、会則・内規について改正案が提示されました。これまでのPTA活動では、役員を無理やりお願いしたり、学校から依頼されることだけをこなしたりするような場面が多くあり、本来の目的(保護者と教師が協力して生徒の学校生活や家庭生活が豊かにしていく)からかけ離れてしまいました。そこで、「気軽に無理のない範囲で取組を進める」ことを重視することとし、委員会活動の組織を見直したり、生徒たちのために有志がアイディアを出し合って活動したりすることにしました。PTA活動については、長年にわたり明確な検証がされず、前年度踏襲が繰り返されてきた背景があります。ポスト・コロナの時代を迎え、新たな学校像を描くことが求められていることから、PTA活動についても見直しが図られ、新しい形でスタートを切ることを了解いただいたことは、とても意義深いと思います。気軽に無理のない範囲で、保護者の皆さんと連携・協働して生徒たちのために、各種取組を進めていきたいと考えています。お力添えをよろしくお願いします。

令和5年度PTA総会における校長説明要旨.pdf

 

【授業に臨む姿勢~授業参観】

 22日(土)に今年度最初の授業参観が行われました。「最初」ということで、学級担任が担当する教科等の授業が公開されました。各教室とも、多くの保護者の皆さんが参観に来られていて、授業に関して、とても高い関心をもっていただいていることが分かりました。学校生活の基盤は「授業」ですので、学校としても授業づくり、授業改善に力を入れていくのは勿論ですが、そこに保護者の皆さんの関心が加われば、学校にとって、これほど心強いことはありません。現在、全ての学校において、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指した授業が行われています。以前は、生徒たちにたくさんの知識を身に付けさせ、それをペーパーテストでアウトプットさせて、高得点を獲得すれば、それが「よい授業」として評価されていました。しかし、現在は、生徒たちが自ら課題を見出し、自己解決することはもといり、他者と連携・協働して課題解決を図り、解決した内容を実生活と結び付け、自身の生活をより豊かにしていく、そんな授業が「よい授業」とされています。保護者の皆さんから見て、本校の授業はどのように映ったでしょうか。生徒たちは主体的に授業に参画していたでしょうか。本校の教員はこれまで以上に「生徒が主語となる授業」の実現を目指して、日々研鑽を積んでいます。これからも授業に対する関心をもっていただくとともに、本校の教員の実践を応援していただけたらと思います。

 

【地域貢献~ボランティア部の活躍】

 21日(金)の放課後、ボランティア部が校舎の周りの歩道のごみ拾いに取り組んでくれました。当日は風が強く、ごみ拾いに適した環境ではありませんでしたが、大通りに面した歩道を担当するグループと、線路側の歩道を担当するグループに分かれて、一生懸命にごみを拾い、きれいな環境をつくってくれました。校舎の周辺の歩道は、本校の生徒たちが登下校に使うだけではなく、地域住民の皆さんにとっても大切な場所です。その場所をボランティア部が率先してきれいにしてくれています。みんなが使う場所をきれいにしようという思いで活動できるボランティア部は、本校の自慢であるとともに、地域にとってもかけがえのない存在であると思います。ボランティア部では、これからも様々な活動が予定されているようです。本校や地域の環境整備はもとより、地域の活性化にも力を発揮してもらえたらと思います。

 

【感謝~グランド等の整地作業】

 21日(金)の午前中に、「タカオ工業株式会社」の皆さんが来校され、グランドや駐車場など、重機等で整地作業を行っていただきました。この時期、毎年、「タカオ工業株式会社」の皆さんにお世話になっています。冬季間、雪に覆われていたグランドは、雪の重みや土に含まれる水分量などの影響で、かなり凸凹になっています。生徒たちの安全を考えると、とても使用できる状態ではありません。また、学校にある機械等で整地をするとなると、膨大な時間と経費が必要になります。実質、学校の力だけでは何もできません。そんな中、「タカオ工業株式会社」の皆さんが毎年、整地作業を行っていただくこと、本校にとってどれほどありがたいことか。5月からはグランドで保健体育の授業が始まります。また、新体力テストなどの実施も予定されています。安心・安全なグランドであれば、生徒たちは思い切り体を動かすことができ、運動の楽しさを実感するとともに、体力の向上も図れます。生徒たちに安心・安全な環境を提供していただいていること、未来社会を生き抜く資質・能力の育成に貢献していただいていること、「タカオ工業株式会社」の皆さんに心から感謝いたします。整地していただいたグランド、駐車場等、大切に使わせていただきます。

 

【チームになる~全校朝会】

 17日(月)に今年度最初の「全校朝会」が行われました。年度当初の職員会議で、今年度の全校朝会の予定が発表されました。全12回の実施が予定されており、そのうち「校長講話」が6回ほど計画されていました。校長は基本的に授業を担当しません。しかし、自分は元々、中学校の教員であり、授業をすることは嫌いではありません。全校朝会における校長講話の時間は、自分にとって貴重な授業であるとの認識をもって臨みたいと考えていました。そこで、最初の全校朝会において、「北中学校が目指す目標について考えよう」というテーマで10分間ほど、話をしました。各学級で学級目標が決まっていますが、チームとしてその目標を達成するためには、全員がその目標を共有することが大切であること、北中学校が目指す目標について、現在、生徒会書記局の皆さん、教職員の皆さんに考えてもらっていて決まり次第、発表すること伝えました(詳細は講話要旨のバナーをクリックして御覧ください)。初めて全校生徒を前にして話をしましたが、全員が顔を上げて聞いていました。中には、頷きながら聞いてくれる生徒もいました。そんな生徒たちを前に話ができること、幸せなんだと実感しました。

050417 全校朝会.pptx  (←全校朝会講話要旨)
 

【決意~部活動発会式】

 17日(月)の放課後、「部活動発会式」が行われました。14日(金)まで、第1学年の生徒は各部活動の様子を見学し、自身が所属する部活動を決めました。全ての部活動において、新体制による活動が始まります。会場の体育館に入ると生徒たちは部活動ごとに整列していました。無駄な話し声は一切聞こえず、少し緊張した空気が体育館を包んでいました。本会の担当者である舛田教諭から、生徒たちに対して激励の言葉を伝えるよう依頼されていたので、整然と整列した生徒たちの前に立つと、生徒たちの闘志や創造に満ちた表情が飛び込んできました。同時に、生徒たちの部活動に懸ける真剣な思いも感じ取ることができました。私からは、激励というより、部活動に臨むに当たり、支えてくれる人たちに常に感謝する気持ちをもってほしいという話をさせてもらいました。第1学年の生徒は部活動に入部するに当たり、相当の決意をしたと思います。そして、第1学年を迎え入れた第2学年、第3学年の生徒は、新チームとして、チームの目標を実現するために、こちらも相当な決意をしたと思います。全ての生徒たちが、自身の、そして、チームの決意の下、気持ちを合わせ活動に取り組み、試合や大会等を通して成長してくれたらと思います。「部活動発会式」の後、各部活動で初めてのミーティングが行われ、部活動に参加するに当たっての留意事項やチームの目標を共有しました。

 

【どこを選ぶか~部活動見学】

 10日(月)に生徒会入会式が行われ、その中で部活動紹介がありました。どの部活動も日常の練習や活動の中で、最もアピールできる場面を選択し、素晴らしいパフォーマンスを披露していました。そして、その日の放課後から「部活動見学」が始まりました。放課後の各部活動の様子を覗いてみると、たくさんの第1学年の生徒が見学に参加していました。中には、既に第2学年、第3学年の先輩と一緒に練習している第1学年の生徒もいました。見学をしている第1学年の生徒の表情は、とても興味津々という感じでした。先輩が激しく練習する姿を見て、「おー!すごい!」という声が聞こえたり、「自分はついていけるのか」、不安感いっぱいの表情が見られたりしました。後輩を迎え入れる第2学年、第3学年の生徒は、練習や活動について、懇切丁寧に説明したり、手取り足取りサポートしたり、模範を示したりしていました。どの部活動も後輩たちのために何ができるかを考えていることが伝わってきて、とてもよい雰囲気で「部活動見学」が行われました。第1学年の生徒は、14日(金)まで、各部活動を見学し、自分が入る部活動を決めます。じっくり見学して、自身の青春を打ち込める部活動を選択してほしいと思います。

 

【伝統の継承・発展~生徒会入会式】

 10日(月)に「生徒会入会式」が行われました。吹奏楽部の迫力ある演奏の中、第1学年の生徒たちが入場してきます。多少、緊張した表情の生徒も見られましたが、入場を見守る第2学年、第3学年の優しさが伝わったのか、第1学年の生徒たちの緊張が少しずつ解けていくのが分かりました。生徒会長の黒田夢美さんから「歓迎の言葉」が述べられました。北中生として自覚をもって行動すること、本式を部活動選択に役立ててほしいことなどが伝えられました。続いて、生徒会書記局から年間の学校行事の説明がありました。パワーポイントを活用した端的な説明でした。そして、各専門委員会から活動内容の説明がありました。ここでも、各委員長がパワーポイントを活用し実にコンパクトに活動内容等を伝えていました。第1学年の生徒たちから、「見通しをもって中学校生活が送れると思うので安心した」、「生徒会の組織に入って活躍してみたい」などの声が聞かれました。生徒会役員の相手意識を大切にしたプレゼンテーションの成果だと思います。次に、部活動紹介が行われ、7つの部活動が趣向を凝らしたパフォーマンスを披露しました。どの部活動も第1学年に積極的にアピールしていて、素晴らしかったです。第1学年の生徒たちは部活動選択に迷うことは必至だと思います。最後に、第1学年を代表して平間柚妃さんが「お礼の言葉」を述べました。不安が安心に変わったこと、仲間と協力して頑張っていきたいことなどを伝えてくれました。平間さんの言葉から、本式が大成功であり、北中の伝統が確実に引き継がれるとともに、更なる発展を予感させる式となったことが分かりました。

 

【相手意識を育む~集会指導】

10日(月)1校時、体育館で「集会指導」が行われました。本校においては、全校生徒による集会活動が年間を通して数多くあります。そのときに、当該の集会活動が円滑に行われるように、第1学年が入学して全校生徒が揃った段階でこの指導を行っています。私は初めてこの場面を見ましたが、とても印象的であったのが、第3学年のリーダーシップです。全校生徒が整列するときに、第3学年の整列する位置が基準になります。そのことを第3学年の全員が自覚していて、すぐに基準をつくってくれました。そして、最も感心したことは、全校生徒が登壇する人を尊重しようという相手意識です。登壇した人が、気持ちよく話をするために、どのような礼をするか、どのような姿勢で聞くかなど、相手のことを考えて行動していこうとする姿勢が全体から伝わってきました。振り返れば、始業式において、第2学年、第3学年の生徒たちに向けて話をしましたが、とても心地よかったことを思い出しました。相手を尊重する姿勢は、未来社会を生き抜く上での大切な力です。その力をしっかり身に付けている北中生は頼もしいですね。
 

【中学校生活スタート~第74回入学式】

7日(金)、釧路市立北中学校第74回入学式が行われました。54名の新入生が真新しい制服に身を包み、少し緊張気味に体育館に入場しました。学級担任の高坂義隆教諭と畠山雅春教諭が新入生一人一人の名前を呼び上げ、全員が力強く、はっきりとした声で「はい!」と返事をして、正面を向いて立ち上がりました。壇上からその様子を見ていましたが、全員がとても立派な姿であり、新しい北中学校の歴史の幕開けを実感できました。学校長式辞では、明確な目標をもち、その実現に向けて具体の戦略を描くこと、仲間同士が互いに認め合うことの大切さを伝えました(詳細は別添の「入学式式辞要旨」を御覧ください)。続いて、本校生徒を代表して第3学年(生徒会長)の黒田夢美さんが「歓迎の言葉」を述べました。先輩として新入生を温かく迎え入れる気持ちを表現するとともに、中学校生活の具体のイメージを伝えてくれました。最後に、新入生を代表して吉﨑寧音さんが「誓いの言葉」を述べました。学習や部活動、生徒会活動など、中学校生活で新しく始まる各種の取組に対して、常に前向き感をもって挑戦していくことを伝えてくれました。入学式に臨む新入生の姿を見て、教職員一同、第1学年の生徒たちの確実な成長を支え、伴走していこうとの決意を新たにしたところでした。

050407 式辞.pdf

 

【気持ちを込めて~入学式の準備】

6日(木)、着任式・始業式が行われました。着任式では、熊谷亮太教務主任が4月に本校に着任した教職員を一人一人紹介してくれました。そして、それぞれの教職員が自己紹介するとともに、本校で取り組みたいこと等について決意を述べました。その後、始業式が行われました。学校長式辞では、目標をもって努力することの大切さについてお話をしました(詳細は別添の「始業式講話要旨」を御覧ください)。第2学年、第3学年の生徒と初めて対面しましたが、全員が真剣に話を聞いていました。中には、うなずきながら聞いている生徒もいました。そんな生徒たちの姿に触れて、本校で仕事ができることの喜びを実感したところでした。
始業式の後、第2学年は第1学年の教室の飾り付けを行いました。そして、第3学年は体育館で入学式の会場設営に臨みました。教室の飾り付けにおいては、掲示板に色とりどりの造花が飾れるとともに、教科書や胸花などが机の上にきれいに並べられました。体育館の会場設営においては、壁を覆う紅白幕をチームワークよく張っていったり、新入生や保護者が座る椅子をきちんと整頓したりして着々と準備が進められていました。第2学年の生徒たちからは、「1年前、自分たちも温かく迎え入れてもらって嬉しかったので、今度は自分たちがその思いを伝えたい」などの声が、第3学年の生徒たちからは、「最高の環境で新入生を迎え入れて、北中を好きになってくれたらいいね」などの声が聞かれました。新入生を迎い入れるために一生懸命に作業に当たる第2学年、第3学年の生徒たちの姿を見て、気持ちが温かくなりました。

 

【学級担任(学年団)の思い~始業式前日の風景】

今年度は暦の関係で、とても慌ただしい年度始めになりました。3日(月)から新体制による各種の学校業務がスタートしました。6日(木)が始業式なので、特に学級担任(学年団)にとっては、学級開きまで3日しかありませんでした。しかし、その3日間も連日、朝から全体会議が入っており、とにかく多忙でした。5日(水)の夕方、校舎内を散策する中で、第3学年と第2学年、特別支援学級の教室を覗いてみました。きちっと整頓された机、椅子が並べられていました。ゴミ箱にゴミが入っていたり、床にゴミなどは落ちたりしていません。黒板のチョークを置くスペースに粉などはなく、きれいになっています。当日に配付するプリント類が整理されて台上に置かれていました。黒板には、進級を祝うメッセージが記され、座席表も示されていました。始業式当日の流れが分かるプリントが掲示されていました。あれだけ忙しい中で、いつ準備をしたのでしょうか。そして、準備作業の一つ一つに学級担任(学年団)として、生徒たちを迎え入れる思い(愛情)を感じました。どんなに多忙でも、生徒のことを真っ先に考えて各種の取組を進める、「生徒ファースト」のスタンスが北中に浸透していることを実感しました。